【5教科対応】中1向けの自学ネタ28選をご紹介!ネタの選び方や自学の取組み方も解説

中1の自学ネタを探す際の方法やポイントをご存知でしょうか。本記事では、中1の科目別の自学ネタのほか、自学ネタの探し方や自学への効果的な取組み方などをご紹介します。中1の自主学習とそのネタについて疑問や不安がある方は、ぜひチェックしてみてください。

「中1の自学ネタには、どんなものがあるんだろう?」 「自学ネタって、どうやって選んだらいいのかな?」 このように、自主学習に臨む中学1年生やご家族の方には、たくさんの疑問や不安があるのではないでしょうか。

本記事では、中1の自学ネタについて、実際にどのようなものがあるかといった基礎知識に加え、自学ネタの見つけ方や自学への取組み方を紹介しています。

その知識をもとにすれば、子どもに合う自学ネタを見つけやすくなるため、お子さまがスムーズに自学に取組めるようなサポートができるでしょう。

中1向けの自学ネタについて知りたいと思っている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

目次

【国語編】中1の自学ネタ5選

中1のうちに、国語の基礎になる力をつけておくと、高校受験に向けての学習でも役立ちます。
語彙をふやす、文法力を身に付ける、読解力や表現力を養うなど、基礎的な力を伸ばすような自学ネタを考えましょう。

ここからは、中1の国語の自学ネタにできるものを5個紹介します。

教科書の文章を品詞分解してみる

人間や動植物から太陽光・電磁波、宇宙など広範囲の内容を含み、子どもが多様な事象に関心を持つきっかけとしての役割を担っています。

STEAM教育では、数理的思考の土台となる課題や法則に気づく力をScience(科学)で養います。子どもが数理的思考に苦手意識を持つ場合は、教師が実験やフィールドワークなどを行い、苦手意識を取り除くことが求められるでしょう。

本を読んで読書感想文を書く

国語では、文法の学習が非常に重要です。実際、学校の定期試験や高校の入学試験には、文法問題がつきものです。中1のうちから文法を学習しておけば、ほかとの差がつけられるでしょう。

具体的な文法の自学ネタとしては、教科書の文章を品詞分解してみることがおすすめです。自学ノートに文章を写し、単語ごとに区切って、名詞、動詞などの品詞ごとに分類します。

分類できたら、それぞれの品詞が文章の中でどのような成分になっているかを考えましょう。主語、述語、修飾語といった役割を考えることで、文法の理解が深まります。

新聞を読んで内容と感想をノートにまとめる

読む力と書く力の両方を伸ばすためには、新聞を読んで、その内容と感想をノートにまとめる自学ネタがおすすめです。

新聞の見出しを見て、気になる記事があれば内容をまとめ、それについての意見や感じたことを書きます。慣れてくれば、1記事につき10分程度で書けるようになるでしょう。書く力を伸ばすために、学校の先生や保護者に添削してもらうのもよい方法です。

また、新聞記事には中1では習っていない漢字もあります。知らない漢字を調べることで、語彙力を伸ばせる点でもおすすめです。

生活の中で見つけた熟語やことわざを見つける

身の回りで使われている熟語や、ことわざを見つけてまとめる自学ネタは、意味や用法が調べやすい点でおすすめです。慣れてくれば、10分程度で簡単にまとめられるでしょう。

具体的には、新聞やネットなどを調べて、気になる熟語やことわざをノートに書き出し、意味や用法を書き出します。ことわざ辞典などをランダムに開いて、面白そうなものをまとめるのもよいでしょう。

調べた熟語やことわざを使って例文を作るなど、応用範囲も広い学習です。

百人一首を覚える

百人一首は、一首が31文字と短いため、短時間で少しずつ古文を学習することができます。古文を苦手とする人は多く見られますが、中1のときから学んでおけば、高校受験に際しても困ることはないでしょう。

まず、百人一首から一首を選び、ノートに書き出します。単語の意味を調べ、使われている単語の品詞が何であるかをまとめましょう。最後に、歌全体を通しての意味合いや解釈を書きます。歌と意味をまとめて覚えることで、自然に古文を学べる方法です。

【数学編】中1の自学ネタ5選

数学の学習で大切なのは、基礎力をかためることです。苦手な単元や、学習したばかりで理解が十分ではない部分について、何度も練習問題を解きましょう。

問題をたくさん解くほか、見開き左ページに重要な事柄をまとめ、右ページでその事柄の練習問題を解くといったノートの書き方もおすすめです。

ここからは、中1の数学の自学ネタにできるものを5個紹介します。

正負の計算問題を100題やる

中学生以降、正負の計算は数学の基礎となります。中1のときに、正負の計算でミスをしない力をつけておきましょう。

計算問題は、数をこなすほど解くのに慣れて速度が上がり、間違いも少なくなります。教科書や問題集の計算問題を1日に100題ほどこなせば、計算力が身に付くでしょう。

方程式や関数の問題を作ってみる

方程式も、中学生以降の数学の基礎になる単元です。解けば解くほど慣れていくため、たくさん問題を解きましょう。また、関数も中2中3と進級するにつれ応用問題が出てくるため、中1のうちに基礎を固めておく必要があります。

方程式も関数も、問題の数をこなせば理解が深まるため、慣れてきたら、自分で問題を作って解いてみるのもよいでしょう。関数は式を見てグラフを書いたり、グラフを見て式を出したりといった練習も有効です。

授業で習った公式の解説を作る

授業で習った公式をノートに書き、自分なりの解説をつけることで、理解を深めることができます。数学の学習では、基本の公式を覚えることが必須なため、「こうやって覚えた」などの工夫や「公式の成り立ち」などをまとめて覚えましょう。

公式の意味を理解できれば、その後の勉強も取組みやすくなります。また、覚え方を意識してまとめることで、短時間で記憶、理解できるようになるでしょう。

平面図形の作図を5つする

平面図形についての理解も、数学の基礎となる重要な学習です。作図を繰り返すことで、図形への理解が深まります。

具体的には、図形の平行移動、回転移動、対称移動について、移動前と移動後の作図をする、垂線や垂直二等分線の作図をする、円の接線を引くといった作図を1日に5個こなしましょう。平面図形について、より理解できるようになります。

身の回りの割合や税率について調べてみる

「割合」の単元を苦手にしている人は、自学で克服することができるでしょう。身の回り のものについて割合を調べたり、買い物のときの税率について考えてみたりするのがおすすめです。

たとえば、「定価の〇パーセントが税金」「この肉のかたまりを○割くらいほしい」といった、身近にある「割合」を具体的な数字にしたり、分数や小数に変換して表したりしてみましょう。それらをノートにまとめれば、立派な自学ネタになります。

【社会編】中1の自学ネタ5選

社会は学ぶ範囲が広く、1つのテーマであっても、掘り下げ方次第で深いところまで学べるため、「自学ネタの宝庫」と言えます。中1のうちは、日本の地理や歴史を調べるのがよいでしょう。

ここからは、中1の社会の自学ネタにできるものを5個紹介します。

歴史上の出来事について時系列にまとめる

歴史を理解するためには、歴史上の出来事について時系列でまとめてみるのがよい方法です。好きな時代や、特に覚えたい年号が多い時代を選び、自分なりにノートにまとめます。

ページの左の方に年号を書き、右に出来事や人物を書いていきます。人物の似顔絵を描いたり、出来事を図やイラストにしたりして描き足すのもよいでしょう。

集中力を持続させるためにも、1時間半ほどでまとめるのがおすすめです。長い時代の場合は、節目を考えて何回かにわけるなどの工夫も、学習の一助になります。

現在の都道府県が作られた背景と過程を調べる

地理の自学ネタとしては、地形や気候といった自然環境を調べるほかに、歴史的な観点から地理を学ぶ方法があります。

現在の都道府県について、歴史の移り変わりの中で成立していった過程やその背景を調べることで、地方ごとの特色や魅力を知ることができます。

さらに、首都と地方都市との関係や地域が抱える問題などにも目を向けてみると、より深く学べるでしょう。

用語の意味についてまとめる

教科書に出てくる歴史上の「出来事」や「人物」から気になるものを選んで、詳しく調べましょう。対象になる用語が多いため、自学ネタを見つけやすい点でおすすめです。1日に1語ずつでも続ければ、毎日短時間の学習で歴史を学ぶことができます。

用語の意味を詳しく調べてまとめることで、単純に暗記するだけではなく、歴史の流れに沿って覚えられるため、歴史への理解も深まるでしょう。

世界のGDPランキングと国の特徴を併せてまとめる

地図帳やネットで世界のGDP(国内総生産)ランキングを調べてノートに書き出す学習です。ネットで調べる場合は、「GDP」「ランキング」で検索すればデータを見つけられます。

ランキングがわかったら、それぞれの国で特徴的な産業を調べてまとめましょう。その国の主要な企業を調べるのもよい学習です。

経済に影響を与えている企業についてもわかるため、世界経済の現状を学べます。

時事ニュースと歴史上の出来事を紐づけてまとめる

新聞から興味のある時事ニュースを1つ選び、内容をまとめ、少し前にそれに関連する出来事がなかったかを調べて紐づけしてみましょう。

また、災害や産業に関する話題の場合は、もっと歴史をさかのぼって、その地方でどんな産業が発達してきたのか、地理的な特徴はないか、といった点を調べるのも面白い学習です。

この学習方法では、日本を含む世界の歴史と時事ニュースを同時に理解できるようになります。

【理科編】中1の自学ネタ5選

理科は、自学ノートでまとめるのに向いている科目です。中1の理科では「光と音」「身の回りの物質」「生物の身体」など、身近なものについて学ぶため、自学ネタを探すのも難しくはないでしょう。

ここからは、中1の理科の自学ネタにできるものを5個紹介します。

出典:文部科学省|【理科編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説

野菜や果物を育ててみる

植物を観察するだけでも自学ネタになりますが、一歩進んで野菜や果物を育ててみるのも学びにつながります。

自分の好きな食べ物に使われている食材は何かを調べ、その生態をまとめてみるのもよいでしょう。調べるだけでなく、実際に育ててみれば、成長のしかたや自然な状態での様子を知ることができます。

その食材が、ほかにはどんな料理に使われているかを調べるのもよいでしょう。調理方法や相性のよい食材を知ることで、理科以外の科目の自学ネタにも応用できます。

光の屈折と反射を家で作り出してみる

光の屈折や反射の様子は、身近なものを利用して簡単に観察できるため、自学ネタとしておすすめです。

光の屈折は、グラスに水を入れ、ストローを斜めにさすことで簡単に観察できます。水面で折れ曲がって見えることを確認し、入射角・反射角も測定します。

光の反射の観察は、鏡と懐中電灯があれば可能です。部屋を暗くして白い壁に向けて懐中電灯をつけ、鏡を光が通っているところに置いて、どのように反射するかを観察します。入射角・反射角を測って、同じ値であることを確認するとよいでしょう。

いずれの実験も、図やイラストを入れるとわかりやすくなります。

糸電話で会話してみる

糸電話で会話すると、音の伝わり方を簡単に体験できます。

使い捨てのコップを2個用意し、長い糸をコップの底に通してつなげます。コップを通して話し、もう片方のコップで聞くことによって、音が糸を伝わって届いていることが実感できるでしょう。

また、糸の長さや張り具合を変えることで、音の伝わり具合がどう変化するかなどを調べるのも面白い学習です。

実験の様子を絵と文字でまとめてみる

理科の授業では、植物の観察や実験の様子など、ノートにまとめて見返すことで理解できる項目がたくさんあります。

授業で実験をした際には、自分の目で確認したことを絵と文字でまとめる学習を自学ネタにしましょう。教科書の図版なども参考にして、実験で観察したことを自分の絵と文字で書きます。実験の振り返りもでき、内容も覚えやすくなる学習方法です。

水を使って実験してみる

水を使った実験ならば、家でも簡単にできるため自学ネタにおすすめです。

洗面器やボウルに水を張り、好きな形に切った発泡スチロールを浮かべます。裏側や端の方に食器用洗剤を塗ると、発泡スチロールの形や塗った場所によって動きが変わります。水の表面張力の働きを確認できる実験です。

ほかにも、水を入れたコップにフタをして逆さにする実験があります。フタに使うものを、いろいろ変えて、水がこぼれるかどうかを調べてみましょう。

【英語編】中1の自学ネタ5選

英語力を伸ばすためには、まず語彙力が必要になります。

中1の段階では知っている英単語や熟語の数も少ないため、それを充実させるのも自学ネタとしておすすめです。語彙が増えれば、英作文も書きやすくなるため、英語への理解が深まるでしょう。

ここからは、中1の英語の自学ネタにできるものを5個紹介します。

毎日英語で日記を書く

毎日、英語で日記を書くようにしましょう。いま興味を持っていることや身の回りのことなど、日常生活の中から題材を選びましょう。文の長さは短くても構いません。

単語や文法は、自分が知っている範囲のものを使うだけで十分です。習った文法を復習できるほか、日常的に使う英語表現の学習にもなります。

長文を品詞分解してみる

教科書や参考書から長い文章を選び、ノートに書き写します。単語ごとに品詞を調べて書き込めるよう、単語の上下にスペースを取って書くとよいでしょう。

文章の意味を理解しやすくするためには、鍵になる動詞を見つけることが重要です。動詞を見つけたら、原形・現在形・過去形といった変化形を調べてノートにまとめておきましょう。英文和訳がしやすくなり、文法の学習にもなります。

文法についてまとめる

学校で習った文法を復習することで、英語の理解が深まります。

「be動詞」「一般動詞」「助動詞」「進行形」「命令文」などの項目それぞれについて、どのように使うかを書き、動詞ならば現在形、3人称単数現在形、過去形などの表にして、併せてまとめます。

それぞれの例文を作るのも、英作文の練習になるよい学習です。

英語の映画や音楽でリスニング練習をする

英語に慣れるには、リスニング練習も重要です。英語の映画や音楽の歌詞、英語の動画サイトを視聴し、聞き取れたフレーズや新しく知った英単語などをノートに書き出します。

英語を聞き取れたら、次はその表現を自分でも口に出してみましょう。繰り返し聞いて、自分でも話すことで、発音やアクセントが身に付けられます。

自分に関するクイズを英語で作る

英語の語彙が増え、文法の学習が進んだら、英語でクイズを作ってみましょう。自分自身のことに関するクイズを作ると、解答が英語での自己紹介になるため、英会話の学習にもつながります。

クイズを作ったら、時間を置いてから自分で解いてみることが大切です。使った単語や文法がしっかりと身に付いているかどうかを確認できます。

【10分でできる】中学1年生の自学ネタ3選

毎日自学をするには、短時間で終わらせる工夫が必要です。だらだらと勉強することは、集中力が切れ、飽きてしまう可能性があります。

継続して学習するためにも、1回につき10分程度で終わる自学ネタを探すことが重要です。

ここからは、10分程度で終わる自学ネタを3個紹介しましょう。

英単語と意味を紙に書き出す

英単語を覚える基本的な方法は、単語と意味を書き出してまとめることです。英単語の学習には単語帳を使いましょう。授業で新しく習った単語とその意味を単語帳に書くことで、記憶しやすくなります。

単語帳のメリットは、英語と日本語のどちらからでも見返して学習できることです。空き時間に気軽に見返して、英語の語彙力を伸ばせます。また、自学としても、その日に習った単語を書いて確認するだけの作業になるため、10分程度でこなせるでしょう。

間違えた単語のオリジナル辞書を作る

間違えて覚えてしまった単語を書き出し、正しい意味を書いて、オリジナルの「間違いチェック辞書」を作りましょう。英語の単語・熟語や国語のことわざの意味に限らず、社会や理科の用語でも同じ学習ができます。科目ごとに作るのがおすすめです。

自分でオリジナル辞書を作って何度も見返すことで、正しい意味を自然に覚えられます。また、苦手な単語や用語を集中して振り返ることができるため、テスト対策としてもおすすめです。

古文をノートに書き写して品詞分解する

古文が苦手な人には、教科書の文章をノートに書き写し、品詞分解して学習する自学ネタがおすすめです。コツは、2行置きに書き写すことです。この書き方にすれば、本文の右側に品詞やその活用、左側に意味を書き込むことができます。

文章をそのまま書き写すことで意味が読み取りやすくなり、単語のつながりもわかりやすくなります。また、一度ノートを作れば見返して学習できるため、自学の時間を短くすることもできるでしょう。

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中学1年生におすすめの自学ネタの選び方

自主学習は、勉強を習慣付けるためにするものです。予習復習はもちろん、その他の学習をするにしても、継続して取組むことが大切になります。

ここでは、中1におすすめの自学ネタの選び方を紹介します。自学ネタを探すのが難しいという方は、以下の項目を参考にして、自分に合った自学ネタを見つけてください。

自分の興味があることから選ぶ

楽しく取組むことができれば、毎日の自学も苦にはなりません。興味があること、好きなことから自学ネタを選んでみましょう。

教科書の内容だけではなく、好きな漫画やよく遊んでいるゲーム、テレビ番組の中にも自学ネタが隠れています。

身の回りのことで言えば、飼っているペットを観察したり、夕飯の料理の食材について調べたりすることも、自学ネタになるためおすすめです。

「なぜ?」を自学で解決してみる

身の回りから自学ネタを探すためには、「なぜ?」という意識を持って周囲を観察することが大切です。「なぜこうなるのか?」や「なぜこうするのか?」という視点から普段の生活を見るだけで、自学ネタを見つけられます。

学校の授業だけではなく、テレビのニュースやクイズ番組、新聞記事からも「なぜ?」は見つけられます。

「なぜ?」と思うことを見つけたら、積極的にメモしたり、ノートに書き出したりしましょう。その中から面白いと思った事柄を掘り下げて調べれば、積極的に学習できます。

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中学1年生におすすめの自学への取組み方

自主学習は、やり方次第で効果が違ってきます。成績のよい子どもは、適切な方法で自学に取組むことで、効率的に学習の成果を上げる傾向があります。

「周りの目」がある環境でやる

学校での授業のように「周りの目」がある環境には、学習に集中しやすくなるという利点があります。周囲の人が真剣に授業に取組んでいるのに、自分一人が怠けることはできません。むしろ、「自分もやらなければ」と集中する人も多いでしょう。

家での学習の場合、「周りの目」がないため、集中力が途切れがちになります。手の届くところにスマホや漫画があれば、簡単に息抜きもできてしまいます。

集中して学習するためには、環境作りが大切です。図書館や自習室など「周りの目」がある場所にいく、家ならば、スマホなどの気が散るものを別室に置いておくといった工夫をしてみましょう。

ノートの取り方を工夫する

学習を効率的に進めるためには、ノートの取り方も重要です。

科目ごとにノートをわけるのはもちろん、間違えた問題を解き直す、単語や用語を調べてまとめる、演習問題をこなす、といった用途別でもノートをわけましょう。

ノートをわけることによって、頭の中を整理でき、自分が立てた目標が達成できているかを確認しやすくなります。

ノートを取る際には、適度な余白を作っておくことが大切です。気づいたことや、後から学んだことをいつでも書き足せるようにしておきましょう。

わからないことが出てきたら付箋に書いて貼っておき、学校で先生に質問するのも有効な方法です。

アウトプットの量を意識する

自主学習では、インプットとアウトプットの量の調整が必要になります。学習全体の量を10とした場合、インプットに3、アウトプットに7の割合で学習すると、効率よく学習を進めることができます。

数学の場合は、公式や解法を覚えるのがインプット、実際に問題を解くのがアウトプットです。アウトプットの時間を多めに意識して学習することで、自力で問題を解く力が身に付き、成績を上げることができます。

社会や英語など、暗記する事柄が多い科目でも、インプットとアウトプットの比率は変わりません。用語や単語を覚えることがインプット、問題集などを解いて確認することがアウトプットです。

答えを口に出したり、人に説明したりすることで、アウトプットの効果が上昇して記憶が定着するため、周りの人と問題を出し合う方法も効果があります。

自分に合った自学ネタを見つけよう

自主学習は、学習の習慣づけや成績の向上のために、重要な学習方法です。自学ネタで悩むこともあるでしょうが、学校の授業内容だけではなく、身の回りの物事を注意深く観察することで、さまざまな題材が見つかります。

また、自学の大切なポイントは「継続して学習すること」です。1つのテーマについて10~15分ほどで終われれば、飽きることもなく、毎日学習できるでしょう。

身の回りにある「好きなこと」や「興味のあること」を積極的に見つけて自学ネタとして取入れながら、毎日楽しく学習しましょう。

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