面白い自学ネタ6選!ネタが尽きたときの5つの対処法やネタを探す3つのコツをご紹介
自主学習のネタを決める際のポイントや見つけ方のコツはご存じでしょうか。本記事では、自学ネタが見つけられないときの対処法や、面白い自学ネタの具体例などをご紹介します。自学ネタの決め方について疑問や不安があれば、ぜひチェックしてください。
「自主学習って、どんなことをしたらいいのだろう?」
「自主学習のネタが、なかなか決まらない」
「面白い自学ネタって、具体的にはどんなものかな」
自主学習の宿題を前に、こんなふうに悩む子どもや親は多いのではないでしょうか。
本記事では、自主学習のネタを探すときに押さえておきたいポイントに加え、探し方のコツやネタに困ったときの対処法について紹介しています。
この記事を読むことで、子どもが自分で自学ネタを探す方法や、具体的な自学ネタがどんなものなのかが把握できます。その知識をもとにすれば、面白い自学ネタを見つけたり、自主学習で楽しく学んだりできるようになるでしょう。
自学ネタの見つけ方に悩んでいる方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
面白い自学ネタを探す「3つ」のコツ
自主学習、いわゆる「自学」は子どもが自分でテーマを決めて学習するため、得意分野の成長や不得意分野の克服に役立ちます。また、好きなことを学べるため、学習を習慣付けられるようにもなるでしょう。
しかし、面白い内容でなければ、子どもも積極的に学習する気持ちになれません。ここではまず、面白い自学ネタを探す「3つ」のコツをご紹介します。
授業の内容から探す
その日に習ったことの復習、翌日の授業のための予習のなかに、たくさんのネタが隠れています。授業内容を確認することになるため、成績向上の一助にもなるでしょう。たくさんの科目からネタを探すことができるのも特徴です。
予習復習だけではなく、テストの見返しも自学ネタにすることができます。間違えた箇所をもう一度解いて理解するのは、とても大切なことです。
本の内容から探す
本は情報の宝庫です。学校の図書室や地域の図書館などで手軽に読むことができるため、ネタも探しやすいでしょう。
また、ネタを探すために多くの本を読むことで、読書好きな子どもに成長する可能性があります。
インターネットで検索する
「自学」「ネタ」などで検索すれば、さまざまなWebサイトが出てきます。ネタそのものの例もたくさん見つかるだけではなく、自学の方法についても書かれていることが多いため、すぐに実践できるでしょう。
【3年~6年生向け】自学のおすすめテーマ
「自学」は自主学習であるのと同時に、自由な内容を学べる学習だともいえます。子どもが好きなことを自由に学習できるようなテーマを探しましょう。
以下では、3年生から6年生までの学年別におすすめの自学テーマの例をご紹介します。
【小3向け】自主学習の面白いテーマ
「絵からどのように変化して漢字になったか」「季節(春夏秋冬)がついた言葉を集めよう」といったテーマは、国語への興味を育ててくれるでしょう。絵や写真を取入れて、ノートをまとめる楽しさもあります。
算数の教科書でも取上げられている面白いテーマとして「まほうじん」があります。例題を解くだけでなく、自分で魔方陣作りに挑戦するなど、学習を発展させられるテーマです。
小3の社会では人々の生活について学ぶため、テーマも自分たちの生活のなかから探してみるとよいでしょう。「冷蔵庫がない時代の暮らし」「昔の洗濯の方法」など、身近なところに面白いテーマがあります。
理科は「電気を通すものはなにか」など、身近なもので実験できるテーマがあります。生き物が好きな子どもであれば、「昆虫の観察」などもよいでしょう。
小学校3年生の外国語(英語)学習の目的は「英語に親しむ」ことであるため、「英語の絵本を読む」といったテーマで自学ができます。親が読み聞かせたり、漫画のキャラクターを使った絵本を活用したりする方法もおすすめです。
【小4向け】自主学習の面白いテーマ
2年生で160字、3・4年生で各々200字の新しい漢字を学ぶため、4年生になる頃には漢字が苦手な子どもも増えてくるでしょう。そのため、自主学習は「漢字の練習」がおすすめです。予習復習のほか、「去年の夏に習った漢字」などのテーマを決めると飽きずに学習できます。
「教科書の問題を解く」のは算数の自学テーマとして基本的なものです。何度も繰り返して解くことで実力が身に付きます。「制限時間内に何問解けるか」といった要素を取入れれば、面白みが出て楽しく学べるでしょう。
4年生の社会では3年生に引き続き、身近な生活について学習するため、「地図を書くこと」をテーマにすることができます。地図を完成させることで達成感が得られ、「友達の家までの地図」といった条件をつけることで面白いテーマになります。
理科の自主学習では「星座を調べる」などが面白いテーマです。実際の夜空を観察するほか、星座の形や明るさ、成り立ちや伝説を調べることで楽しく学べます。
3年生の英語の自学テーマとして「英語の絵本を読む」を挙げましたが、4年生ではそれを一歩すすめて「気になる単語の意味を調べる」というテーマがいいでしょう。単語の意味を自分で調べることで、英語が自然に身に付きます。
【小5向け】自主学習の面白いテーマ
5年生になると使える漢字も増えるため、国語の自学テーマとして「四字熟語」を学びましょう。教科書に出てくる四字熟語だけではなく、「数字の入った四字熟語」などのテーマを決めると面白くなります。
算数の授業に遅れを感じたら、自主学習で補うことができます。子どもが気に入るデザインのドリルを選べば、やる気を持って取組めるでしょう。
5年生の社会は、学ぶ範囲が全国に広がるため、好きな都道府県を選んで調べるといった自学テーマがおすすめです。地方の料理や伝統行事など、子どもが面白いと思えるテーマを選ぶとよいでしょう。
4年生の理科では「天気を観察」するだけでしたが、5年生は「天気の変化」について学習します。自主学習で雲の種類、天気図の記号などに学習を広げることもできます。
高学年の英語学習では、実際のコミュニケーションで活用できる基礎を身に付けることが目標です。自主学習でも「英語での挨拶」をテーマにすると、家族や友達と一緒に気軽に学ぶことができます。
【小6向け】自主学習の面白いテーマ
6年生は語彙が増えてくるため、自主学習で「ことわざ」を取上げるのがおすすめです。教科書やテレビなどで知ったことわざの意味を調べるほか、ことわざを使った例文を考えるのも面白いでしょう。
「図形の面積を出す」のは、算数の応用力を高められるテーマです。市販の問題集の問題を解くほか、算数が得意な子どもならば高校生向けの数学雑誌で学ぶのも、クイズのような面白さがあります。
6年生になると歴史が学習範囲に入ってくるため、「昔の人の生活について調べる」のを自学テーマにすることができます。ひとつの時代について掘り下げる、題材を決めて歴史的な移り変わりを調べるなど、学習範囲を広げられるテーマです。
6年生では図鑑を使って、「昆虫の生態」をテーマにするのがよいでしょう。「身近な動物の飼い方」を調べたりするのも面白いです。
英語の自主学習では、今までのテーマをより発展させます。絵本ではなく、「簡単な英語の小説」を読み、気になる単語やことわざ表現などを調べるのです。英語と日本語で同じ意味のことわざがあるか、といった発展的な学習もできます。
【5選】面白い自学ネタが無くなったときの対処法
子どもの学びのために重要な自主学習ですが、最初のうちはネタを探すのに困るかもしれません。慣れてきても、面白い自学ネタが尽きてしまうことがあります。そんなときは親が声かけをして、ヒントをあげましょう。
ここでは、自学ネタを見つけられなくて困ったときの対処法を5点ご紹介します。
自分の好きなことから探す
子ども自身が好きなことから自学ネタを探すと、スムーズに見つけやすいです。
まずは、勉強関係にかぎらず、子どもの好きなことをノートに書き出させてみましょう。アニメや漫画、ゲームのことなどでも構いません。「このキャラクターが好きな果物は、どこで取れるのかな?」といったヒントを出してあげると、ネタを見つけるきっかけになります。
興味のあることから探す
「好きなこと」と同様に、どんなにつまらなく思えることでも構わないため、興味のあることをノートに書き出していく方法です。
たとえば「おとなりの犬はいつも吠えている」ことが気になるのであれば、そこから「なぜ犬は吠えているのか」「吠えやすい犬と静かな犬の違いは」などの自学ネタを引き出してあげられるでしょう。
「なぜ?」と思ったことから探す
自学ネタを見つけるためには、普段から「これはなぜ?」という視点で物事を見ることが大切です。日常生活のなかにも、たくさんの自学ネタがあることに気づけるでしょう。
「早起きはなぜ身体にいいの?」「炊飯器はどうやってお米をごはんにするの?」などの疑問が出たときに書き出しておけば、そこから掘り下げていくことができます。
TVのニュースから探す
TVからはたくさんの情報が流れてきます。自学ネタを、ニュースやクイズ番組から探すのもおすすめです。
知らない言葉が出てきたらノートに書き留めて調べる、クイズ番組の質問に答えてみるといった形で自主学習を進められるでしょう。
通信教育もおすすめ
低学年のうちは、どうしたら自学ネタを見つけられるのかで悩んでしまう子どももいるでしょう。好きなことを学習につなげられない、視点の切り替えがうまくいかないという場合もあります。
どうしても自学ネタを見つけられないときには、通信教育もおすすめです。
簡単にできる面白い6つの自学ネタ
自学のテーマ決めはコツがいるため、自学に取かかることすらできず悩んでしまう子どもも多いでしょう。
ここでは、簡単にできて面白い6つの自学ネタを具体的にご紹介します。テーマを決めるときの参考にしてみてください。
ランキングを作ってみる
自分の興味があること、面白いと感じたことに関係する事柄を選び、それに添ってランキングを作ります。
国語ならば「画数の多い漢字ランキング」、理科や社会ならば「都道府県別なんでもランキング」(人口や面積など)といったテーマで調べれば、楽しく自主学習ができるでしょう。
宇宙について調べる
「宇宙」のように、まだまだわからないことが多い事柄について調べるのもおすすめです。宇宙人やUMA(未確認生物)に興味を持っている人は多いでしょう。
また、身近にあっても謎が多い「都市伝説」について調べるのも面白い自学ネタになります。地域の生活について新しい発見ができるかもしれません。
さまざまな種類の折り紙を作る
いろいろな折り紙を折ることも、自主学習のネタになります。折ったことのない折り紙を折ってみる、大きさの違う折り紙で同じ作品を折る、といった内容で完成した作品をまとめれば、立派な自主学習です。
折り紙は、忍耐力や集中力を高める効果があるだけではなく、小さな子にとっては手先のトレーニングにもなるため、おすすめの自学ネタといえます。
自分でクイズを作ってみる
クイズ番組やなぞなぞが好きならば、自分でもオリジナルのクイズを作ってみましょう。
動物が好きなら「いちばん速く泳げる魚は?」、乗り物が好きなら「いちばん長い鉄道の路線は?」というように、好きなこと、興味があることに関連したクイズならば楽しく作ることができます。歴史や算数など、勉強にからめた内容にしやすいことも、おすすめの理由です。
教科書の内容を要約してみる
授業ではわからなかったこと、もっと知りたいことなどを自分なりにまとめてみるとよいでしょう。蛍光ペンやマーカーを使ってカラフルにする、オリジナルのイラストを入れるなどの工夫をすれば、自分だけの特別な教科書を作ることができます。
気になる英語を書き写してみる
「英語を書き写す」のは、英語力を上げるのに効果的な自学ネタです。英語の教科書や簡単な物語などをノートに書き写しましょう。
書き写すときにわからない単語を書き留めておき、後から単語を調べれば、単語力のアップにもつながります。慣れてきたら、英字新聞などの長い文章にも挑戦することで、文法力も鍛えられます。