段ボールを使った工作アイデア10選!必要になる道具や工作のポイントも紹介
自宅に不要な段ボールがあり、工作に挑戦したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。この記事では、段ボールを使った工作アイデアや作り方、必要な道具などを紹介しています。段ボールを使った工作アイデアを知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
「段ボールを使った工作アイデアには、どんなものがあるの?」
「段ボール工作に必要な材料や道具は何だろう?」
「段ボール工作をするときの注意点は?」
このように、段ボール工作に挑戦してみたいと考えはいるものの、たくさんの疑問や不明な部分があって、躊躇している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、段ボールを使ったさまざまな工作アイデアや、注意点などを紹介しています。
この記事を読むことで、段ボールを使った作品の作り方や、必要な材料・道具、注意点・コツなどがわかります。その知識をもとに、段ボール工作に挑戦すれば、今まで思いつかなかったような作品を作れるでしょう。
子どもが喜ぶ段ボール工作アイデアを知りたい方は、ぜひ、この記事を参考にしてください。
段ボール工作アイデア10選
ネット通販を利用する機会が多いと、自宅に不要な段ボールが溜まってしまいがちです。
そのような段ボールの再利用におすすめなのが、段ボール工作です。難易度が高いものもありますが、アイデア次第で幅広い作品を作れます。
ここでは、段ボール工作アイデア10選を紹介します。
男の子が喜ぶこと間違いない「段ボール車」
実際に乗って遊べる段ボール車の工作アイデアです。材料は段ボール・色画用紙・ビニールテープ・紐などです。道具はカッターナイフ・ハサミ・両面テープ・ガムテープ・ボンドなどを使用します。
はじめに、段ボールで車体を作っていきます。段ボールは家にあるもので構いませんが、子どもがなかに入れるように、大きめのサイズのものを使ってください。車体ができたら、好きなカラーの色画用紙で装飾します。
次に、丸く切った段ボールに黒い色画用紙を貼ってタイヤを作り、両面テープやボンドなどで車体に貼りつけます。仕上げの装飾をしたら完成です。車体に紐をつければ、動かして遊ぶこともできます。
子どもが大好きな乗りもの「段ボール電車」
紐で肩にかけて移動できる、段ボール電車(新幹線)の工作アイデアです。材料は段ボール・色ガムテープまたは色画用紙、紐またはリボンです。道具はハサミ・カッターナイフ・ガムテープなどを使用します。
まず、子どもが入れるサイズの段ボールを用意したら、天面・底面の蓋を開いて、長い辺の蓋を4枚ともカットします。短い辺の蓋は、前側になる方の上下1枚ずつ残して、それ以外の2枚はカットしてください。
次に、残した短い辺の蓋に、カットした短い辺の蓋をガムテープでつなげて、新幹線のフロント部分を作ります。側面の空洞は長い辺の蓋で塞いでください。車体が完成したら、新幹線っぽく装飾しましょう。
側面の上の方に、肩にかけるための太い紐かリボンを取り付けたら、新幹線の完成です。
運転士さんや駅員さんになりきって、電車ごっこを楽しみましょう。
おしゃれな家を作ろう「段ボールハウス」
子どもの秘密基地にぴったりの段ボールハウスの工作アイデアです。材料は段ボール・ビニールテープです。道具はカッターナイフ・定規・ガムテープなどを使います。
はじめに、大きいサイズの段ボールを用意し、ベロの部分を出した状態で底にガムテープを貼りつけます。次に、ベロをガムテープでつなげて、屋根にしましょう。
ドアになる部分は、ビニールテープで縁取りし、余ったベロはカットします。下書きをしてからカッターナイフで切り抜き、側面に窓を作ります。窓ガラスに見立てて、カラーセロハンを貼るのもおすすめです。
別の段ボールで瓦を作ったら、ビニールテープで縁取りし、屋根に貼り付けていきます。最後に、自由に装飾したら完成です。
部屋を彩る「段ボールクリスマスツリー」
飾るのも片付けも楽々できる段ボールクリスマスツリーの工作アイデアです。材料は、段ボール・新聞紙・竹串・ラッピング用紙・リメイクシート・絵の具などです。道具はハサミ・カッターナイフ・ペンを使います。
最初に、潰した段ボールを平らに置き、2枚に切りわけます。新聞紙などでツリーの型紙を作ったら、1枚目の段ボールの半分に型紙を使って線を引き、さらに型紙を反転させて残りの半分にも線を引きましょう。
もう1枚の段ボールにも同じように線を引いたら、引いた線に沿ってハサミやカッターナイフで切り抜きます。切り抜いたら、1枚は中心部分の上半分、もう1枚は中心部分の下半分に垂直に切り込みを入れてください。
2枚の段ボールの切り込みを差し込み、ツリーの形に組み立てます。余った段ボールを星型に切り抜き、本体と同じように切り込みを入れて組み立てます。最後に、竹串を刺して、ツリーの頂点に刺したら完成です。
そのままの状態で飾ってもよいですが、ラッピング用紙やリメイクシートを貼ったり、色を塗ったりオーナメントを下げたりなど、デコレーションを楽しむのもおすすめです。
アイデアあふれる「段ボールおままごとキッチン」
アレンジ自在な段ボールおままごとキッチンの工作アイデアです。材料は段ボール・銀色のボウル・ポンプ容器・銀色のテープ・色画用紙・ビニールテープ・フックなどです。道具はカッターナイフ・ガムテープなどを使います。
まず、キッチンのデザインを考え、デザインに合わせて段ボールをカットして土台を作ります。土台ができたら、銀色のボウル・ポンプ容器・銀色のテープでシンクの部分を作り、さらに段ボールで壁の部分も作りましょう。
土台を色画用紙で装飾したら、作っておいたオーブンの取っ手・つまみ、コンロなどを取り付けます。最後に、壁におたまなどをかけるフックを付けて、おままごとキッチンの完成です。自由におままごとを楽しめます。
子どもから大人まで人気がある「段ボール手作りガチャポン」
回し放題の段ボールガチャポンの工作アイデアです。材料は段ボール・紙パック・ペットボトル・鍋つまみ・大きめのタッパー・ブックスタンドなどです。道具はハサミ・カッターナイフ・ペン・定規などを使います。
まず、段ボールの高さにあわせて紙パックをカットし、ガチャガチャのカプセルが入るようにペットボトルに穴を開けます。次に、ペットボトルに空けた穴に合うように、紙パックにも四角い穴を開けましょう。
2個目の紙パックの一面を切り抜き、受け取り口を作ります。段ボールに受け取り口や回転レバーの穴を開け、紙パックやペットボトルをセットしたら、ペットボトルのキャップに鍋つまみを取り付けてください。
タッパーの底にカプセルが通る大きさの穴を開けたら、カプセルが1個ずつ落ちるように内側にブックスタンドを取り付けます。段ボールの上にタッパーをセットし、別の段ボールで作った蓋をかぶせたら完成です。
低学年の小学生でも作れる「段ボールビー玉迷路」
難易度を変えられる段ボールビー玉迷路の工作アイデアです。材料は段ボール・空き箱・ビー玉です。道具はカッターナイフ・ハサミ・鉛筆・定規・ボンドなどを使います。
まず、空き箱の底に、マス目になるように鉛筆で3~3.5cm幅の線を引きます。迷路のルートを自由に考えて、壁になる部分だけ残して、いらない線は消しましょう。
次に、段ボールを長方形に切り取り、残った線の上にボンドで取り付けて壁を作ったら完成です。空き箱の側面を、デザインダクトテープで装飾するのもおすすめです。
落とし穴を作ると難易度がアップします。空き箱の蓋にビー玉を取出すための穴を作り、内側の側面に段ボールで作った円柱型の柱を取り付けます。迷路の好きな位置にビー玉が落ちる穴を開けて、蓋の上に重ねたら完成です。
作り方が凝っていて面白い「段ボール自動販売機」
ラムネが出てくる段ボール自動販売機の工作アイデアです。材料は、段ボール・空き箱・色画用紙・ボトルキャップ・ラムネです。道具はペン・カッターナイフ・ハサミ・定規・ボンド・粘着テープ・ガムテープなどを使います。
まず、空き箱にペンで、自動販売機のディスプレイ部分・ボタン・コイン投入口・取出し口などを下書きして、カッターナイフで切り抜きます。本体ができたら、段ボールや粘着テープ、ガムテープでパーツも作りましょう。
本体にパーツを取り付けて、色画用紙やテープなどで自動販売機っぽくカスタムしたら完成です。なかに缶飲料をモチーフにしたラムネをセットし、ボトルキャップと空き箱の切れ端で作ったボタンを押すとラムネが出てきます。
幻想的な演出もできる「段ボール影絵」
オリジナルストーリーも楽しめる段ボール影絵の工作アイデアです。材料は段ボール・クッキングシート・色画用紙・カラーセロハン・割り箸です。道具はカッターナイフ・ハサミ・定規・テープなどを使います。
まず、クッキングシートの幅より1cmくらい小さくなるように、段ボールの一面に窓を切り抜きます。次に、段ボールをやっこ型にカットして、両側面と底面を作りましょう。窓の上の部分は好きな形にしてOKです。
窓の部分にテープでクッキングシートを貼ったら、側面と底面の端同士をテープで固定して影絵シアターの完成です。お好みで画用紙やリメイクシートなどで装飾しましょう。
続いて、ストーリーに合わせて、黒い色画用紙を切り抜き、影絵人形を作ります。人形の一部をくり抜いて、カラーセロハンを貼ると、カラフルで幻想的な雰囲気になります。裏にテープで割り箸を付けたら完成です。
部屋の収納スペースにも使える「段ボール本棚」
部屋がスッキリ片付く段ボール本棚の工作アイデアです。材料は段ボール箱・リメイクシートなどです。道具はハサミ・カッターナイフ・ガムテープなどを使います。
まず、みかん箱などの強度がある段ボール箱を2つ用意したら、底は閉じて、蓋は開いた状態にします。次に、手前側の長辺の蓋を1枚カットし、さらに短辺の蓋の奥端を1cm分だけカットしてください。
残った蓋を内側に折り込み、それぞれ端が浮かないようにしっかりガムテープで留めます。もう1箱も同じ状態にしたら、蓋を留めた側の長辺同士を合わせて、離れないようにガムテープで固定してください。
ベースができたら、リメイクシートや包装紙などを全体に貼って完成です。縦置きでも横置きでも使えて便利な上に、普通の本棚と違い処分も簡単に行えます。
段ボール工作に必要になる材料・道具
段ボールで工作をする際は、さまざまな材料や道具が必要になります。スムーズに作業を進めるためには、段ボールの性質を知り、適切な道具を使うことが大切です。
ここでは、段ボール工作に必要になる材料・道具を紹介します。
段ボール箱(工作用として使える適度な強度があるもの)
段ボール工作に欠かせないのが段ボールです。改めて購入するのではなく、自宅にあるものを再利用しましょう。
段ボールは、厚みや素材によって強度が違います。作るおもちゃにあわせて、適度な強度があるものを使用しましょう。
切る道具(カッターナイフ・ハサミ・段ボールカッター)
段ボールを切るのに使う道具には、カッターナイフ・ハサミ・段ボールカッターなどがあります。
カッターナイフは、まっすぐきれいに切りたいときや、一部分を切り抜きたいときなどに便利です。ハサミを使うときは、刃の奥の方を使うと、厚みがある段ボールを切りやすいでしょう。
穴をあける道具(きり・目打ち)
段ボールに穴をあけるのに使う道具には、きり・目打ちなどがあります。
あけたい穴の大きさにあわせて使いわけましょう。大きな穴をあけるときは、段ボールカッターも使えます。
家にきりや目打ちがないときは、竹ひごなどの先を削ってとがらせれば、穴をあける道具として使用できます。
色を塗る・つける道具(絵の具・カラーペン・カラーテープ)
段ボールに色を塗る・つけるのに使う道具は、絵の具・カラーペン・カラーテープなどがあります。
ただし、絵の具は水を混ぜすぎると、段ボールがよれたり反ったりするため要注意です。カラーテープを使うと、段ボールに色をつけられるだけでなく、作品の強度もアップできるでしょう。
貼る・接着する道具(布テープ・両面テープ・木工用ボンド・接着剤)
段ボールを貼る・接着するのに使う道具には、布テープ・両面テープ・木工用ボンド・接着剤・グルーガンなどがあります。
接着する面積や場所にあわせて使いわけると、作品の仕上がりが変わるでしょう。
そのほかの道具(定規・カッターマット)
そのほかにも、段ボール工作をする際に便利な道具はいろいろあります。
特に定規は、いろいろなサイズを用意しておくと便利です。三角定規、直線定規など、作りたい工作にあわせて使いわけましょう。
カッターナイフを使う際は、カッターマットを敷くとテーブルや床を傷つけずに済みます。A3サイズくらいの大きめのものを用意しましょう。
段ボール工作を作る時の注意点とコツ
段ボール工作は、ちょっとしたコツで仕上がりが変わります。材料や道具の取扱いに注意して、あんぜんに楽しく工作を行いましょう。
最後に、段ボール工作をするときの注意点とコツを紹介します。作っているときにケガなどをしないよう、以下に挙げる項目を把握しておきましょう。
段ボールの端で手を切らないようにする
段ボールをよく切れる刃で切ると、切り口が鋭利になりやすいため、注意が必要です。
強く当たると手が切れてしまう恐れがあるため、段ボールの端で手を切らないように注意しながら作業を進めましょう。
カッターやハサミの取扱いに注意する
カッターナイフやハサミを扱うときは、刃で手を切らないように注意しましょう。
切れにくいカッターナイフを使うと、余計な力が入り怪我をしやすくなるため、新品の刃を使うことが大切です。
特に、カッターマットの上で切る作業が多い場合は、カッターの刃先が消耗しやすいため、こまめに刃を交換するようにしましょう。
工作の過程で出たごみは自治体のルールに従って廃棄する
段ボール工作をするとごみが出ますが、ごみは自治体のルールに従って廃棄しましょう。
段ボールは、資源ごみや可燃ごみとして分別されるのが一般的です。しかし、段ボールにテープが付着していると、テープの種類によっては不燃ごみ扱いになる可能性があります。
段ボールは丈夫で使用感が少ないものを選ぶ
段ボールハウスや本棚など、作った作品を長期的に使用したいという場合は、壊れにくいように、丈夫で使用感が少ない段ボールを選びましょう。
できれば4mm以上の厚さがあるものがおすすめです。
段ボールの目に沿って折る・曲げる
段ボールの内側には目(中芯)があります。工作をしているときに、折れにくかったり曲げにくかったりするときは、段ボールの目を確認しましょう。
目のラインに合わせると、厚みがある段ボールでも折ったり切ったりなどの作業がしやすくなります。きれいに折れるため、作品の仕上がりに差が出るでしょう。
大人と子どもで一緒に楽しむ段ボール工作
段ボール工作は、アイデア次第で自由自在に作品を作れます。子どもの創造力や思考力を育むのに効果的で、知育玩具としても人気です。
この記事を参考に、ぜひ親子で一緒に段ボール工作にチャレンジしてみてください。
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