保育園は何歳から入園できる?入りやすい年齢や入園までに必要な手続きについて解説
保育園には、何歳から預けられるか知りたいという方もいるでしょう。この記事では、保育園の受け入れ年齢をはじめ、保育園に入りやすい年齢や保育園が無料になるタイミングなどを紹介しています。保育園について知りたい方は、ぜひ、この記事を参考にしてください。
「育休が終わったらすぐに職場復帰したいけど、何歳から保育園に預けられる?」
「待機児童にならないか不安。保育園に入りやすい年齢はある?」
「周りの人たちは、どれぐらいの時期に保育園に入園させているの?」
仕事や介護などの家庭の事情で、保育園への入園を考えている方のなかには、このような疑問や不安があるのではないでしょうか。
本記事では、保育園は何歳から入園できるのかをはじめ、保育園に入りやすい年齢や、保育園と幼稚園で入園できる年齢の違い、入園までのスケジュールなどを紹介しています。
この記事を読むことで、保育園に入園可能な年齢がわかるため、仕事復帰や仕事探しのスケジュールが組みやすくなるでしょう。
子どもを保育園に入園させて仕事をしたいと考えている方は、ぜひ、この記事を参考にしてください。
保育園は何歳から入園できるのか
一般的に、保育園に入園できるのは、0歳~5歳(小学校就学前)までとされています。ただし、施設により独自の入園可能月齢の決まりがあるため、注意が必要です。
たとえば、産後休業後すぐに仕事復帰ができるように「生後2か月」から預かってくれるところもあれば、「生後6か月以上」や「首すわりしてから」としているところもあります。
ほかには、0歳児の受け入れは行っておらず、育児休業明けの「満1歳以上」の子どもを対象としているところもあるなど、保育園の受け入れ時期はさまざまです。
上記を踏まえて、保育園を探しはじめる段階で、自分が希望する保育園が何カ月から受け入れしているのか、確認することが大切でしょう。
出典:保育所123|厚生労働省
保育園に入りやすい年齢は0歳と3歳
保育園には入園枠があります。申込み時点で枠がすでに埋まっている場合、希望する園に入園できず待機児童になって、仕事復帰が遅れる可能性があるでしょう。
スムーズに仕事復帰を果たすためには、保育園に入りやすい年齢を考慮した方がよいでしょう。保育園に入りやすい年齢は、「0歳の4月」と「3歳の4月」といわれています。
ここでは、2つの時期がおすすめとされている理由について紹介しましょう。
0歳の4月が入園しやすい理由
0歳の4月が入園しやすいとされるのは、「進級のタイミングである」「まだ保育園を利用しない家庭が多い」という理由によるものでしょう。
4月になると、それまで0歳児クラスで預かっていた子どもたちが、1歳児クラスに進級します。0歳児クラスの枠に空きが出るため、入園できる可能性が高まるということです。
また、早生まれの子どもの場合、生後57日以上たっていないために入園できないというケースもあるでしょう。
上記のような理由から、ほかの時期に比べて競争率が低いことが予想されるため、0歳でも保育園に入園しやすくなります。
3歳の4月が入園しやすい理由
3歳の4月は入園しやすいとされるのは、「3歳児クラスになると枠が増える」「幼稚園に転園する子どもが出る」という理由によるものでしょう。
保育士1人が受け持つことができる子どもの数は、0歳児が3人、1・2歳児は6人ですが、3歳児になると20人に増えます。枠が大幅に増えるため、3歳の4月が狙い目でしょう。
また、この時期には、よりよい教育環境を求めて幼稚園に転園する人も少なくありません。枠に空きが出るため、ほかの時期に比べ入園しやすいでしょう。
平均的な入園時期は1歳
保育園入園時期の平均は、1歳といわれています。これは、多くの方が育児休業を終え、仕事復帰する時期にあたるためです。
一部の保育園では、0歳児は受け入れず満1歳以上の子どもを対象に新規募集を行うところもあります。このような保育園では、1歳からの入園がおすすめでしょう。
ただし、入園枠を超える申込みがあれば、抽選になります。抽選に漏れてしまえば入園できないため、注意しましょう。
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出典:ワンダーボックス for docomo|comotto
専業主婦と共働きで保育園に入園させる年齢はわけるべき?
保育園は、仕事や介護などの理由で、家庭での保育ができない方が利用できる施設です。
認可保育園、認可外保育園、認定こども園などの種類があるため、それぞれの違いを理解して入園準備をすることが大切でしょう。
認可保育園は、各自治体の認可を受けた保育園で、保育の必要性があると認められなければ入園できません。
認可外保育園は、認可を受けていない保育園で、仕事や介護などの特別な理由がなくても預けることができる施設です。
認定こども園は、幼稚園と保育園の機能を持つ保育施設で、3歳未満の子どもは保育の必要性が認められないと入園できません。しかし、3歳以上であれば誰でも利用できます。
それぞれの特徴を知り、専業主婦の方も共働きの方も必要なタイミングで利用するとよいでしょう。
出典:子ども・子育て支援新制度について|内閣府子ども・子育て支援新制度施行準備室
保育園が無料になるのはどのタイミング?
3歳~5歳の子どもは、保育所、認定こども園などの利用料が無料になります。
また、年収360万円未満相当の世帯や、第3子以降の子どもに関しては利用料だけでなく、副食費も免除されます。副食とはおやつやおかずのことです。
ただし、認可外保育施設や、企業主導型保育事業は条件が異なります。認可外保育施設も企業主導型保育事業も、保育の必要性があると認められないと無料になりません。認可外保育施設は月額3.7万円まで、企業主導型保育事業は標準的な利用料が無料になります。
詳しく知りたい方は、自治体に問い合わせてみましょう。
保育園に入園するまでに必要なスケジュール
スムーズに保育園に入園するためには、何歳から預けるのか決め、見学から申込み、入園までのスケジュールを、妊娠中から立てておくことが大切です。
ここでは、一般的な保育園に入園するまでのスケジュールを紹介します。
4月入園の場合、入園前年度の10月から12月に申込みが行われるのが一般的です。自治体のホームページなどで申込み時期を確認し、10月以前に候補の保育園の見学に行くようにしましょう。
申込みの結果は、入園年度の1月から2月頃に届きます。申込みが受理された場合は、入園日までに必要な書類の提出や用品の準備を済ませておきましょう。
なお、年途中での入園の場合は、入園希望月の前月の10日頃が申込み時期になることが多いでしょう。自治体などに確認し、申込み時期を過ぎてしまわないように注意が必要です。
保育園と幼稚園で入園できる年齢は違う
パート・時短勤務で働く方や、親族などに子育てを協力してもらえる方のなかには、保育園ではなく幼稚園の利用を検討している人もいるでしょう。
幼稚園は保育園と同じように未就学児を預かってくれる施設ですが、入園できる年齢が異なります。
保育園は0歳~5歳(小学校就学前)までの子どもが対象ですが、幼稚園は満3歳から小学校就学前の子どもが利用できる施設です。
預り時間や保育内容にも違いがあるため、特徴をよく理解して、保育園にするか幼稚園にするか決めましょう。
子どもや家庭にあった時期に入園できるようにしよう
保育園は0歳~5歳まで利用できますが、受け入れ月齢は施設により異なるため、確認が必要です。
一般的に「0歳の4月」と「3歳の4月」が、保育園に入りやすいとされているため、スムーズに入園するには、この時期を狙うとよいでしょう。
子どもや家庭にあった時期に入園できるように、妊娠中から見学から申込み、入園までのスケジュールを立てましょう。