新一年生の入学準備はこれでバッチリ!あんしんして学校生活をはじめるために必要な準備をご紹介
子どもが来年度、新一年生になるけれど入学準備って何が必要なのだろうと不安を感じている方も多いのではないでしょうか。本記事では、新一年生の生活に向けて用意しておくこと、入学前の流れ、学校生活で注意することなどを紹介します。ぜひ、参考にしてください。
「新一年生の小学校入学ってどんなことに注意する必要があるの?」
「小学校の入学式までに必要な手続きって何だろう?」
「新一年生の親が用意しておくことって?」
このような不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、新一年生の入学にはどのような準備が必要になるのか、小学校入学でかかる費用、学用品の準備、身に付けておく生活習慣などを紹介します。
この記事を読むことで、小学校入学に関する必要な情報を入手できます。入学までにしておくべき準備を徹底しておくと、気持ちに余裕を持って入学式の日を迎えられるでしょう。
これから子どもが新一年生になるという方、子どもが小学校生活に対応できるか不安を感じている方はぜひ、参考にしてください。
新一年生の小学校入学前のスケジュール
新一年生の小学校入学前のスケジュールには、入学に必要な手続きや説明会などがあります。幼稚園・保育園の最終学年に入った子どもの保護者のなかには、「そろそろ小学校入学の準備をしなければならない」と意識しはじめる方も多いのではないでしょうか。
事前に把握しておくことで、その時期が来ても慌てずに対応できるでしょう。
入学式までの事務手続きの流れ
入学式までの事務手続きは、学齢簿の作成、就学時健康診断通知書の送付、就学時健康診断受診、入学期日・就学校通知の送付という順番で進みます。
まず10月31日までに市町村の教育委員会が「学齢簿」の作成をします。学齢簿とは、該当の市町村に住所がある次の年度の就学者を対象に、作成されるものです。
学齢簿が作成されたあと、11月30日までに「就学時健康診断通知書」が送付されてきます。就学時健康診断は、子どもの健康状態を判断するために行われます。
就学時健康診断通知書の記載に従って、指定の小学校で就学時健康診断を受ける形になるため、受診場所や日時はしっかり確認しておきましょう。そして1月31日までに、入学日と就学校が記載されている「入学期日・就学校通知」が送付されるという流れです。
出典:学校保健安全法(昭和三十三年法律第五十六号)第三節 健康診断|e-gov法令検索
新一年生の入学説明会はいつ?
新一年生の入学説明会は、1月後半~2月中旬までが開催時期になっているケースが多いでしょう。封書で送付される「就学校通知」に、日時と場所が記載されています。
仕事などスケジュール調整する際は、1月後半~2月に入学説明会が予定されることを意識しておきましょう。
入学準備のために必要な費用
入学準備のために必要な費用は、約6~10万円といわれています。ランドセルや入学式用のスーツ、学用品や教材の購入費用など、どのくらいの金額のものを買うかによっても差が出てくるでしょう。
ランドセルを祖父母に買ってもらう、という場合は負担が軽くなることもあります。「こんなにお金がかかるなんて」という事態にならないように、お金がかかることは意識しておきましょう。
ただし、生活保護を受けている方などは就学援助を受けられるケースもあります。自分の家庭が対象かあらかじめ、確認することが大切です。
出典:就学援助制度について(就学援助ポータルサイト)|文部科学省
出典:学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第十九条|e-gov法令検索
出典:生活保護法(昭和二十五年法律第百四十四号)第二条|e-gov法令検索
新一年生の親が入学までにしておくべき準備
新一年生の保護者は、入学までに学校で使う持ち物をある程度想定して、準備しておくことをおすすめします。
小学校入学を意識すると、事前に準備しておきたい方も多いのではないでしょうか。入学前に焦らないためにも、把握しておきたいところでしょう。ただ、学校指定と決まっている学用品もあるため、説明会で確認してからの購入がおすすめです。
そのほかにも用意しておいた方がよい場合もあるため、以下にて紹介します。
学用品の準備
学用品として必要になるものは、ランドセル、体操着と体操着袋、上履きと上履き袋、給食袋、手提げバッグ、文房具などがあります。準備は、学校説明会が終わったあとでも、準備をする期間を取れるでしょう。
学用品の注意点はランドセルです。購入時期が遅いと、気に入ったデザインや素材のものがなくなってしまうことがあるでしょう。メーカーなどにこだわりがある場合は、早めに購入することをおすすめします。
また学用品は、学校によっては、学校指定のものや色について決まりがあります。指定と違うものだったということがないように、学校説明会が終わってから準備するのがよいでしょう。
通学路の確認
小学校に入学すると自宅から小学校まで歩いて通うことになるため、子どもが不安になる可能性もあります。
通学の道を迷わず往復できるように、子どもと一緒に歩いて確認しておきましょう。何度か練習することで道順を覚えておくと、あんしんできます。
また、実際の通学路を歩いて、道をわたる必要があるところや横断歩道の位置などもチェックしておいてください。事故に遭わないように交通ルールを子どもに説明して、実際にやっておくとよいでしょう。
・道をわたる際は横断歩道まで行ってわたる
・横断歩道を通るときは手を挙げて、右・左・右と車など来ていないか確認してからわたる
入学式についての心構え
保護者は「小学校は楽しいところ」と、子どもの期待感を高められるような意識で、入学式に臨みましょう。学校生活に不安や心配があっても、ポジティブな気持ちでいることが大切です。
子どもに対しては、学校生活に夢を持たせるような声かけがおすすめです。たとえば、「学校は楽しいところだよ」「新しい友達が増えるよ」「○○くん(ちゃん)と同じ学校だよ」など、伝えましょう。
子どもが入学式で不安になってしまわないように、当日の流れをおおまかに伝えておきましょう。見通しが立つことによって子どもの不安な気持ちが和らぎます。
読書や勉強に慣れておく
小学校では授業を受けるため、読書や勉強に慣れておくことも大切です。学習に慣れていないと、学校の授業に集中できない可能性があるでしょう。
学習に慣れるための対策として、文字の練習や好きな絵本を読むなど、短い時間でも、毎日子どもが机に向かう習慣ができるように促しましょう。
「学習は楽しいものと思わせたい」「遊び感覚で取組んでほしい」という方は、デジタル教材などを活用してもよいでしょう。ゲーム感覚で学べます。
入学前に勉強に慣れておくためにおすすめのデジタル教材では、思考力教材の「ワンダーボックス for docomo」があります。思考力を身に付けることで、必要な情報を整理して、順序だてたものの考え方ができるようになるでしょう。
五感を使って、手を動かして試行錯誤ができるアナログの良さと、デジタルの良さを掛け合わせた新感覚の学びをSTEAM領域のバラエティ豊かなテーマでお届けします。(※対象年齢4歳〜10歳)。
詳細や利用条件等は下記リンク先よりご確認ください。
出典:ワンダーボックス for docomo|comotto
新一年生の学校生活で注意が必要なこと
新一年生の学校生活は、幼稚園・保育園のときとは大きく違うため、その変化に対して子どもが辛く感じてしまう可能性があるでしょう。
保護者としては、子どもが抵抗感なく小学校生活を送っていけるか、注意しておく必要があります。入学前から勉強やルールなどは、意識しておくとよいでしょう。
「学年×10分」の学習習慣を身に付けよう
小学校では、学校で学んだことを復習する必要があるため、基本的に宿題が毎日出されます。しかし、学校で出される宿題だけでは、自主的に学ぼうとする積極的な姿勢が育たないことから、自主学習をする必要があります。
年長さんのうちから自主学習の習慣を身に付けておくと、小学生になったときも抵抗が少ないでしょう。自主学習は「学年×10分」といわれています。子どもが集中しやすい時間を考えて、自主学習を促しましょう。
一年生になることを想定して、10分間子どもが机に向かえるようにするとよいでしょう。自主学習の内容は、ひらがなや読み書き、鉛筆を正しく持ってお絵描きするなど、子どもが嫌がらない内容がおすすめです。
学校でのルールやマナーを覚える
小学校での集団生活を乱さないためにも、学校やクラスのルールや食事のマナー、挨拶を覚える必要があります。
たとえば、学校のルールは「朝は○時までに登校する」「休み時間を守る」、授業中のルールでは「授業中は静かに手を挙げる」「先生や発表している人を静かに見る」などです。
食事のマナーは、食事の前後に「いただきます」「ごちそうさま」という、箸やスプーンの正しい持ち方、口を閉じて食べることなどです。また、ほかの人に迷惑をかけないように、食事中に立ち歩かないことも大切になるでしょう。
挨拶は、自分から進んで「おはよう」「さようなら」などはっきり聞こえる声でいうなどです。小学校に入ると、守らなければならないルールがたくさんあります。気持ちよく小学校生活を送れるようになるために、子どもにしっかりと教えましょう。
新一年生ができるようになるべき生活習慣とは
小学校に入学することで、生活のリズムも以前と比べて変わってくることがあるでしょう。新学期がはじまって疲れてしまわないように、徐々に生活習慣を入学後に向けて、調整していく必要があります。
新一年生ができるようにしておく生活習慣としては、まず学校に遅刻しないように早く寝て、決まった時間に起きることです。そのほかにも、いくつか気をつける点があるため、入学前に少しずつ意識していくとよいでしょう。
早寝早起き
小学校の授業は、午前9時頃にはじまるところが多いでしょう。歯磨きや朝ごはん、着替えなど学校に行くまでの準備を整えることを考えて、大体2時間前の7時くらいに起きておくのがおすすめです。
お昼寝の習慣がある子どもが夜遅くまで起きている場合は、朝7時までに起きるために早寝の習慣をつけておきましょう。少しずつお昼寝の時間を短縮して、夜は早く布団に入って寝るように声かけをしましょう。
翌日の準備
小学校に入ると、翌日の準備は子どもが自分で行えるように、今から保育園・幼稚園の翌日の準備も任せてみてください。
幼稚園や保育園にいく準備は、保護者がやっていることが多いでしょう。習慣化するためにも、ハンカチやコップなど自分で準備してもらうようにします。
早いうちに自分で準備をする意識や習慣が身に付けば、小学校に上がってからも自分でできるようになるでしょう。
学校のスケジュールに従って生活する
小学校は、生活が時間で区切られた場所です。ホームルームからはじまり、1時間目、2時間目と、スケジュールが毎日決まっています。
自分から学校のスケジュールに沿って動くためには、時計を読めるようになっておくことが必要です。子どもが時間の概念を覚えるために「朝7時は起きる時間」「12時はお昼ご飯の時間」など、今からアナログ時計を見せながら説明しておきましょう。
新一年生に必要な準備をしっかりとしておこう
新一年生に必要な準備である、情報収集や通学路の確認などはしっかりとしておきましょう。わからないことがあれば、入学前に学校に直接質問することも可能です。
はじめてであれば、わからないことが多くあります。曖昧なままにせず、遠慮なく小学校に問い合わせしてみましょう。
しっかりとした準備は、学校生活での不安を減らすことにつながります。本記事で紹介した内容を参考に、入学までの期間に親子で一緒に入学準備をしましょう。