【学年別18選】小学生の自由研究テーマをご紹介!用意するものや実験手順を詳しく解説
小学生の自由研究のテーマ選びに悩んでいるという方も、いらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、低学年・高学年向けに自由研究のおすすめテーマをご紹介しています。子どもと一緒に自由研究のテーマを決めて取組みたい方は、ぜひチェックしてみてください。
「小学生の子どもの自由研究テーマが決まらない」
「小学生におすすめな自由研究のテーマを知りたい」
「お気に入りの実験があれば、子どもと一緒に取組みたい」
このように小学生の自由研究のテーマが決まらず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、自由研究テーマを探す方法、低学年・高学年におすすめしたい自由研究テーマ、自由研究のまとめ方について詳しく解説しています。記事を読むことで、子どもが興味関心を示す自由研究を見つけることができるでしょう。
取組むテーマが決まったら、親子で一緒に実験を進めていきましょう。
自由研究のテーマがまだ決まっていないという方は、ぜひ最後まで記事をチェックしてみてください。
小学生の夏休みの自由研究テーマの探し方
自由研究のテーマによって、子どものモチベーションは大きく左右します。テーマ決めにおいて大切なことは、子どもの興味関心があるテーマから選んであげることです。
具体的なネタを探す方法としては、子どもが興味関心を示すものから選ぶ、ニュースやインターネットを見て気になったものから選ぶ、身の回りの身近な問題から選ぶ、スポーツや趣味から選ぶ、芸術館や美術館でヒントを得る、家族や先生など身近な人に相談してみてください。
【小学校低学年向け】自由研究のテーマ10選
小学生の子どもが自由研究に取組む際は、身の回りのものや日常生活で興味を持ったことをテーマに取り上げるのがおすすめです。
ここでは、小学校低学年におすすめしたい、自由研究のテーマを10個ご紹介します。気になる実験があれば、親子で一緒に取組んでみましょう。
自由研究のテーマ1:ろ過装置を作ろう
ペットボトルを使ったろ過装置を作ってみましょう。用意するものは、500mlのペットボトル2本、輪ゴム、ガーゼ、脱脂綿、小石、砂、活性炭、泥水、カッター、ビニールテープです。
まずはペットボトルの上部を10cm切ります。もう1本のペットボトルは底の部分を約10cm切りましょう。切り口はケガをする可能性があるため、テープを貼って保護しておきます。
底を切ったペットボトルの飲み口にガーゼをかけ、輪ゴムで固定しましょう。ガーゼをかけたペットボトルを逆さにし、脱脂綿、小石、脱脂綿、活性炭、脱脂綿、砂の順番で入れていきます。
次に上部を切り落としたペットボトルを重ねて、なかに泥水を入れましょう。出てくる水が透明に近づいていたら実験成功です。研究結果をまとめるときは、ろ過装置の写真や絵も一緒に記録しておくとよいでしょう。
自由研究のテーマ2:スケルトンのたまごを作ろう
お酢を使って、スケルトンのたまごを作ってみましょう。用意するものは、たまご、お酢、カップです。まずは、たまごをカップに入れて、お酢を注いでください。そのあとは定期的にお酢を入れ替えながら、放置しましょう。
約3日で殻がなくなり、スケルトンのたまごの完成です。自由研究としてまとめるときには、なぜたまごの殻が溶けたのか、自分なりの考えも書いてみましょう。
自由研究のテーマ3:凍るジュースを作ろう
衝撃を加えると急に凍る、不思議なジュースを作ってみましょう。用意するものは、500mlのペットボトル、清涼飲料水、コップです。
まずは、飲料水をペットボトルの約4分の3まで注いでください。ペットボトルのふたを閉め、静かに冷凍庫に入れます。コップと一緒に約5時間冷やしておきましょう。
実験を成功させるためにも、冷凍庫で冷やしている最中に、ペットボトルが倒れたり揺れたりしないように注意してください。時間が経過したら冷凍庫から静かに取出し、コップにゆっくりと注ぎ入れたら実験終了です。
コップに入れた瞬間に水が凍る、不思議な光景を観察しましょう。
自由研究のテーマ4:アイスキャンディソープを作ろう
アイスキャンディーの見た目をした、かわいらしい石鹸を作ってみましょう。用意するものは、グリセリンソープ、着色料、香料、アイスキャンディーの型、好きな形のシリコン型、カッター、アイスキャンディーの棒、耐熱容器です。
まずは、グリセリンソープをカッターで細かく切ってください。細かくしたグリセリンソープを耐熱容器に加え、電子レンジで溶かしましょう。溶かし終わったら着色料を混ぜて、シリコンの型に流します。
次にアイスキャンディーの型に棒をさし、輪ゴムでとめます。再度グリセリンソープを溶かし、香料を加えて混ぜましょう。粗熱が取れたら、型に溶かした2つのグリセリンソープを交互に流し込みます。
最後に約1時間放置し、固まったら型から外して完成です。好きな型を用意して、自分だけのオリジナルアイスキャンディーソープを作りましょう。
自由研究のテーマ5:野菜の絵の具を作ろう
野菜を使ったエコロジーな絵の具を作ってみましょう。用意するものは、色の濃い野菜、すりこぎ、すり鉢、包丁、ガーゼ、絵具を入れる容器、画用紙です。
まずは、用意した野菜を細かく切ってすりつぶしましょう。すりつぶした野菜は、ガーゼに入れて絞ります。すりつぶして出てきた液体で、画用紙に絵を描いて、実験終了です。
野菜から作った絵の具は、時間とともに色あせるため、写真を撮って記録しておきましょう。
自由研究のテーマ6:カブトムシを一日観察しよう
外で捕まえたカブトムシを、一日観察してみましょう。用意するものは、カブトムシ、飼育ケース、ふよう土、虫マットです。
まずは、外でカブトムシを捕まえてきましょう。カブトムシの住処を作るために、飼育ケースにふよう土を入れ、虫マットを敷きます。一緒にバナナやゼリーなどのエサも入れておきましょう。
あとはカブトムシの様子を朝、昼、夕方、夜の4回にわけて観察します。時間帯ごとのカブトムシの様子を写真や絵として記録し、観察中に気づいたことをまとめましょう。
自由研究のテーマ7:葉っぱの形を見比べよう
身近に生えている葉っぱを観察して、レポートにまとめてみましょう。用意するものは、新聞紙、板、約10kgの重し、木工用ボンド、A4サイズの厚紙、A4サイズのクリアファイルです。
まずは、家の周りや学校に生えている葉っぱを採取しましょう。より多くの種類の葉っぱを採取できれば、より研究が深まります。次に採取した葉っぱを新聞紙の間に挟み、上からおもしを乗せて押し葉を作りましょう。おもしには本を重ねて使うのがおすすめです。
新聞紙は一日ごとに新しいものに変え、葉っぱの水分をしっかり抜きましょう。葉っぱが乾いたら、木工用ボンドで厚紙に貼っていきます。葉っぱごとの名前や生えていた場所を書き込み、クリアファイルに挟んだら完成です。
自由研究のテーマ8:ものの長さを図ろう
ものさしや巻き尺を使って、身近なものの長さを測ってみましょう。用意するものは、巻き尺とノートです。
ものさしや巻き尺でものの長さを測り、レポートにまとめて自由研究は終了です。長さを測るときはものさしや巻き尺を使いましょう。頭の周りや木の周りなど、円柱形のものを測るときは、スプリングメジャーなどのひも状の巻き尺を使うのがおすすめです。
自由研究のテーマ9:お日様時計を作ろう
太陽の位置と影の長さを利用した、お日様時計を作ってみましょう。用意するものは、段ボール、割りばし、ものさし、方位磁石、時計、のり、ペン、ガムテープ、分度器です。
まずは、段ボールの中心に穴を開けて、割り箸を刺します。割りばしから直線を伸ばし、底の段ボールに線を引きましょう。次に方位磁石と引いた線を北に合わせてください。
太陽のもとに段ボールを置き、1時間おきにできた影に対し、影をなぞるように線を引きましょう。1時間後の角度を分度器で測り、レポートにまとめたら完成です。もし可能であれば、さまざまな都市で実験を行ってみましょう。都市によって、傾ける角度は変わります。
自由研究のテーマ10:入浴剤でボートを作ろう
入浴剤の泡を利用したボードを作ってみましょう。用意するものは、フィルムケース、発泡入浴剤、計量スプーン、発泡スチロール、細いストロー、接着剤、キリ、カッターです。
まずは、フィルムケースの中心にキリで穴を開け、ストローを差し込みます。差込口から空気が漏れないように接着剤で覆いましょう。
次に発泡スチロールを船やボートの形に切り出します。先程作ったフィルムケースとストローを合体させたものをボートに貼り付けてください。ケースのなかに砕いた入浴剤とお湯を入れ、ふたをし、お風呂に浮かべましょう。
入浴剤が反応し、泡の力でボートが進んだら実験成功です。いろいろな入浴剤を使って、ボートが進む速さを比べてみましょう。
【小学校高学年向け】自由研究のテーマ8選
小学校高学年になると、自由研究も何度か経験しているため、スムーズに進めたり、テーマを決めたりできるでしょう。なかには高学年だから、周りからすごいといわれるような自由研究に取組んでみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、小学校高学年におすすめしたい自由研究のテーマを8個紹介します。お気に入りの自由研究が見つかったら、ぜひ挑戦してみてください。
自由研究のテーマ11:水のボールを作ろう
持ち運びできる不思議な水のボールを作ってみましょう。用意するものは、水、食用アルギン酸ナトリウム1g、食用乳酸カルシウム5g、おたま、ボウル2つ、はかり、計量カップ、ハンドミキサーです。
まずはボウルに、計量カップ1杯分の水、アルギン酸ナトリウムを入れハンドミキサーでかき混ぜます。気泡が抜けるまで、約15分放置しておきましょう。
もう1つのボウルに、計量カップ4杯分の水、乳酸カルシウムを入れ、混ぜます。はじめに作った液体をおたまですくい、先ほど作った液のなかにゆっくりと沈めてください。約3分放置したらおたまを引き上げ、表面に付着している乳酸カルシウムを洗い流します。
これで水のボールの完成です。手のひらに乗せたり、つまんだりして遊んでみましょう。自由研究としてまとめる際には、水ボールの制作過程を写真付きで解説してください。
自由研究のテーマ12:水のカラフル層を作ろう
食塩水を使って、見た目がきれいなカラフル層を作ってみましょう。用意するものは、水、塩、透明なプラスチックコップ5個、割りばし、透明な細長い容器、はかり、スポイト、水彩絵の具、計量カップです。
はじめに、透明なコップに塩を5g、10g、15g、20gと水を加えてよく溶かしてください。水のみが入ったコップを1個作っておきましょう。次に溶かした塩が多い順に並べ、好きな色の水彩絵の具を加えて混ぜます。
そのあと透明な細長い容器に、濃度の濃い食塩水から順番にスポイトで移し替えます。色が混ざることなく、カラフルな層ができたら完成です。
自由研究のテーマ13:十円玉が光る実験
くすんだ茶色の十円玉を、きれいな銅色に生まれ変わらせましょう。用意するものは、くすんだ茶色の十円玉5枚、小皿、綿棒、ティッシュペーパー、水、台所用洗剤、調味料(醤油、ソース、ケチャップ、レモン汁、タバスコ)です。
はじめにティッシュペーパーに台所用洗剤と水を少し含ませ、十円玉を磨いてください。磨いた十円玉を等間隔に並べたら、実験の前後を比べるために写真を1枚撮ります。
次に綿棒を使って、各調味料を十円玉に一種類ずつ付けてください。約15~30分放置したら、調味料をティッシュペーパーで拭き取り、それぞれの十円玉の変化を観察したら、実験終了です。
どの調味料が一番十円玉をピカピカにすることができたのか、表にまとめてみましょう。
自由研究のテーマ14:ペットボトル温水器を作ろう
太陽光を利用したペットボトル温水器を作ってみましょう。用意するものは、ペットボトル、アクリル絵の具、筆、水入れ、温度計、段ボール、粘着テープ、角度をつけるための台、軍手、時計です。
まずは、ペットボトルを好きな色のアクリル絵の具で塗りましょう。塗り漏れがないようにしっかり塗るのがポイントです。絵具が乾いたら、すべてのペットボトルに同じ量の水を注ぎます。
太陽にあてる前に、それぞれの水の温度を測ってきましょう。あとは、太陽光が当たる場所に置き、30分、1時間、2時間ごとに温度計でなかの水の温度を測っていきます。最後に経過時間とそれぞれのペットボトルの温度の関係をレポートにまとめたら完成です。
自由研究のテーマ15:メダカを観察しよう
2匹のメダカの様子を観察してみましょう。用意するものは、メダカ2匹、2L以上のペットボトル1本、500mlのペットボトル1本、プラスチックの板、段ボール、はさみ、カッターナイフ、ガムテープ、スマートフォン、ものさしです。
はじめに2本のペットボトルを底から10cmの位置で切ってください。2つのペットボトルに水とメダカを1匹ずつ入れましょう。次に2Lのペットボトルの容器のなかに、500mlのペットボトルを入れてメダカの動きを観察してください。
段ボールで底が開いている箱を作り、透明なプラスチックの板を乗せ、その上にペットボトルを置きます。プラスチックの板の下にスマートフォンを置き、メダカがどのように動くのか動画に収めましょう。自由研究としてまとめるときには、メダカの動きの様子や実験をして気づいたことを記載してください。
自由研究のテーマ16:台風が発生する仕組みをまとめよう
台風が発生する理由を調査して、レポートにまとめてみましょう。図書館の本やインターネットで、台風の発生場所や発生要因を調べてみてください。
では、台風は一体どこで発生しているのでしょうか。答えは、赤道付近の海です。
理由は、赤道付近の海水面は温度が高く、上昇気流が発生しやすい地域だからです。発生した上昇気流と、積乱雲がまとまって渦を形成することにより、風速17m/sを超える台風となります。
レポートを書くときは、台風の一生や、「サイクロン」「ハリケーン」「タイフーン」などについてもまとめてみましょう。
出典:台風の一生|気象庁
自由研究のテーマ17:ペットボトルロケットを作ろう
入浴剤を動力とした、ペットボトルロケットを作ってみましょう。用意するものは、粒タイプの発泡入浴剤、炭酸用の500mlペットボトル、ポリ袋、ビニールテープ、園芸用支柱2本です。
はじめに園芸用支柱の先端に、ポリ袋を貼り付け、その上からビニールテープを巻きます。次に、ペットボトルに入浴剤を半分ほど入れましょう。入浴剤を入れたペットボトルに、水を約3分の1入れたら、素早く園芸用支柱に差し込んで逆さまにしてください。
入浴剤がペットボトルの飲み口から出て、ペットボトルが飛んだら完成です。
自由研究のテーマ18:アルミ缶をつぶす実験をしよう
人の力を使わずに、アルミ缶をつぶしてみましょう。用意するものは、アルミ缶、水、網、耐熱性の軍手、洗面器です。
はじめに少量の水をアルミ缶に注ぎ、火にかけてください。アルミ缶が十分に熱されたら、軍手をはめ、火から外してください。熱いうちに洗面器に入れ、水をかけてみましょう。水をかけてアルミ缶が大きく凹んだら、実験成功です。
熱したアルミ缶は非常に熱く、火傷する可能性があるため、十分に注意しましょう。
小学生におすすめの自由研究のまとめ方
自由研究をまとめるときは、レポートを見る人が、その人が何の実験を行ったのか、実験の様子はどうだったのか、結果はどうなったのかなどをわかりやすくまとめる必要があります。
具体的には自由研究のタイトル、テーマ設定の理由、実験前の自分の予想、実験するために調査したこと、方法・道具、結果、感想、考察などです。
まとめる前に、何のために自由研究をまとめるのか、どのような構成でまとめるのか、最終的な仕上がりをどうしたいのかをイメージしておきましょう。
興味のある自由研究のテーマを選ぼう!
ここまで小学生の自由研究のテーマ決めの方法、低学年・高学年におすすめな自由研究のテーマを紹介してきました。子どもは自分の興味のある分野・ジャンルには積極的に取組みます。
そのため自由研究のテーマを選ぶ際には、子どもが興味関心を示す分野を一緒に探してあげましょう。本記事で紹介したおすすめのテーマのなかで、子どもが興味を示すものがあれば、ぜひ一緒に挑戦してみてください。