「年長」は何歳?子育てのポイントや進学に向けて準備することを解説
年長の子どもの特徴や子育てのポイントを知りたいという人はいませんか。この記事では、年長の子どもの特徴を踏まえた子育てのポイントや小学校入学に向けた準備について解説しています。年長の子どもについて知りたいという人は、ぜひ、この記事を参考にしてみてください。
「年長とは何歳のことをさすの?」
「年長の子どもの特徴が知りたい」
「年長の子どもを育てる時にはどんなポイントがあるの?」
このように、年長の子どもに対しての疑問や興味を持っている保護者の方もいるのではないでしょうか。
本記事では、年長の子どもの特徴や年齢などの基礎的な知識とともに、子育てのポイントや小学校入学に備えて準備することを解説しています。
この記事を読むことで、年長がどのような子どもをさしているのか把握することが可能です。その知識をもとに、年長の子どもとの接し方や育て方、進学に向けた準備をすることができるでしょう。
年長の子どもに関する疑問を持っている人は、ぜひ、この記事をチェックしてみてください。
保育園・幼稚園の「年長」は4月1日時点で満5歳の子ども
一般的に年長という呼び方は、保育園や幼稚園のクラスわけのときに用いられているものです。年長は「4月2日の時点で5歳」と定められています。これは学校教育法により、1学年が「4月1日〜翌年3月31日まで」とされているためです。
保育園や幼稚園でも例外ではなく、年長は4月1日時点で満5歳の子どもが対象となっています。
出典:学校教育法施行規則 第三節 学年及び授業日 第五十九条|e-Gov法令検索
「満年齢5歳」の数え方
そもそも満年齢とは、生まれてから何年経過したかを表した年齢のことをさします。基本的に日常で年齢を聞かれた時に答える年齢をさしているため、難しく考える必要はありません。
満年齢は誕生日前日の午後12時を迎えた際に、1つ年を取るという考えになります。このため、4月1日の早生まれの場合は、3月31日に1つ年を取ったという考えで計算されます。
このような考えから年長の対象を計算すると、4月1日時点で5歳(満年齢5歳)になっている子どもとなります。ただし、4月2日時点も計算に入るため、4月2日で5歳となる子どもも年長に含まれることになります。
年長の子どもの特徴
幼稚園や保育園のなかでも一番年上という扱いになる年長の子どもは、小学校入学という大きな節目を迎える前という大事な時期です。そのため、ほかの年齢の子どもと比較すると身体的にも知能的にも、徐々に大人に近づいている年齢だとされています。
ここからは、そんな年長の子どもの身体的・知能的な特徴について解説します。
年長の身体特徴
年長は身体的に運動機能が向上・安定し、歩行速度は大人とほぼ変わらなくなります。手先も器用になり、細かな作業や少し複雑な作業も可能になるため、遊びの幅や活動範囲が広がっていくところが特徴です。
また、身長や体重なども成長する時期で、徐々に個人差が見られるようになります。
年長の知能的特徴
さまざまなことに対して興味関心を持ちやすい時期である年長は、精神的にも知的にも成長がめざましいところが特徴です。
自立心が芽生えることで自主的な行動がとれるだけではなく、社会性が身に付いてマナーやルールを理解できるようにもなります。結果、相手の気持ちが考えられるようになり、グループ活動も活発に行えるでしょう。
また、個性が表れ、自分の気持ちや思いを言葉で表現できるようになります。理解力や想像力も向上するため、大人や友人との高度なコミュニケーションも可能です。
年長の子どもを育てる3つのポイント
年長の子どもを育てる上でポイントとなってくるのは、子どもの自尊心を大切にすることです。その上で、年長の子どもに必要な基本的な生活習慣やコミュニケーション能力を身に付けられるよう、保護者が働きかけていく必要があります。
ここからは、年長の子どもを育てるポイントを3つ解説します。
自主性・自立性を大切にする
自主性や自立性を大切にするために、子どもができないことにあまり手を貸し過ぎないようにしましょう。自分で解決・達成できる能力を身に付けさせるためにも、保護者は基本的に見守る姿勢でいることが必要です。
「周りの話を聞く力」を育てる
年長の子どもは理解力や表現力、コミュニケーション能力が向上する時期であるため、自分の思いを伝える能力が育ちやすい時期です。その反面、相手の話を聞くなどの周りの力を聞く力は、周囲の大人がサポートして伸ばしてあげる必要があります。
そのため、子どもの話をしっかり聞いてあげるだけではなく、相手の話を聞くように促してあげる子育てが求められます。
伝え方に一貫性を持たせる
年長の子どもは理解力や思考力が発達していきますが、その過程で保護者などの周囲の人間の様子を観察して思考していくことが増えてきます。
このとき、注意しなければいけないのが、伝え方に一貫性を持たせることです。気分で注意する・しないなど、一貫しない態度を取っていると子どもを混乱させてしまいます。
また、保護者も自分がいったことに矛盾が生じないように心がけることが大切です。
小学校入学に備えて年長になったら準備するべきこと
年長の子どもは、次の年には小学校への入学を控えている状態です。このため年長になった時点で、小学校入学に備えた準備をしていく必要があります。すべての準備を一気に進めていくことはできないため、少しずつ子どもに準備させていくことがおすすめです。
ここからは、小学校入学に備えて年長になったら準備することを4つ解説します。
正しい生活習慣を送る
年長の子どもは自立心を養うために、基本的な生活習慣を身に付けていく必要があります。生活習慣を身に付けることで、小学生として一人でやらなければいけないこともこなせるようになるのです。
筆箱や教科書の整理整頓、トイレを上手に使えるようになる、一人で着替えるなどの習慣は学校では保護者が手伝えないものです。学校でも一人でできるようになれば、学校生活でも困ることが少なくなるでしょう。
簡単な文字の読み書き
文字の読み書きは小学校で習いますが、事前にある程度身に付けておくことで授業にスムーズについていきやすくなります。最低でもひらがなの読み書きを身に付けておくと、自分の名前が読める・書けるなど普段の生活にも役立てることが可能です。
文字の読み書きは焦って身に付ける必要はないものの、ドリルを使った学習を行うなどある程度文字が理解できるようになっておくことが推奨されています。
簡単な足し算・引き算
簡単な文字の読み書きと一緒に身に付けておきたいのが、簡単な足し算や引き算です。こちらも小学校で習うものの、ある程度理解できるようになっておくことで、算数の授業も意欲的に取組みやすくなります。
数に関する理解は、日常生活のなかで自然に身に付きやすい傾向があります。そのため、無理に勉強させるのではなく、普段の生活のなかで足し算や引き算を盛り込む方法がおすすめです。
興味関心を広げるための学習
さまざまものに対して、興味関心がもてるようなきっかけづくりをすることで、学びたいという意欲を刺激しやすくなります。特に自分で学びたいと思えるような姿勢を身に付けさせることが、今後の学習意欲につながるポイントです。
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年長の子どもの特徴を知って子育てに活かそう!
年長の子どもは身体的にも知能的にも伸びやすい時期であり、自尊心や自立心が芽生えることで大きく成長していく年齢です。子どもが年長の時期になったら、子どもの自尊心を大切にしながら社会性を身に付けさせていく必要があります。
また、小学校入学を控えた時期でもあるため、小学校の生活に向けて少しずつ準備していくことも重要です。
この記事で紹介した内容を参考にして、年長の子どもの特徴を踏まえた子育てを実践してみましょう。