小学生が勉強しない理由とは？勉強しないときの対処法を5つご紹介！
小学生の子どもが勉強せず、不安になっている保護者もいるのではないでしょうか。
また子どもに勉強させたいけれど、どのようにすればよいかわからないという保護者もいるでしょう。
この記事でわかること
・小学生の子どもが勉強しない理由
・小学生が勉強しないことのリスク
・勉強しない子どもへの対処法
勉強しない理由を知ることで、勉強しない子どもへの対処法を把握できるため、子どもを勉強に向かわせることができます。
小学生の子どもに勉強させる方法について知りたい方は、ぜひ読んでみてください。
記事のまとめ
- 小学生が勉強しない理由として、遊びへの集中、勉強の強制によるストレス、内容の難しさなどが挙げられる。
- 勉強しないことは、進路の選択肢の減少や努力する力の欠如、将来の収入減少につながる可能性がある。
- 勉強への興味を引き出すため、短時間での学習や環境作りを行い、学習アプリの活用などで習慣化を目指すとよい。
小学生が勉強しない理由
小学生になった子どもは、学校でさまざまな授業を受けるようになります。
しかし、子どもがなかなか勉強せず、授業についていけなくなるのではないかと心配になる保護者もいるでしょう。
ここでは、小学生の子どもが自分から勉強しない理由を紹介します。
遊びやゲームへの関心が強く集中できないから
楽しい遊びやゲームを我慢して勉強を優先することは、子どもにとって難易度が高いことです。
多くの子どもは遊ぶことが好きなため、そばにゲームやマンガなどがあるとそちらに気を取られてしまい、勉強に集中できなくなってしまう可能性があります。
また、遊びを通して満足感や達成感を簡単に得られる経験をしてしまうと、もっと遊びたいという気持ちが強くなり、勉強に支障をきたすでしょう。
勉強を強制されストレスになっている
保護者が子どもに「勉強しなさい」と強制することが、子どもにとってストレスになり、勉強へのモチベーションをなくす原因になっていることがあります。
勉強を強制されることで意欲が湧く子どもは少なく、むしろやる気が失われてしまうでしょう。
勉強が難しくついていけないから
子どもは勉強が難しいと感じてしまうと、なかなか勉強しなくなるでしょう。これは、目標を達成するための難易度が高すぎて、子どものやる気が失われている状態です。
勉強しない場合、学習内容が子どものレベルに合っているものか、確認しましょう。
勉強の進め方がわからないから
学校での授業の理解度は、子ども一人ひとりによって異なります。子どもが理解できていないうちに、授業が先に進んでしまう場合もあるでしょう。その結果、子どもは勉強の進め方がわからなくなってしまい、勉強に苦手意識を持ちます。
このように子どもがどのように勉強を進めていけばよいかわかっていない場合も、勉強できなくなっていることがあります。
勉強しないことによるリスク
勉強しない子どもを放置すると、子どもの将来の進路や物事への取組み方に悪影響が出てしまうことがあります。
ここからは、子どもが勉強しないことで、生じる可能性のあるリスクを紹介します。勉強しないことが子どもにどのような影響を与えるか、把握しておきましょう。
進学先や就職先の選択肢が狭まる
子どもが勉強しないことで学校の成績が悪くなり、将来の進学先や就職先が限られるリスクがあります。
成績のよい子どもであれば、将来の進学先や就職先も、本人が希望するところを選べる可能性が高くなるでしょう。しかし勉強しない子どもは成績が悪くなりやすいため、選べる進学先や就職先の幅が狭まってしまうでしょう。
努力をする力が欠如する
勉強する際、わからないことがあれば調べて、理解できるようになるための努力が必要です。しかし勉強しない子どもは、やらなければならないことをやらない習慣が定着してしまいます。その習慣は、社会人になっても変化しない場合が多いでしょう。
そのため、将来仕事についても努力することができず、評価などが悪くなってしまうでしょう。
将来収入が少なくなる可能性がある
勉強しないまま子どもが育ってしまうと、将来得られる収入額も減ってしまう可能性があるでしょう。
勉強しない子どもは成績が悪くなり、進学にも影響を及ぼします。賃金は学歴によって変わるケースが多いため、進学できず学歴が低いと、収入も低くなってしまう場合があるでしょう。
子どもが勉強しない時の対処法
勉強しない小学生の子どもを勉強させるための対処法を5つ紹介します。
子どもに勉強してもらうためには勉強したいと思える環境を作ったり、保護者が積極的にサポートしたりする必要があるでしょう。子どもが勉強しなくて困っている保護者は、以下の対処法を参考に、子どもへの接し方や環境を見直してみてください。
時間を短く区切って勉強する
長く勉強させると、子どもの集中力が下がって、勉強自体が嫌いになってしまう可能性があります。子どもが集中して勉強するように、短い時間で区切って勉強させるようにしましょう。
大人の集中力が持つ時間は約90分とされていますが、子どもはそこまで長くは持ちません。小学1年生であれば10分～20分、小学3年生であれば30分～40分が集中力が続く限界でしょう。
勉強に集中できる環境を整える
子どもが落ち着いて勉強できるように、勉強に適した環境作りを心がけましょう。
ただし、どのような環境が勉強に適しているのかは子どもによって変わってきます。静かな環境でなければ集中できない子どもがいれば、逆に、少しくらい雑音があった方が集中できるという子どももいるでしょう。
勉強しているときに気になることはあるか、落ち着けると感じる場所はどこか、といったことを子どもに聞いて環境を整えましょう。
勉強のやり方を教える
子どもが積極的に勉強に取組めるように、どのように勉強を進めていけばよいのか、やり方を教えましょう。
たとえば、わからないことがあれば「わかりません」と正直にいうことや先生や親に質問すること、わからないことを調べる方法を教えます。答えを教えるのではなく、わからないときにどうすればよいかを教えることがポイントです。
毎日少し取組むようにして習慣化する
勉強しない子どもに、いきなり勉強させることは難しいため、毎日少しずつ勉強させ、習慣化させましょう。
勉強が嫌いな子どもであれば、最初は机に向かわせる時間を作ります。毎日、下校後や夕食前などに時間を決め、短時間でも勉強することを続けてください。子どもが短時間でも勉強することができたら、しっかり褒めてあげましょう。
スケジュール管理をする
子どもが勉強に疲れてしまわないように、保護者がスケジュールを管理してあげましょう。
子どもが疲れている状態で、勉強を長時間続けても学習の効率はよくなりません。また風邪を引くなど体調面にも影響が出てしまう可能性があります。
また、学校のほかに塾や、習いごとなどスケジュールを詰め込みすぎないように保護者がしっかり管理しましょう。
小学生が自主的に勉強するように工夫しよう
小学生の子どもは、なかなか勉強してくれないことがあります。子どもが勉強しないのは、勉強がわからなかったり、遊びやゲームに夢中になっていたりなどのさまざまな理由があるでしょう。
子どもがまだ小学生であることを理由に、勉強しないまま放置してしまうと、子どもの将来に大きなデメリットが生じるリスクがあります。
子どもがなかなか勉強してくれないときは、自主的に勉強してくれるよう子どもへの対応や環境を見直してみましょう。
