てるてる坊主の作り方を素材別にご紹介!取扱い方法ややってはいけないことについても解説
てるてる坊主の取扱いについて詳しく知らない方もいるのではないでしょうか。本記事ではてるてる坊主の作り方を素材別に紹介します。また、てるてる坊主を吊るすときの注意点や、逆効果につながることなどもお伝えします。興味がある方は参考にしてください。
「てるてる坊主ってどういう素材で作れるのかな?」
「個性的なデザインのてるてる坊主を作りたい!」
「てるてる坊主でやらない方がよいことってある?」
このように、てるてる坊主に関して興味を持っている方も多いのではないでしょうか。特に雨の多い6月などはてるてる坊主を作る機会も多くなるものです。
本記事では、てるてる坊主はどのような素材から作る方法があるのか、てるてる坊主の扱い方、注意点などを紹介します。
この記事を読むことで、てるてる坊主の作り方だけではなく、てるてる坊主の取扱い方についても見識が深まるでしょう。てるてる坊主の作成に興味がある方は参考にしてみてください。
またてるてる坊主を作る際、しない方がいいことについても紹介しています。この機会にてるてる坊主について理解を深めていきましょう。
【素材別】てるてる坊主の作り方
てるてる坊主を子どもの頃に作ったことがあっても、時間が経って作り方を忘れてしまったという方もいるでしょう。
てるてる坊主を作る方法について素材別に紹介します。
使用する素材によって完成したときの雰囲気は変わります。見た目にこだわりたい方は素材選びに力を入れてみてください。
布を材料にした場合
布を使ったてるてる坊主を作る場合は、15センチ程度のハギレを2枚、リボンを2本程度、ひも、ゴムを材料として使用します。
作り方は以下の手順で進めてみてください。
1.用意したハギレを裏にして、その上にレースなどをクロスさせて置きます。
2.1の状態のハギレの中央に丸めたハギレを置きます。こちらはてるてる坊主の頭のボリュームにするものです。
3.2の状態からハギレで包むようにしてかぶせていきます。
4.てるてる坊主の首の部分を作るために、輪ゴムをしっかりととめます。
5.輪ゴムが見えないように、リボンで結んで隠します。
6.てるてる坊主を吊るせるようにひもをつけて完成です。首の部分とリボンの隙間にひもを通します。頭が下になる場合、ひもと頭の上の方をセロハンテープなどでとめて固定します。
布を材料にしたてるてる坊主の場合、布やリボンの柄・色をこだわれば、インテリアのアクセントにもなるでしょう。ガーゼ素材を使えば、ふんわりと軽い質感のてるてる坊主が作れます。レースも取入れると可愛らしい雰囲気が出るでしょう。
折り紙や画用紙を使った場合
折り紙や画用紙を使用しててるてる坊主を作る場合は、折り紙または画用紙1枚とペンを用意します。画用紙は正方形になるようにサイズ調整しましょう。折り紙を使ったてるてる坊主坊主の作り方は下記の記事をご覧ください。
ティッシュペーパーを使った場合
ティッシュペーパーを使った場合は、ティッシュペーパー3枚、ひも、セロハンテープ、油性ペンを材料として使います。
作り方は以下の手順で進めてみてください。
1.2枚のティッシュペーパーを丸めます。てるてる坊主の頭のボリュームにするものです。
2.1で使わなかったティッシュペーパー1枚を、1で丸めたものの真んなかにかぶせます。
3.てるてる坊主の首の部分を作るために、輪ゴムでとめます。きつすぎるとティッシュペーパーがやぶれるため、ふんわりとめます。
4.ティッシュペーパーと輪ゴムの隙間にひもを通します。吊るせるように結びます。
5.吊るしたときに頭が下にならないように、ひもと頭の上の方をテープでとめます。
6.顔をペンで描いて完成です。水性ペンだとにじむため油性ペンで描きます。
デザインがおしゃれなてるてる坊主の作り方
デザインがおしゃれなてるてる坊主にするためには、使用する色にこだわってみることをおすすめします。ティッシュペーパーや布などメインの素材に、水性のペンや絵の具で色をにじませながら模様を描いてみましょう。
色がにじむことで、色と色が混じり合う変化を楽しめます。子どもの色彩感覚や創造性を高められるでしょう。
てるてる坊主の取扱い方法
てるてる坊主の作り方は知っていても、その後の取扱い方などを知らない方は多いでしょう。
ここでは、てるてる坊主を取扱うときに気をつける点として、正しい飾り方や吊るすタイミングなどを紹介します。てるてる坊主の効果を高めるためにも、ぜひ以下の内容を把握してみてください。
てるてる坊主は軒先や南側の窓辺に吊るす
てるてる坊主は、太陽が見える位置の軒先、または南側の窓辺に吊しましょう。これは、太陽に向かって「明日の天気を晴れにしてください」と願うためです。
周りの建物などの関係で、上記のような場所に吊るせない場合でも、太陽が見えることを第一に考えて、てるてる坊主を吊るしましょう。
吊るすと頭が逆さになるときはひもを頭頂部に近い場所で固定する
てるてる坊主を吊るすと重みのバランスや、括りつけたひもの位置によっては頭が逆さになってしまうことがあります。
この場合は、ひもを頭頂部に近い場所でテープを使い固定しましょう。固定することにより、頭部が下になることを防ぎます。
てるてる坊主は晴れてほしい日の前日に吊るす
てるてる坊主は、天候が晴れるように願うおまじないのため、晴れてほしい日の前日に吊るすのがおすすめです。
たとえば、梅雨の時期の6月や、運動会や旅行、ハイキングなど、屋外での予定がある日の前日に吊るすようにしましょう。
てるてる坊主は感謝の気持ちを込めて袋に入れて燃えるゴミへ
役目を終えたてるてる坊主は、感謝の気持ちを込めて廃棄しましょう。江戸時代では、墨で瞳を描き神酒を供えて川に流していたという話もあります。
現代では、環境保護の観点から川には流せないため、燃えるゴミの日にゴミとして出しましょう。てるてる坊主を作っても雨が降ってしまうこともありますが、処分する際は「ありがとう」の気持ちを忘れないようにしましょう。
てるてる坊主を作る際・吊るす際にやってはいけなこと3選
てるてる坊主を作るとき、どのような色を使っていいか、顔の描き方でしてはいけないことなどをご存知でしょうか。
ここでは、てるてる坊主を作るときと吊るすときにやってはいけないことを紹介します。
てるてる坊主を作るときに注意した方がいいこととは、黒いてるてる坊主は作ってはいけない、さかさまに吊るしてはいけないなどです。
晴れを願っても、誤ったやり方をしてしまうと逆効果になってしまうので注意しましょう。
さかさまに吊してはいけない
てるてる坊主は頭が下に向いてしまうと、さかさまの状態で吊るされていることになります。てるてる坊主は逆さに吊るすと、雨降りを願う意味となります。
晴れの日を願う場合は、さかさまにならないよう気をつけましょう。
黒いてるてる坊主はいけない
黒いてるてる坊主も「雨降り」を願う意味になってしまいます。天気の晴れを願う場合は、黒っぽい布や紙などは使わずに、てるてる坊主を作るのがおすすめです。
布や紙に色をつけて個性的なてるてる坊主を作りたい方は、色を混ぜすぎて黒っぽくならないように注意しましょう。
顔を描いてはいけない
てるてる坊主は、顔を描くのはよくないという説があります。こちらはてるてる坊主の目を描かずに吊るし、天気が晴れになったら目を描くという風習です。風習を気にする場合は、てるてる坊主の顔を描かないで完成させた方がよいでしょう。
しかし、子どもの工作で顔を描かないのは、子どもの工作意欲を下げる可能性があります。そういった場合、古い言いい伝えにこだわる必要はないでしょう。
楽しみながらてるてる坊主を作ってみよう
てるてる坊主はさまざまな素材から作成可能です。家にある身近な材料を使っても簡単に作れます。柄のある布を使う、ひもの色をポップでカラフルにするなど素材にこだわって、オリジナリティあふれるてるてる坊主を作ってみてもよいでしょう。
梅雨の時期の6月や、外で開かれるイベントや旅行予定があるときは、「明日は晴れてほしい」と思うことがあるでしょう。その際は、本記事で紹介した内容を参考に家族でてるてる坊主を作ってみてください。