子どもの集中力を高める方法4選!目安と持続しない理由も併せて解説

子どもの集中力が続かなかったり、楽しそうな遊びを用意したのに、すぐに興味を失ったりするようなこともあるのではないでしょうか。
この記事でわかること
・子どもの集中力の目安
・集中力が持続できない理由
・集中力を持続させるための具体的な方法
子どもの集中力を理解することで、その特性に応じた対策を講じることができるようになります。また、子どもが自信を持って物事に挑戦できるようになるでしょう。
子どもの集中力を向上させる方法について知りたい方は、ぜひ読んでみてください。
記事のまとめ
- 子どもの集中力は「年齢+1分」が目安であり、脳の未発達や環境変化が集中力に影響する。
- 集中力を高める方法として、目標設定、環境整備、時間管理、好きな活動の推奨が有効である。
- 教育アプリ「カンガエMAX」を使えば、週1回30分の学習で子どもの集中力を効果的に伸ばせる。
子どもの集中力の目安
子どもが集中できる時間の目安は「年齢+1分」といわれています。
このため、子どもの集中力は大人よりも基本的に短いといえます。また、親が求める集中してほしい時間と、子どもが実際に集中できる時間にズレがあることで、親は子どもに対して「集中力が欠けている」と感じてしまうでしょう。
子どもの集中力が持続しない理由

子どもが集中力を持続できない理由はいくつかあります。単に本人にやる気がないと決めつけてしまうと、適切な対策を考えることができません。
集中力が持続しない理由を理解することが、効果的な改善策を見出すための第一歩となります。ここからは、子どもの集中力が続かない原因を4つ解説していきます。
脳が未熟だから
まず、子どもの脳が未発達であることを認識する必要があります。
特に、脳の大部分を占める前頭前野は集中力を司る部位で、10歳頃に大人と同じ大きさに成長するとされています。これにより、小学生の子どもが集中力を持続させるのが難しいのは、自然なことです。
前頭前野は、集中力のほかにも判断、創造、抑制、計画などの意思決定に関連する機能を担っています。このため、幼い子どもに計画性の欠如や判断力の不足、忘れ物の多さなどが見られるのは、ある程度仕方のないことと捉えるべきでしょう。
親はこの特性を理解し、子どもが困らないよう適切なサポートを行うことが大切です。
出典:脳の機能について:「人間らしさ」と運動を司る前頭葉②~前頭葉の障害について~ | 医療法人悠悠会リハビリテーションセンターいそ
環境の変化に影響されやすいから
子どもは環境の変化に非常に敏感であり、周囲の音や動きが集中力に影響を与えるといわれています。
たとえば、テレビの音や家族の会話、スマートフォンの操作音など、大人には気にならない刺激でも、子どもは集中力を途切れてしまいます。
このため、集中力が続かないことを子どものせいにするのは不適切であり、親は子どもの様子をよく観察して、集中できる環境を整えてあげることが必要です。
十分な睡眠が取れていないから
睡眠不足も子どもの集中力低下に大きく関係しています。
睡眠不足は、集中力の低下だけでなく、成長や健康にも影響をおよぼす重要な要素です。
日本小児保健協会の調査によれば、多くの子どもが夜22時以降に就寝しているため、必要な睡眠時間が確保できていません。
睡眠は、脳が情報を整理し、記憶を定着させるために不可欠です。また、子どもが十分な睡眠をとらないと、翌日の学習において注意力や集中力が不足しがちになります。
親は、子どもが快適に眠れる環境を整え、正しい生活リズムを作ることが大切です。これにより、集中力を高める基盤を築くことができるでしょう。
出典:睡眠不足や睡眠障害、子どもへの大きな影響 | e-ヘルスネット
不安を感じているから
子どもが心配ごとや不安を抱えていると、集中力を発揮するのは難しくなります。
子どもは感受性が高く、周囲の環境や出来事に敏感に反応します。友達とのトラブルや学校での悩みなどの小さな心配事も、集中力に影響を与えるでしょう。
心に不安があると、目の前の課題に取り組むことが難しくなるおそれがあるため、勉強や遊びに集中するためには、まずその不安要素を解消することが重要です。
何か気になることがあれば、親がじっくりと話を聞いてあげることで、子どもはあんしん感を得て、集中力を取り戻しやすくなっていくでしょう。
子どもの集中力を持続させる方法

子どもが大人に比べて集中力を持続するのが難しいことを理解したうえで、子どもの特性に合った具体的な対策を取り入れることが効果的です。
集中力を高めるためには環境の整備も重要ですが、大がかりな部屋のレイアウト変更をせずとも、ちょっとした意識づけによっても高い効果を発揮します。
ここからは、すぐに実践できる集中力を持続させる工夫を紹介していきます。
目標を決めて達成したら褒める
子どもに明確な目標を設定し、その達成を積み重ねることが、集中力を持続させるうえで重要です。
目標は子どもが無理なく達成できる範囲で設定することがポイントです。大きすぎる目標を掲げると、達成できなかった際にやる気を失ってしまいます。
そのため、小さな目標からはじめ、徐々にステップアップしていくことが効果的です。たとえば、「今日は算数の問題を5問解く」といった具体的な目標を立て、達成できたらしっかりと褒めることが大切になってきます。
成功体験を重ねることで、子どもは自信を持ち、集中力が向上するでしょう。成功体験が自信ややる気を育て、さらに学ぶ意欲につながります。
集中できる環境を整える
子どもが集中できる環境を整えることも大切です。
勉強する場所には、子どもの関心を引くものが少ない方がよいでしょう。おもちゃや漫画、ゲーム機などの誘惑を排除し、テレビの音や他者の話し声といった雑音を最小限に抑えることが大切です。
また、快適な室温や適切な照明も、集中力に影響を与えます。暑すぎたり寒すぎたりすると、子どもにとっては集中しづらい環境です。照明については、明るさが十分であることや、目に優しい光を選ぶことが重要です。
時間を決めて取組むようにする
時間を意識した学習法は集中力を持続させる効果的な方法です。
具体的には「○分間で終わらせよう」とタイマーを利用することで、集中と休憩を交互に行うリズムを作ります。この方法により、学習にメリハリがつき、集中力を高める習慣を身に付けることができるでしょう。
また、その日のゴールを設定することも効果的です。ゴールを設定することで、子どもはあとどの程度勉強すれば終わるかの見通しがつきやすくなります。あともう少しで終わることがわかれば、やる気と集中力を発揮し物事に取組むようになるでしょう。
好きなことをさせる
子どもの好きなことや興味のあることをたくさんさせることも、効果的な方法です。
子どもは自分が楽しめる活動に対して、自然と集中力を発揮しやすくなるでしょう。たとえば、絵を描いたり、ブロックで遊んだり、本を読むなど、子どもが興味を持つものを選ぶことがポイントです。
このような活動を通じて、楽しく学ぶ姿勢を育むことができ、結果として勉強やほかの場面でもその集中力が活かされるようになります。
子どもの集中力を高める工夫をしよう

子どもの集中力を高めるためには、まず子どもの特性を理解することが重要です。
集中力が欠けていることを子どものやる気のせいにしてしまうと、適切な対策をとることができません。この理解が集中力向上の第一歩となります。
子どもが興味を持つ活動をサポートし、達成可能な目標を設定することで、小さな成功体験を積むことができます。子どもは自信や高い集中力を身に付け、さまざまなことに挑戦するようになるでしょう。
ぜひ、本記事で紹介した内容を参考に、日常生活で役立ててみてください。