つかまり立ちはいつからできるようになる?練習法や注意点・対策についてご紹介!
赤ちゃんがつかまり立ちを練習するとき、どのようなことに気をつければよいかご存知でしょうか。本記事では、赤ちゃんのつかまり立ちの基礎知識から、安全に練習する方法までを紹介します。赤ちゃんのつかまり立ちに疑問や不安がある方は、ぜひ、ご一読ください。
「赤ちゃんのつかまり立ちって、いつからできるようになるの?」
「つかまり立ちの練習って難しそう。」
「つかまり立ちの練習で注意することって?」
赤ちゃんのつかまり立ちについて、このような不安や疑問を抱くママやパパも多いのではないでしょうか。
本記事では、赤ちゃんがつかまり立ちをはじめる時期や、つかまり立ちの練習で注意すべきポイントについて、練習方法とあわせて紹介しています。
この記事を読むことで、つかまり立ちの基礎知識をはじめ、安全につかまり立ちをする方法までが把握できます。その知識をもとにすれば、安全な環境のもとで赤ちゃんがつかまり立ちを練習できるため、あんしんして練習のサポートができるでしょう。
赤ちゃんにつかまり立ちを練習させたいと考えている方は、ぜひ、この記事をチェックしてみてください。
つかまり立ちはいつからできる?
赤ちゃんがつかまり立ちをはじめる時期は、生後8〜9か月頃です。
ただし、赤ちゃんの成長には個人差が大きく、つかまり立ちができるようになる時期はそれぞれ異なるため、上記の月齢はあくまで目安と考えてください。
なお、平成22年に実施された乳幼児身体発育調査によると、生後11か月~1歳未満の子どものうち、9割以上がつかまり立ちができるという結果が出ています。
1歳近くになってもつかまり立ちをしない子どもは、約1割いるともいえるため、自分の赤ちゃんが、なかなかつかまり立ちをしなくても、心配する必要はありません。
ほかに気になることがなければ、子どもが自然につかまり立ちをはじめるまで、焦らずに待ってあげましょう。
つかまり立ちの練習法
赤ちゃんの成長は個人差が大きく、なかなかつかまり立ちをしない子どももいます。そのような場合は、無理に練習させなくてもいいでしょう。
ここからは、おすすめのつかまり立ちの練習方法を紹介します。つかまり立ちの練習があまり進まないときや、赤ちゃんの興味を引き出したいときなど、ぜひ、参考にしてください。
つかまれるものを用意する
まず、赤ちゃんの生活範囲内に、つかまり立ちに適した高さのものがあるか確認しましょう。つかまり立ちの支えとなるものが高すぎたり低すぎたりすると、練習が難しくなります。
赤ちゃんが、両手でしっかり自分を支えるのに適した高さの椅子や、テーブル、ソファ、おもちゃなどを設置するのがおすすめです。
赤ちゃんの両脇をしっかりと支える
つかまり立ちをはじめたばかりの赤ちゃんは、まだ安定して立ち続けることはできません。そのため、練習の最中に転んで尻もちをついたり、頭をぶつけたりする子どもも多く見られます。
転倒のリスクを軽減するために、つかまり立ちを練習するときには、赤ちゃんの両脇や腰をしっかり支えてあげましょう。
立ち上がりが上手くいかないときは、赤ちゃんが家具などにつかまった状態で大人が両脇を支え、身体を起こしてあげるのもおすすめです。
大人が支えて立ち上がらせると、赤ちゃんは普段とは異なる視線を楽しめます。それがよい刺激になり、つかまり立ちへのやる気を引き出せる可能性もあるでしょう。
おもちゃを使って楽しく練習する
赤ちゃんのつかまり立ちの練習では、おもちゃを活用するのが効果的です。つかまり立ちをしてやっと届く位置におもちゃを置いたり、つかまり立ちをしたまま遊べるおもちゃを用意したりするとよいでしょう。
つかまり立ちをした状態での遊びには、身体のバランス感覚を鍛える効果が期待できます。転倒に備え、そばで見守りながら、赤ちゃんを遊ばせましょう。
つかまり立ちの練習で注意するポイント
つかまり立ちの練習では、赤ちゃんが転んだり、危険なものを手に取ったりして、予期せぬ怪我や事故に発展する可能性があることに注意しましょう。
たとえば、家具の角で頭をぶつけたり、転んだ拍子に後頭部を強く床に打ちつけたりすることも珍しくありません。
つかまり立ちを練習する際は、赤ちゃんの転倒に備えてジョイントマットを敷いたり、滑りやすい靴下を脱がせておいたりなどの工夫をしましょう。
ただし、クッション性の高いジョイントマットは足元が安定しづらく、赤ちゃんが転びやすくなる可能性があるため、注意が必要です。
ここでは、赤ちゃんのつかまり立ちの練習で注意するポイントを紹介しますので、ぜひ、参考にしてください。
転倒しやすい家具に注意
赤ちゃんにつかまり立ちを練習させるときに、倒れやすい家具を使うのはやめましょう。背の高い姿見や、キャスターがついているチェストなどでつかまり立ちをすると、家具ごと転倒して大怪我につながる可能性があります。
プラスチック製のチェストも、つかまり立ちの練習には不向きです。中にものが入っていたとしても、プラスチック製のチェストは軽く、バランスが崩れやすいため、転倒のリスクが高くなります。
高いところに置いている危険物に注意
タバコや医薬品、ハサミやコインなど、赤ちゃんにとって危険なものを、高いところに置いている家庭も多いでしょう。
しかしながら、つかまり立ちをした赤ちゃんの視線は、普段よりも高い位置になります。
視界に入ったものに興味を持ち、赤ちゃんが手を伸ばす可能性があるため、危険物の置き場所には細心の注意が必要です。
家庭内に潜む危険には、以下のようなものもあります。
・アイロンやストーブを触って火傷する
・テーブルクロスを引っ張って机の上の熱い飲み物をかぶる
・ビニールを口に入れて窒息する
さまざまな危険を考慮し、赤ちゃんの安全を確保できるように対策しておきましょう。
鋭利なおもちゃに注意
赤ちゃんがつかまり立ちをはじめる時期は、手にしたものをなんでも口に入れてしまう時期でもあります。ときには、おもちゃをくわえながら、つかまり立ちをすることもあるでしょう。
しかし、おもちゃの形によっては、転倒した際に喉をついてしまう危険性があります。
そのようなことがないように、つかまり立ちを練習するときは、赤ちゃんの手からおもちゃを放したり、鋭利な形状のおもちゃを避けたりなどの対策を心がけましょう。
安全につかまり立ちの練習をする方法
つかまり立ちの練習をはじめたばかりの赤ちゃんは、まだ上手にバランスを取れません。そのため、ささいなきっかけで転倒することも多いでしょう。
また、つかまり立ちができるようになった赤ちゃんは、高いところに置いたものに手が届いてしまう可能性もあります。
つかまり立ちの練習が、予期せぬ事故に発展することを防ぐためにも、安全に練習する方法を知っておきましょう。
ここでは、つかまり立ちの練習に役立つツ―ルや、練習の方法について詳しく紹介します。ぜひ、参考にしてください。
転倒に備えてクッションを背負わせる
赤ちゃんが転んだとき、後頭部を床で強打することがあります。そのため、つかまり立ちの練習をするときは、リュック型のセーフティクッションを活用するのがおすすめです。転倒した際の、後頭部への衝撃を和らげてくれるでしょう。
普通のリュック同様、背負わせるだけでよいため、赤ちゃんの自由な行動が制限されません。またデザイン性に優れた商品が多い点も、魅力の一つです。
家具の角にもクッションをつける
赤ちゃんがつかまり立ちをはじめたら、家具の角にはコーナークッションをつけることをおすすめします。角に丸みが出るため、赤ちゃんが頭をぶつけたときに怪我をする可能性を減らせます。
なお、コーナークッションの形状や厚みは商品によって異なるため、家具の形状に合ったものを探しましょう。豊富なデザインの中から、部屋の雰囲気に合うものを選ぶのもおすすめです。
目の届く範囲で練習させる
つかまり立ちをはじめる頃は、ハイハイができるようになる赤ちゃんが多い時期でもあります。行動範囲が一気に広がるため、少し目を離したすきに、思わぬ事故が引き起こされる可能性もあるでしょう。
赤ちゃんを危険から守るためにも、つかまり立ちの練習は目の届く範囲で行ってください。ベビーサークルの中で練習させたり、危険なところに赤ちゃんが立ち入らないよう、階段や台所の入り口などにベビーゲートを設置したりするのもおすすめです。
安全に十分配慮して練習させよう
赤ちゃんの成長には個人差があるため、つかまり立ちをはじめるのが早い子どももいれば、遅い子どももいます。ほかの子どもと比較せずに、赤ちゃんのペースを大切にして見守ってあげましょう。
また、赤ちゃんがつかまり立ちをはじめたら、赤ちゃんのそばを離れないようにしてください。つかまり立ちをしている赤ちゃんは、常に転倒のリスクと隣り合わせです。
ちょっと目を離したすきにケガをしてしまう場合もあるため、ジョイントマットを敷いたり、コーナーガードを設置したりなど、安全に練習できる環境を整えましょう。
行動範囲が広がった赤ちゃんが、あんしんしてつかまり立ちを練習できるように、ぜひ、本記事を参考にしてみてください。