【幼少期がおすすめ】非認知能力を伸ばす習い事9選!選び方や子どもと決めておくべきことをご紹介
子どもの習い事を選ぶ際、非認知能力の伸びしろによい影響を与える選び方はご存じでしょうか。本記事では、非認知能力を伸ばす方法や、そのための習い事の選び方のポイントなどをご紹介します。習い事の選び方について疑問や不安があれば、ぜひチェックしてください。
「非認知能力って、どういうもの?」
「小さいときから伸ばしてあげないといけないの?」
「どんな習い事をさせれば、非認知能力を伸ばせるの?」
小さいお子さまをお持ちの親御さんであれば、教育について、このような疑問や不安を抱いたことがあるのではないでしょうか。
本記事では、非認知能力についての基礎知識に加え、非認知能力を伸ばすためには具体的にどうすればいいか、何に気を付けたらいいかといったポイントを紹介しています。
この記事を読むことで、非認知能力を伸ばすのに適した習い事やその選択方法について知ることができます。
その知識をもとに、お子さまに合った習い事を選べるため、非認知能力の伸ばし方について不安がある方でも、あんしんして習い事選びをはじめられるでしょう。
お子さまの非認知能力を伸ばすための習い事選びに悩んでいる方は、ぜひこの記事をチェックしてください。
非認知能力を育てるなら習い事をさせるのがよい理由
IQや成績といった数値で表すことができる認知能力(学力)の基盤となるのが、非認知能力です。非認知能力は幼少期に土台が作られるといわれています。
子どもは日々の生活、友達や家族とのふれあいなどからさまざまな情報や知識を吸収して成長しますが、そのなかでも習い事は吸収のチャンスです。
集団での習い事は周囲との関わり方を学べるため、コミュニケーション能力が育ち、長く続ければ、失敗を成功の糧とする力や継続力、忍耐力を伸ばすことができるでしょう。
コミュニケーションなど人間関係に関する能力、忍耐力など自己の成長につながる能力、いずれも非認知能力のひとつです。
従って、非認知能力を育てるには、習い事が効果的であるといえるでしょう。
非認知能力が注目されている理由
グローバル化や情報化社会への変質など、現代社会は急激な変化のときを迎えています。学歴が重視されがちだった今までの社会とは構造そのものが変わりつつあり、学力やIQといった数値で表されるスキルだけでは生き抜けなくなっています。
非認知能力が注目されているのは、こうした新しい社会構造に対応するためでしょう。
文部科学省も「幼児期の終わりまでに育ってほしい幼児の具体的な姿」として「自立心」「協同性」「豊かな感性と表現」といった能力を挙げています。いずれも「生きる力」や「汎用的な能力」であり、非認知能力に含まれる能力です。
【9選】非認知能力を伸ばす習い事
非認知能力を育てるには、幼少期の習い事が非常に重要ですが、子どもが興味を持つかどうかという点が大切です。その子どもに合った習い事をするのでなければ、モチベーションも上がらず、伸びるはずの能力も先細りになってしまいます。
では、どのような習い事が非認知能力を伸ばせるのか、具体的に見ていきましょう。
ボーイスカウト
「ボーイスカウト」は、異なる年齢の子どもたちでグループを作り、リーダーを決めて活動します。グループ活動のなかで、自主性、協調性の大切さ、社会性について学べるのです。
また、野外での活動がメインであるため、成功も失敗も含め、多くの物事を体験できます。「自然と生きる力」を身に付けられるので、非認知能力を伸ばすのにおすすめの習い事といえるでしょう。
料理
「料理教室」では、料理の作り方だけでなく、食に関する知識も学べます。料理を作り、それを「おいしい」と食べてもらうことで思いやりの心が育つでしょう。
教室では、調理器具やガスコンロの高さ、大きさなどが子どもに合わせて作られています。子どもがメインで料理をすることにより、指先を使ったり、調理の段取りを決めたりする力が身に付くため、非認知能力を伸ばすのにおすすめです。
総合型スポーツ
「総合型スポーツ」とは、単一の種目ではなく、いろいろな競技を経験させる習い事です。
チームメイトがいるスポーツを経験することで、コミュニケーション能力の大切さを学び、協調性も向上します。また、試合で負けたときは次に勝つ方法を考え、勝てるまで頑張るといった力が自然に身に付きます。いずれも非認知能力を伸ばすために必要な力であるため、おすすめの習い事です。
水泳
「水泳」は個人競技であるため、コミュニケーション能力とは無縁と思われがちですが、ほとんどの水泳教室は集団指導のことが多いです。グループで学ぶ環境であるため、自然に協調性や社会性が身に付きます。
また、自分の記録を伸ばすという目標を持てれば、集中力や記録更新をめざして頑張る力も必要になるため、非認知能力を伸ばすのにおすすめです。
合気道
「合気道」は格闘技ではありますが、「争わない」ことが特徴です。
他者と競い合うことよりも、自分自身の成長に重点を置いているため、自分の能力を伸ばすやり方を自主的に学んでいくことができます。
これも、非認知能力を伸ばすためには大切なことです。
また、3歳程度であれば入門できる道場が多いため、小学生に上がる前から習い事をさせたい方にもおすすめです。
ダンス
小中学校で「ダンス」の授業があることや、動画サイト、SNSの普及により、ダンス人口は増加しているといわれています。
ダンスによって学べるのは、クリエイティブな創造力のほか、多人数で周囲と合わせて踊るための協調性や身体表現でコミュニケーションを取る能力です。どれも非認知能力を伸ばす効果があります。
楽器
「楽器」の習い事というと、ピアノやバイオリンなどの弦楽器、ドラムなどの打楽器などが挙げられるでしょう。
鍵盤楽器や弦楽器は手先をたくさん使うため、非認知能力を伸ばすのにおすすめです。また、打楽器は叩いて音を出す仕組みであるため、手足を使うドラムは全身運動となり、運動能力そのものの向上にもつながります。
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絵画や工作
「絵画や工作」は感性を養い、制作することでさまざまな表現方法を学ぶことができます。作品を仕上げることで忍耐力が身に付くほか、表現力や想像力といった非認知能力を育むこともできます。
また、他の人の作品に触れたり、先生に評価してもらったりすることで自分が知らない知識を得られる、他者の感性について学べるといったメリットがあります。
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プログラミング
2020年度から、小学校で「プログラミング」が必修科目となりました。物事を論理的に考える力や自ら創意工夫する力など、さまざまな力が身に付くため、非認知能力を伸ばすのにぴったりの習い事といえます。
失敗しても諦めずに考え続ける忍耐力や、大きな課題を周囲と協力してこなしていく協調性も養われるでしょう。
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非認知能力を伸ばす習い事の選び方
非認知能力を伸ばすための習い事を選ぶには、長く続けられるか、具体的にどのような内容を学べるのか、などを考える必要があります。また、習い事を決めるときは、子どもの「やる気」を考慮しなければなりません。
子どもを主体にして、習い事を選ぶときに気を付けるべき点を見ていきましょう。
子どもが継続できる
習い事を選ぶときは、子どもが継続できるかどうかを考慮に入れなければなりません。失敗しても習い事をやめず、何度も繰り返して挑戦することで得られるものがあります。
失敗からの成功を何度も体験することで、非認知能力が高まるため、子どもが継続できるものかどうかを見極めて選びましょう。
自然体験や地域体験がある
非認知能力を伸ばすには、人間の「五感」を鍛える必要があります。自然体験や地域体験は五感を育成できるため、こうした体験が含まれた習い事を選ぶのも効果的です。
また、自然体験での生き物の観察を通して、思いやりなどの情緒面を育てることもできます。
手足をたくさん動かす
小学生や園児には、頭だけを使う学習塾などではなく、たくさん手足を動かす習い事を選ぶとよいでしょう。
小学生や園児は、大人に比べて身体のつくりが未成熟なため、自分の意志で手足を動かすだけでも、大人が考える以上に頑張らなくてはなりません。つまり、自由に手足を動かすという目標のために頑張る力を身に付けられ、非認知能力を伸ばせるのです。
子どものペースで成長できる
競い合ったり勝負をしたりする習い事であっても、競争や試合の結果だけではなく、その過程を重視するようにしましょう。結果のために頑張った過程を認め、子どものペースで成長できるようにすることで、子どもの自己肯定感を育てられます。
自己肯定感の成長は、非認知能力を伸ばすための大切なポイントのひとつです。
子どもの興味がある
保護者である親の視点で習い事を選ぶことが、子どもにとってもよいことだと思うかもしれません。
しかし、その習い事が子どもにとって興味がないものだった場合、子どもは習い事に対するモチベーションを持つことができず、結果として何も得られない可能性があります。
習い事は、子どもの興味があることを尊重して選ぶのがよいでしょう。
子どもの非認知能力を育てるために必要なこと
子どもの非認知能力を育てるためには、子どもがやりたいと思ったことを応援し、その過程を認めることが重要です。
できるだけ多くの経験をさせ、子ども自身が物事を決めたり選んだりするような声かけをしていきましょう。決定権が自分にあることを自覚した子どもは、自己肯定感が高まる傾向があります。
また決定や選択の結果が間違っていたとしても、その過程を含めて親が前向きに頑張りを褒めることで、子どものやる気を維持することが可能です。
子どもの習い事選びに悩んだ場合の解決方法
子どもの習い事選びに悩んだとき、安易に親自身がやっていたからなどの理由で決めてしまうと、子ども本人との相性がよくなく、全く身に付かなかったといった事態が、しばしば起こります。
親が「これにしよう」と決めつけるのではなく、子どもの興味や関心の方向を観察し、いくつかの候補を挙げて選ばせるのがおすすめです。
ひとつのジャンルに絞るのではなく、多様な経験ができるようにいろいろな習い事を挙げれば、子どもの知らなかった可能性が見えてくるでしょう。
習い事をはじめるときに子どもと決めておくべきこと
非認知能力を伸ばすために習い事をはじめる場合は、子どもとの間にいくつかの決めごとが必要になります。特に「いつまで続けるのか」と「やめるときの条件」を決めておくとよいでしょう。
これらを決めておかないと、習い事を続けるうちに「やめたい」といい出したとき、「合わない」からか「挫折して嫌になった」からか判断できません。
「○か月は続ける」という期限や「○○の資格(級位)を取るまで続ける」という条件を決めておけば、その目標に達した子どもは、自分で「やめるか、やめないか」について考えることができます。
そうすることで、頑張る力や自分で物事を決定する力が身に付けられるでしょう。
非認知能力を伸ばす習い事を知っておこう
非認知能力は子どもの「生きる力」の重要な要素のひとつです。積極的に学んでいく姿勢、協調性や社会性といった人間性、思考力や想像力、表現力などが「非認知能力」に分類されます。
非認知能力は幼少期ほど伸びしろが大きいといわれているため、この時期に適切な習い事をして、能力を伸ばしてあげることは子どもにとって非常に重要です。
子ども一人一人の個性に合わせ、その子の非認知能力を伸ばすのに適した習い事を選ぶようにしましょう。