サマースクールとは?プログラム例や参加するメリット、費用相場について詳しく解説
一口に「サマースクール」といっても、普通の学校とは何が違うのかなど、詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。本記事では、サマースクールの具体的なプログラムや参加するメリットに加え、費用感などを紹介しています。興味がある方は参考にしてください。
「サマースクールってどんなことをするところ?」
「サマースクールに参加すると何が変わる?」
「未就学児でもサマースクールに参加できる?」
このように、サマースクールについて疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、国内のサマースクールで体験できるプログラムの内容から、参加することのメリットや費用の相場についてまで詳しく解説しています。
また、サマースクールに参加することで養える子どもの力についても触れているため、この記事を読むことで、子どもを参加させてもよいかが判断できるようになるでしょう。
さらに、海外で体験できるサマースクールについても紹介しているため、子どもに役立つプログラムを選ぶ際の参考にもできます。夏休みに、子どもに有意義な体験をさせたいと考えている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
サマースクールとは
サマースクールとは、夏休み期間に実施される子どもの学習プログラム、または活動プログラムのことをいいます。
サマースクールは、もともとは夏休みが長い欧米の仕組みでしたが、最近は日本でもいろいろな教育機関がサマースクールを開催しています。夏季休暇期間を有意義なものにしようと、子どもにサマースクールを経験させる保護者もいるでしょう。
サマースクールには、アカデミック系とレクリエーション系があり、さまざまな対象学年・期間で開かれているものがあります。
サマースクールのプログラム例
サマースクールのプログラムは、大きくアカデミック系とレクリエーション系にわけられます。これらのプログラムは、サマースクールの種類によって異なるため、子どもに体験させたいプログラムがあるものを選ぶ必要があるでしょう。
ここでは、主に国内で体験できるサマースクールについて紹介します。夏休み中に学べる機会を探している方は、ぜひ参考にしてください。
アカデミック系のサマースクール
アカデミック型のサマースクールとは、学習に焦点を当てたプログラムです。プログラムには、以下のような内容があります。
・算数
・語学
・歴史
・読書
・作文
・科学実験
・自然観察
・プログラミング
算数や語学などのプログラムには、教室のなかでテキストに沿って学習するだけでなく、科学実験や自然観察など、体験型の学習が用意されているものもあります。
また、語学プログラムでは、英語以外にも中国語やフランス語など、開催しているところによって内容を選べるものもあるでしょう。
レクリエーション系のサマースクール
レクリエーション型のサマースクールは、以下のような野外活動がメインになるでしょう。宿泊を伴うものもあり「サマーキャンプ」と呼ばれることもあります。
・キャンプ
・川遊び
・水泳
・料理体験
・ダンス
・体操
上記のほかには、「キャンプをしながら川遊びや料理体験をする」など、いくつかのプログラムがセットになっているコースもあります。宿泊するのが苦手な子どもであれば、日帰りでできるプログラムを選ぶことも可能です。
サマースクールに参加するメリット
子どもにとってのサマースクールは、日常とは違った環境で、普段できない体験ができる場所です。参加することで、これまでにない刺激が得られるでしょう。
ここでは、サマースクールで得られるメリットについて、幼児、小学生、中学生ごとに紹介します。非日常的な体験を通して、子どもの興味や視野を広げる機会にしたい方は、ぜひ参考にしてください。
幼児が参加するメリット
幼児がサマースクールに参加することには、自立心が養われ、家とは異なる生活のなかでルールに従う経験ができるというメリットがあります。
サマースクールのプログラムに参加している間、子どもは親と離れることになるため、身の回りのことを自分で行う必要が出てくるでしょう。そのため、サマースクールの経験が、子どもの自立心が育つ、よいきっかけになることもあります。
サマースクールでは集団生活のルールを守ることも学べるため、その環境に慣れておけば、小学校に上がってからも役立つでしょう。
小学生が参加するメリット
小学生の場合、学校ではできない学びの機会を得るというメリットがあります。小学生になると、宿泊が内容に含まれているプログラムにも参加できるようになります。
現地で、はじめて顔を合わせた人たちと共同作業・生活をする機会が得られるため、集団ルールやマナーを守ること、協調性が養われることなどが期待できるでしょう。
中学生が参加するメリット
中学生の場合、コミュニケーション能力やリーダーシップのほか、自発的な行動の育成など、さまざまな能力を伸ばす体験ができるでしょう。中学生にもなると、ほとんどの宿泊プログラムに参加できます。
家や学校以外の場所で、周囲への声掛け、全体の中心となって動けるかなど、リーダー的な役割を野外活動のなかで問われることもあるでしょう。学校以外で自分の力を試す意味でも貴重な体験になります。
学校以外の場で新しい学びを得る方法には、デジタルデバイスを使った勉強方法もあります。学びながら、子どもの自立心を高めるコンテンツサービスとして、「comotto」がおすすめです。
年齢に合わせた教材が用意されているため、未就学児、小学生、中学生それぞれにあう学びが見つかるでしょう。国語・算数・英語などの学習のほかに、自然・環境、お金に関することなど幅広く学べます。
サマースクールの費用相場
サマースクールの費用相場は、通学の場合と宿泊の場合で異なります。通学タイプのものであれば約5,000円、宿泊タイプのものであれば1泊約1万~2万円が相場です。
ただし、別途、教材費や保険料がかかってくるケースもあります。また、利用する子どもの年齢によって費用が変わることもあるため、利用を検討しているサマースクールについては、しっかりと確認しておきましょう。
海外で英語を学ぶ「サマースクール」もある
海外の英語圏の大学や語学学校などが運営する、語学力向上、異文化交流をメインとするサマースクールもあります。短期留学のようなプログラムになるため、本格的に英語を学びたい方におすすめです。
将来的に留学を視野に入れている方も、いきなり留学するよりも、まずサマースクールで体験してみると、イメージがわきやすいでしょう。
このプログラムは、語学中心のもの、現地の学生との交流が多いもの、語学だけではなくアクティビティを織り交ぜたものなど、利用するスクールによってさまざまです。
そのため、子どもに重点的に学ばせたい部分は何か、よく考えて検討するようにしましょう。
学びたい内容や得たいものを明確にしてサマースクールを選ぼう
夏休み中に、子どもが普段できないことや、新しい分野などに挑戦させたいと考えるのであれば、積極的にサマースクールを活用してみましょう。サマースクールの内容は多岐にわたります。
子どもにとって実りある体験になるように、学びたい内容や得たいものを明確にしてから、サマースクールを選ぶようにしましょう。