中学校にスマホ持ち込みはできる?メリット・デメリットや決めておきたいルールをご紹介

中学校へのスマホ持ち込みについて悩んでいませんか。
最近は多くの中学校でスマホ持ち込みが許可されていますが、中学生にスマホを持たせるのは心配という保護者もいるでしょう。
この記事でわかること
・中学校へのスマホ持ち込みの条件
・中学生にスマホを持たせるメリットとデメリット
・トラブルを防ぐために決めておきたいルール
中学生がスマホを持つことのメリット・デメリットを理解することで、子どもに合ったルール作りに役立てることができます。そして、スマホを持たせる際の不安を減らせるでしょう。
子どもにとって安全で適切なスマホの使い方を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
記事のまとめ
- 中学校でのスマホ持ち込みは、保護者の同意と学校の許可が必要で、利用ルールの設定が重要である。
- 中学生がスマホを持つことで、安全確認や緊急連絡手段、学習補助などのメリットが得られる。
- スマホ依存やトラブルを防ぐため、家庭内でルールを徹底し、フィルタリング設定を行う必要がある。
中学校は条件を満たせばスマホの持ち込みが可能
小中学校へのスマホ持ち込みは、2009年の文部科学省の通達により原則禁止とされていました。しかし、2018年の大阪府北部地震を契機に、災害時や犯罪発生時の緊急連絡手段としてスマホの必要性が認識されるようになりました。
そこで、文部科学省が有識者会議を立ち上げ、検討を重ねた結果、2020年8月に中学校に関しては一定の条件下でスマホ持ち込みを認めることになったのです。
スマホ持ち込みが禁止された2009年と比較して、中学生のスマホ所持率が上昇したことやスマホ機能が向上したことも背景にあります。
ただし、原則禁止の方針は維持されており、個別の状況や学校・教育委員会の判断に基づいて許可されることになります。
出典:学校における携帯電話の取扱い等について(通知)|文部科学省
中学校でスマホ持ち込みができる条件は?
中学校へのスマホ持ち込みは、紛失や盗難、SNSでの誹謗中傷など、さまざまなトラブルのリスクを伴います。そのため、スマホ持ち込みには、いくつかの条件が設定されています。
まず、子ども独自の判断で持ち込むことはできず、保護者の同意と学校の許可が必要です。その上で、文部科学省が示す以下のルールを守る必要があります。
1. 校内での管理方法や、紛失などトラブル発生時の責任の所在を明確にする
2. 保護者がフィルタリング設定を行い、不適切なサイトやアプリの利用を制限する
3. スマホの危険性や正しい使い方の指導を学校と家庭で適切に行う
これらの条件を満たすことで、中学校へのスマホ持ち込みが可能です。
出典:学校における携帯電話の取扱い等について(通知)|文部科学省
中学生にスマホを持たせるメリット

子どもにスマホを持たせるべきか悩んでいる保護者も多いでしょう。
しかし、中学生がスマホを持つことには、多くのメリットがあります。スマホは単なる通信機器ではなく、子どもの安全確保や学習支援にも役立つ可能性があります。
ここからは、中学生にスマホを持たせる主なメリットを紹介するので、確認してみてください。
居場所の確認ができる
中学生にスマホを持たせることで、位置情報共有アプリを活用して保護者が子どもの居場所を簡単に確認できるようになります。
現在地を把握できるだけでなく、過去の位置情報の履歴も把握可能です。これにより、通学時や部活動、塾通いで帰宅が遅くなる場合でも、子どもの安全を常に確認できるので、保護者はあんしんできるでしょう。
また、万が一のトラブル発生時にも子どもの足取りがわかるので、より迅速な対応が可能になるでしょう。
緊急時に連絡手段が確保できる
中学生にスマホを持たせれば普段の連絡だけでなく、緊急時の連絡手段としても機能します。何かあったら電話やメールなどを通じて連絡を取り合えるので、あんしん感が高まるでしょう。
そのほか、地震などの災害が起きた際は、位置情報の共有や災害用伝言板の利用により、家族間の安否確認も容易に行えます。
情報収集能力が向上する
スマホを使用すると、インターネットを通じてさまざまな情報を簡単に検索し、収集できるようになります。パソコンより手軽に調べ物ができるので、わからないことを自分で解決する習慣が身に付くでしょう。
また、上記は勉強にも流用できます。学校で学んだことを補完したり、より深く理解したりするために、学習内容をわかりやすく解説した動画の視聴にも活用できます。
中学生にスマホを持たせるデメリット

中学生がスマホを持つことには、メリットがある一方で、デメリットも無視できません。
スマホの利用にはリスクが伴い、使い方を間違えると、悪影響を及ぼしたりトラブルが発生する可能性があります。
子どもにスマホを持たせるか検討する際は、以下で紹介するデメリットも参考にし、考慮してみてください。
スマホ依存になる可能性がある
スマホは便利な反面、依存のリスクがあることを認識しておきましょう。特に子どもが好むようなコンテンツがスマホにある場合は、スマホを手放さなくなる可能性があります。
たとえば、動画視聴やゲームに没頭し、勉強が疎かになるケースが挙げられます。また、常にスマホを手元に置いていないと落ち着かない、睡眠時間が減るなど、生活リズムの乱れにつながるケースも見られるでしょう。
そのため、保護者が使用時間を管理するなどの対策が必要です。
スマホトラブルに遭う可能性がある
中学生にスマホを持たせる場合、さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性を想定しなくてはなりません。
誹謗中傷や炎上、個人情報の流出、自画撮り被害、著作権侵害など、トラブルの種類は多岐に渡ります。また、友達関係でのトラブルや、悪意のある人物との接触といったリスクもあるでしょう。
これらのトラブルを避けるためには、子ども自身がスマホの適切な使い方を理解し、安全に利用することが重要です。そのため、学校や家庭での指導が不可欠となります。
端末代機種代や通信費が発生する
中学生にスマホを持たせる際には、端末代金機種代金や通信費の発生を考慮する必要があります。端末機種代金や通信費が高額になると、保護者の経済的な負担となるので、端末機種や料金プランの選択は慎重に行うことが大切です。
また、動画視聴などでデータを使いすぎると通信速度制限がかかり、解除のための追加料金が発生する場合もあります。さらにゲームアプリなどへの課金も、思わぬ出費につながる可能性があるので注意が必要です。
スマホ持ち込みで決めておきたいルール

中学校へのスマホ持ち込みを検討する際は、事前に家庭でスマホの利用ルールを決めておくことが重要です。政府の資料でも、子どもとの話し合いによるルール設定を推奨しています。
ルールを守ることで、スマホのメリットを享受しながら、リスクを最小限に抑えることができます。
出典:学校における携帯電話の取扱い等について(通知)|文部科学省
家庭内で利用ルールを決める
家庭内で決めておきたい利用ルールは、たとえば以下のようなものが挙げられます。
・1日の使用時間を制限する
・食事中はスマホを使用しない
・自分の部屋への持ち込みは禁止する
・友達とのやりとり取りで個人情報や写真を送信しない
・SNSの登録やゲームの課金は保護者に相談する
これらのルールは、各家庭の実情に合わせて設定することが大切です。ルールを明確にした上で、それを守るよう徹底することで、安全で有意義なスマホ利用が可能になるでしょう。
スマホの利用制限をかける
スマホを安全に利用させるためには、利用制限を設定しておくことが不可欠です。有害なサイトやアプリへのアクセスを制限するフィルタリング機能は、子どもの安全を守る上で有効な手段となります。
多くの携帯電話会社で、フィルタリングサービスを提供しているので、契約時に確認することをおすすめします。しっかりとサービス内容を確認し、適切な設定を行うことで、安全なスマホ利用環境を整えられるでしょう。
スマホトラブルや炎上に注意する
スマホは手軽にコミュニケーションを取れる便利な機器ですが、スマホトラブルのリスクに注意が必要です。
インターネットは匿名で利用できるので、普段ならいわないような発言をしてしまい、人間関係のトラブルや炎上に発展するケースが少なくありません。
また、多くの見知らぬ人とネットワークを介しつながることが可能なので、写真や個人情報が流出したり悪用されたりする危険性もあります。
インターネットの向こうには人がいることを理解させ、インターネット上でのコミュニケーションにおけるマナーや、個人情報保護の重要性などをしっかりと指導することが大切です。
ルールを決めてあんぜんにスマホの持ち込みをさせてあげよう

保護者とのスムーズな連絡や情報収集などに役立つスマホですが、中学校のスマホ持ち込みを取り入れることは、メリットとデメリットが伴います。
トラブルを防ぐためには、家庭で利用ルールを設定することが重要です。また、子どもとのコミュニケーションを大切にし、スマホに関する意見や悩みなどを相談しやすくしてあげることで、よりトラブルの回避率が上がるでしょう。
子どもが安全にスマホを利用できるよう、保護者の方は適切にサポートしてあげてください。