クワガタは世界と日本に何種類いるの?それぞれ有名な種類をご紹介!

クワガタは世界と日本に何種類いるの?それぞれ有名な種類をご紹介!

多種多様なクワガタが存在しているのはご存じでしょうか。本記事では、日本や海外の代表的なクワガタの種類と、それぞれの特徴、体長や生息地などを紹介しています。クワガタの種類について知りたい、飼ってみたいなど興味がある方はぜひ、チェックしてみてください。

「子どもがクワガタ飼いたいっていうけど、どんな種類があるんだろう?」

 「日本だけじゃなくて海外にもクワガタは生息しているのかな?」

 このように、クワガタの飼育に関して疑問のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、日本の代表的なクワガタを4種類と海外の代表的なクワガタを4種類、それぞれの特徴を挙げて体長、生息地などを紹介しています。

この記事を読むことで、日本にはどのようなクワガタがいるのか、また海外のクワガタについて知ることができます。クワガタの飼育を考えている方には、飼育するクワガタの種類を選ぶ際の参考になります。

クワガタの飼育をはじめたいと考えている方や、国内外のクワガタの種類について知りたいと思っている方はぜひ、この記事をチェックしてみてください。

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遊びのヒント 2024.09.06

クワガタの種類は世界で約1,500種いる

日本には約40種のクワガタがおり、約13属にわけられます。

さらに上記種類のなかには亜種があり、その亜種まで含めると50種類以上生息しています。亜種とは、地域によっての違いを細かくわけたものです。クワガタの多くは、クワガタムシ亜科に属しています。

日本以外の世界中では、1,400~1,500種類のクワガタが生息しているといわれています。

日本のクワガタは本州、四国、九州などに分布しており、世界では東南アジアやアフリカ大陸に、多くの種類が生息しているでしょう。

カブトムシとクワガタはどっちが多いの?

日本のカブトムシの種類は4~6種類といわれています。そのなかで代表的なカブトムシはヤマトカブトムシ、クメジマカブトムシ、コカブトムシなどです。

一方クワガタはミヤマクワガタ、ノコギリクワガタなど50種類以上も確認されているので、クワガタの方が多く生息しているといえるでしょう。

海外でもカブトムシは約1,200種類、クワガタは約1,400種類と、日本と同じくクワガタの方が、種類が多くなっています。

日本に生息するクワガタと特徴

日本には50種類以上のクワガタが生息しており、代表的なものはオオクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、ミヤマクワガタ、ヒラタクワガタ、オニクワガタなどがあります。

それぞれの特徴としては体の大きさや頭の張り出し、色などがありますが、あごの形やギザギザも見わける上で大きな特徴となっているでしょう。

最も体格のよい「オオクワガタ」

日本に生息している大型のクワガタがオオクワガタです。体長は25mm~85mmとなっています。太く、立派なあごを持ち、その見た目からも人気が高いといわれています。

しかし、その見た目に反し、おとなしい性格で飼いやすいことも特徴です。成虫としての活動期間は、一般的に3年以上となっています。

ギザギザした歯の「ノコギリクワガタ」

あごにノコギリのようなギザギザした歯を持つのが、ノコギリクワガタです。個体により、あごの形が異なります。体長が大きいほど、大あごが湾曲しやすい特徴があり、体長は約25mm~75mmとなっています。

クワガタは体色が黒い場合が多いですが、ノコギリクワガタは赤褐色という特徴的な色をしているので、種類が見わけやすいでしょう。

気性の荒い「ヒラタクワガタ」

ヒラタクワガタは体やあごが、ほかのクワガタに比べると平べったく見えるので、ヒラタと名付けられました。18mm~75mmの体長となっています。

力強く大きなあごを持ち、気性が荒いので十分に注意が必要です。ペアで飼育している時にメスを攻撃してしまうこともあります。

ヒラタクワガタは地域ごとに特徴が異なるものも多く、それらは亜種として区別されますが、亜種もすべてヒラタクワガタです。一般的にヒラタクワガタとして知られているものは、ホンドヒラタクワガタと呼ばれています。

低い気温が好みな「ミヤマクワガタ」

ミヤマクワガタは、標高が高く気温の低い環境を好むので、深い山と書いてミヤマと名付けられました。

特徴として、オスの頭部には耳状突起という、ほかのクワガタには見られないものがあり、大型であるほど、その突起が大きくなります。

オスは全体的に、メスは腹部に金色の毛が生えています。また、体長は30mm~79mmが一般的です。

世界中のクワガタと特徴

日本には約50種類のクワガタが生息しており、海外を含めると1,400~1,500種類のクワガタがいるといわれています。

海外では、日本では見られない特徴を持ったクワガタも多く、さまざまな種類が生息しています。海外に生息する、代表的なクワガタをご紹介しますので、海外のクワガタに興味がある方は読んでみてください。

世界最大級の「ギラファノコギリクワガタ」

東南アジアに広く生息しているのが、世界最大級の体長を持つギラファノコギリクワガタで、その体長は約35mm~121mmになります。

ギラファとはキリンのことをさしており、あごは鹿の角のような細長さで体長を占める割合が大きいのが特徴的です。

インドネシア産の流通が多くなっており、日本で飼育する場合は温度管理が必要です。

はさむ力が非常に強い「パラワンオオヒラタクワガタ」

フィリピンのパラワン島に生息しているのが、パラワンオオヒラタクワガタです。ヒラタクワガタの亜種になります。

日本のヒラタクワガタと同じく気性が荒く、大きなあごを持ち、はさむ力が非常に強く大人の手の皮膚を突き破ることもあるので、注意が必要です。

体長は35mm~111mmと大型で、寒さに弱いという特徴がありますが、飼育しやすい種類になります。

色虫とも呼ばれる「パプアキンイロクワガタ」

東南アジアのニューギニア島に生息しているのが、パプワキンイロクワガタです。

このクワガタの最大の特徴は、美しい光沢と色のバリエーションが緑・青・赤・黄・紫・黒・茶と豊富にあり、色虫とも呼ばれています。

大きさは約21mm~54mmで、メスの方が色が豊富です。

多くの一般的なクワガタと違い、草の汁を主食としていますが、飼育では昆虫用ゼリーを与えて飼育できます。飼育の際は、寒い場所に置かないように注意が必要です。

広がる角が特徴の「シセンミヤマクワガタ」

その名のとおり中国の四川省に生息しているのがシセンミヤマクワガタです。日本のミヤマクワガタのように頭部が大きく張り出し、あごの先に向かってさらに広がっている角が特徴的です。

日本のミヤマクワガタと比べると、角がカーブを描いたあとは真っ直ぐになっているのが見わけるポイントとなっています。

世界にはいろいろな種類のクワガタがいる

本記事では日本のクワガタ、そして世界の代表的なクワガタについて紹介しました。

ここまで紹介したように、日本には多くのクワガタが生息しています。

また、海外ではさらに多くの種類が存在しており、それぞれ大きさや特徴が違い、魅力的なクワガタであふれていることを理解できたでしょう。

クワガタの飼育方法については以下の記事もご確認ください。

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