後追いはいつからいつまで?理由と対処法について併せて解説!
後追いは、どのくらいの期間続くのかご存じでしょうか。この記事では、後追いがいつからいつまで続くのかや後追いをする理由や対処法を紹介しています。後追いについての疑問や不安を解消したい方は、ぜひ、この記事をチェックしてください。
「後追いは、いつからいつまで続くのだろう?」
「後追いがひどくて家事が思うように進まない、どう対処したらよい?」
「うちの子どもは後追いをする素振りを見せないけど、大丈夫?」
子どもが後追いをはじめると、このような疑問や不安が出てくるでしょう。
本記事では、赤ちゃんの後追いはいつからいつまで続くのか、後追いをする理由、後追いする赤ちゃんへの対処法などを紹介しています。
この記事を読むことで、なぜ赤ちゃんは後追いするのか、具体的にいつからいつまで続くのかといったことが把握できます。その知識をもとに後追いに対処することで、赤ちゃんとより信頼関係が深まるでしょう。
赤ちゃんの後追いに困っているという方は、この記事を参考にしてください。
赤ちゃんの後追いってなに?
お母さんやお父さんなど特定の人の姿が見えなくなると強い不安を感じ、追いかけたり、泣いて探し回ったりすることを後追いといいます。
たとえば、親が家事をしようとキッチンに向かった場合などに見られます。後追いは強い信頼や愛着を示している人に対して起こるでしょう。
後追いがはじまると、少しの間、姿が見えないだけでも激しく泣かれ、なにもできないという状況に置かれ困ってしまうこともあります。
赤ちゃんの後追いはいつからはじまる?
個人差がありますが、後追いは、生後6か月~11か月の間にはじまるといわれています。
この頃の赤ちゃんは自分自身とそれ以外の人を認識できるようになり、お母さんやお父さんなどお世話をしてくれる人に対して強い絆を感じるようになる時期です。また、愛着のある人が近くにいないと不安を感じる発達段階に入るので、後追いがはじまります。
赤ちゃんの後追いはいつまで続く?
後追いが終わる時期は、一般的に1歳~1歳半といわれています。
この時期になると、自我や独立心が芽生え、常に誰かと一緒にいなくても大丈夫だと理解するためです。また、言葉を理解しはじめるので、「待ってね」などと声をかければすぐ戻ってくることがわかるためでもあります。
ただし、後追いは終わる時期に個人差があり、2歳頃まで続く可能性もあるでしょう。また、終わったと思ったら、後追いが再びはじまるということもあります。
後追いの期間が長いと不安や焦りを感じますが、赤ちゃんの興味が広がれば自然に終わっていくので、根気よく待ちましょう。
赤ちゃんが後追いをする理由
後追いがはじまると、少しでも離れると激しく泣かれてしまい、家事などが思うようにできなくなり困ってしまうこともあるでしょう。
赤ちゃんが後追いをする理由はいくつかあります。ここでは、赤ちゃんが後追いをする理由について紹介します。
赤ちゃんの行動の意味を知り、不安を少しでも軽くしてあげるようにしましょう。
不安分離という成長過程に入ったから
個人差はありますが、生後6か月頃になると「不安分離」という成長過程に入ります。これは、お母さんやお父さんなど愛着やあんしんを感じる人と離れることに、強い不安を感じる状態のことです。
この段階に入った赤ちゃんは、お母さんなどの姿が視界から消えると、泣いたり、追いかけたりする行動を取ります。
この行動は、普段お世話をしてくれている人をあんしんできる存在だと感じ、それ以外の人としっかり区別できているから起こるものです。赤ちゃんが成長している証拠でしょう。
生活環境の変化に不安を感じているから
赤ちゃんの後追いは、生活環境の変化が影響している場合もあります。
「保育園に入園した」「引っ越した」「お母さんが下の子を妊娠した」など変化が起こると、赤ちゃんは不安を覚えることがあるでしょう。
また、後追いが終わったと思っていた赤ちゃんでも、生活環境に変化があるとぶり返してしまうことがあるでしょう。
赤ちゃんが後追いをしなくても心配ない
赤ちゃんのなかには、生活環境や生まれ持った性質によって後追いをしない子もいます。
たとえば、大人数のなかで生活しており、見える範囲に常に誰かがいる、性格が控えめ、自立心が強い赤ちゃんは後追いをしないことがあります。
赤ちゃんが後追いをしない理由には、環境や性質によるものもあるため、過度に心配しないようにしましょう。
後追いする赤ちゃんへの対処法
後追いがはじまると思うように家事ができず、どうしたらよいのかと悩むこともあります。後追いする赤ちゃんに、どのように向き合っていけばよいのでしょう。
ここでは、後追いする赤ちゃんへの対処法を紹介していきます。後追いの時期を乗り切るためのヒントにしてください。
積極的に声をかける
後追いは、愛着のある人が見えずに不安になることから起こります。
赤ちゃんのところから離れるときには、「ちょっと○○に行ってくるけど、すぐに戻るね」などと声をかけて不安な気持ちを和らげるようにします。
赤ちゃんの不安が少しでも軽くなるように、積極的に声をかけましょう。
赤ちゃんの視界の範囲から出ない
常に赤ちゃんの視界に入るようにすることも効果的です。あんしんできる存在が目に見える範囲にいるとわかれば、赤ちゃんは後追いせず、あんしんして遊べます。可能な限り、赤ちゃんの目の前で家事をするようにしましょう。
もちろん、家事のなかには赤ちゃんに危険がおよぶものもあるので、注意が必要です。ゲートやベビーサークルを利用して、赤ちゃんがキッチンなど危ない場所に入らないようにしておきましょう。
赤ちゃんの好きなもので気をそらす
後追いが原因で家事が進まない場合には、赤ちゃんの好きなもので気をそらしてみましょう。
家事をしたいタイミングで赤ちゃんにお気に入りのおもちゃや絵本、動画などを与え、気をそらせると後追いの行動が軽減される可能性があります。
普段の遊びのなかで、赤ちゃんが好んで遊んでいるものはないか観察し、準備しておくとよいでしょう。
スキンシップの機会を増やす
赤ちゃんにあんしん感を与えるために、後追いの期間中はスキンシップの機会を増やすようにしましょう。
赤ちゃんとのスキンシップの機会を増やす方法には、家族で家事を分担したり、赤ちゃんがお昼寝中に家事を済ませたりするなどがあります。スキンシップの機会を増やし、赤ちゃんの不安を和らげてあげましょう。
今しかない後追いの時期を大切に過ごそう
後追いは、成長過程でお母さんやお父さんに愛着を感じ、離れることに不安を感じるから起こるものです。
後追いの期間中は、いつまで続くのかと不安になってしまうかもしれませんが、1歳~1歳半頃には自然に落ち着いていきます。この期間は、赤ちゃんに対し積極的に声かけし、スキンシップの機会を増やすなどして、赤ちゃんがあんしんする環境を整えてあげましょう。