「年少」とは何歳から?年少さんの特徴やおすすめの習いごとをご紹介

「年少」とは何歳から?年少さんの特徴やおすすめの習いごとをご紹介

年少は何歳の子どもをさしているのかご存じでしょうか。幼稚園や保育園に何歳から入園できるのかを知るためにも、年少が何歳なのかを知っておくことは大切です。

本記事では、年少の基礎知識や年少の子どもの特徴、おすすめの習いごとをご紹介します。年少の子どもに対する理解を深め、子育てに活かしていきたいと考えている方は、ぜひ、チェックしてみてください。

「年少って何歳のことをさすの?」
「年少になったら幼稚園や保育園に通わせたいけど、年少って何歳から?」
 「年少の子どもの特徴を知っておきたい」
 「子どもが年少になるけど、何か習いごとをさせるべきかな?」

このように年少をむかえる子どもがいる保護者のなかには、年少の子どもの特徴を知っておきたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、年少の年齢、年少の子どもの特徴、おすすめの習いごとを詳しく紹介しています。記事を読むことで、年少の定義や特徴を理解し、自分の子どもに合う習いごとを見つけることができます。

年少のときから習いごとなどに取組み、小学校に上がるための準備を早いうちからしておきましょう。

年少の子どもの子育てに悩んでいる方は、ぜひ最後まで記事をチェックしてみてください。

「年少」とは何歳?

保育園や幼稚園に入園するときに、年少クラスは何歳の子どもが入れるのかよくわからない保護者の方もいるでしょう。年齢の基準は、子どもたちの成長や学びはじめるタイミングに合わせて設定されています。

ここでは、年少とは何歳をさすのか、入園の年度表と合わせてご紹介します。

年少は「4月1日時点」で3歳の子ども

年少は日本の学年制度において、4月1日時点で満3歳の子どもたちをさします。これは子どもたちが同じ学年で同じ年齢で学ぶことを可能にし、教育環境の均一性を確保しているためです。

具体的には、入園時期や学年の設定が4月からスタートすることによって、同じ学年の子どもたちが同じ条件で学びはじめることができます。

出典:学校教育法第二十六条|e-GOV法令検索

出典:4. 4月1日生まれの児童生徒の学年について|文部科学省

入園年度表

学年制度において、子どもたちの生年月日に基づいた入園年度表が存在します。具体的な年度ごとの対応表を確認しておくことで、子どもたちがどの時期に学びはじめるかを把握することができるでしょう。

ここでは2024年と2025年の入園対応表をまとめています。

2024年入園
学年生年月日
年少(3歳児)2020年4月2日~2021年4月1日生まれ
年中(4歳児)2019年4月2日~2020年4月1日生まれ
年長(5歳児)2018年4月2日~2019年4月1日生まれ
2025年入園
学年生年月日
年少(3歳児)2021年4月2日~2022年4月1日生まれ
年中(4歳児)2020年4月2日~2021年4月1日生まれ
年長(5歳児)2019年4月2日~2020年4月1日生まれ

幼稚園の入園は「満3歳」から可能

一般的に幼稚園の入園は満3歳から可能です。

これは、子どもたちが早い段階から集団生活や学びの場にふれ、社会性や基本的なスキルを身に付けるための機会を提供することを目的としています。

学校教育法の第二十六条にも、幼稚園の入園年齢は「満三歳から、小学校就学の始期に達するまでの幼児」と規定があります。

出典:学校教育法第二十六条|e-GOV法令検索

4月1日時点の年齢で「年少」「年中」「年長」が決まる

保育園や幼稚園では、年少・年中・年長でクラスがわかれていますが、どのような基準でわけられているか知っておきたいという方もいるのではないでしょうか。

これは4月1日時点の年齢に基づいて年少・年中・年長が決まります。4月1日時点で満3歳の場合は年少、4歳の場合は年中、5歳の場合は年長です。これは学校教育法に基づくものであり、それぞれのクラスわけの基準が法律で規定されています。

出典:学校教育法第二十六条|e-GOV法令検索

出典:4. 4月1日生まれの児童生徒の学年について|文部科学省

4月1日生まれの子はどうなるのか?

年齢の計算については、年齢計算ニ関スル法律と民法第143条によりその考え方が示されています。

年齢計算ニ関スル法律と民法第143条によると、人は誕生日の前日が終了する時(午後12時)に年を一つとる(満年齢に達する)、とされています。

そのため、4月1日生まれの人は、3月31日が終了する時(午後12時)に年を一つとる(満年齢に達する)ため、3歳の誕生日を迎えた4月1日の時点で年少、4歳の誕生日を迎えた4月1日の時点で年中、5歳の誕生日を迎えた4月1日の時点で年長となります。

出典:明治三十五年法律第五十号(年齢計算ニ関スル法律)

出典:民法第143条出典:文部科学省|4月1日生まれの児童生徒の学年について

年少の子どもの特徴

年少期間の子どもは、成長の段階でさまざまな特徴がみられます。この頃から運動能力が高まったり、自我が芽生えたりするのが一般的です。

子どもの成長はそれぞれですが、一人ひとりの成長ペースに寄り添うためにも、年少の特徴について知っておきましょう。ここでは、年少の子どもの特徴について詳しく紹介していきます。

運動能力が発達する

年少の子どもは運動能力が著しく向上します。これまでうまくできなかった、走る、跳ねるなど激しい運動が体幹の成長によってできるようになるのが特徴です。

より複雑な動きもできるようになり、体を動かす遊びも楽しくなるでしょう。しかし個人差があることや、活発になる分、怪我の可能性も増えることに注意することが必要です。

自我が芽生える

年少の時期は何でも「自分でやりたい!」「自分ならできる!」と自己主張が強くなります。個々の意思や感情が表現されるようになり、さまざまなことに挑戦する気持ちが強まる一方、少しわがままな面も見えてきます。

子どもの「やりたい!」といった気持ちを受け入れるとともに、伝え方を工夫するなどして、うまく子どもとコミュニケーションを取ることが大事です。

言語能力が発達する

3歳までは3語をつなげる3語文で話していたのが、年少になると4語、5語と語彙が増えていきます。より多くの言葉を覚えて表現力が豊かになることで、他者とのコミュニケーションがより深まっていくでしょう。

また物事への興味関心が深まるのと相まって、疑問や気になったことに対して質問するようになります。子どもとの会話を増やし、コミュニケーションを楽しみましょう。

何事にも挑戦するようになる

年少期の子どもたちは、チャレンジ精神が旺盛になる特徴があります。新しいことに対して積極的に取組み、成長する過程での挑戦が彼らの自己肯定感を育てていくでしょう。

具体的には新しいものを見たり、ふれたり、これまで自分が知らなかったことを知ろうとします。ハサミやカッターなどの道具を使って工作をする機会を与えてみるのもおすすめです。

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年少の子どもの習いごとおすすめ6選

子どもに「習いごとをさせたいけど、何をやらせたらよいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。子どもの成長を促進させ、将来の可能性を広げるためには、年少の時期からさまざまな習いごとを経験させるとよいでしょう。

ここでは年少の子どもにおすすめしたい習いごとを6つご紹介します。

英会話

英会話を通じて早い段階から異文化にふれ、コミュニケーション能力を向上させることができます。また、幼児期から習うことで、ネイティブに近い発音が身に付くようになるでしょう。

小学校でも外国語が1つの教科として採用されるようになっていることから、英語の必要性は高くなっているといえるでしょう。幼児向けの英会話教室では、遊びを通して英語を学ぶことができるのでおすすめです。

ピアノ

ピアノはリズム感や音楽に対する理解力を養うのに役立ちます。繰り返しの練習を通じて忍耐力や集中力も養えるでしょう。

小学校に上がった際には、ピアノの伴奏者にもなれる可能性があり、活躍の場が広がります。早い段階で楽器に親しむことで、感性や創造性が豊かになるでしょう。

サッカーなどチームスポーツの球技

チームスポーツは協調性やリーダーシップを養います。サッカーやバスケットボールなどの球技は全身の運動能力や向上が期待できる上、友情や協力の大切さを学ぶよい機会になるでしょう。

特に男子に人気のサッカーですが、女子で活躍している人も多くいます。基本的なルールさえわかってしまえばプレイできるため、年少の子どもにおすすめしたいスポーツの1つです。

水泳

水泳は体力の向上だけでなく、水の中での動きや泳ぐ楽しさを覚えることができます。幼児期からはじめることができる上、成長期の身体への負担も少ないためおすすめです。

小学校から水泳の授業がはじまることからも、早めに慣らしておきたいと考える保護者も多いようです。

体操

年少から体操を習うことで、柔軟性や筋力の向上だけなく、集中力やバランス感覚を高めることができます。基本的な運動能力を身に付けられるので、日常生活やほかのスポーツにおいてもよりよいパフォーマンスが期待できるでしょう。

また、体操は美しさが求められるため、正しい姿勢や所作を身に付けることもできます。

プログラミング

小学校でもプログラミング教育が進んでおり、年少のうちからプログラミングにふれることは将来のスキル向上につながります。

「comotto」ではご家庭でSTEAM教育に取組んでいただく際に役立つサービスを提供しています。

五感を使って、手を動かして試行錯誤ができるアナログの良さと、デジタルの良さを掛け合わせた新感覚の学びをSTEAM領域のバラエティ豊かなテーマでお届けします。(※対象年齢4歳〜10歳)。

詳細や利用条件等は下記リンク先よりご確認ください。

出典:ワンダーボックス for docomo|docomo

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年少の成長速度を踏まえて適切な機会・方法で能力を伸ばしていこう

年少の子どもたちの成長は個々に異なります。好奇心旺盛な時期であるため、さまざまな機会を与えて挑戦させてあげましょう。習いごとはチームワークやリーダーシップを学ぶことができるため、年少からはじめることはよい機会になります。

保護者は子どもたちの興味や特徴を理解し、適切なサポートをすることで、将来への第一歩をしっかりと支えることができるでしょう。

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