【これで決まり】2歳児の室内遊び10選をご紹介!遊ぶ際の注意点も併せて解説
雨の日や、外に出かけるのが難しい日などに、2歳児が楽しめる室内遊びをご存知でしょうか。本記事では、2歳児の室内遊び10選や遊び方のポイントのほか、遊ぶ際の注意点などを紹介します。2歳児の室内遊びに悩んでいる方は、ぜひ、この記事を参考にしてください。
「2歳ぐらいの子どもが室内遊びをするときに、注意するべきポイントって何?」
「小さい子どもが、雨の日でも室内で楽しく遊べる遊びには、何がある?」
このように、子どもと一緒に楽しめる室内遊びの種類には、どのようなものがあるか知りたいという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2歳児におすすめの室内遊びを、10個ピックアップしてご紹介します。
この記事を読むことで、外遊びが難しい日でも、2歳児と一緒に楽しめるさまざまな室内遊びが把握できます。また、遊ぶ際の注意点にもふれているため、楽しく安全に遊ぶための参考にできるでしょう。
雨の日や、お出かけできない日の室内遊びに悩んでいる方は、ぜひ、この記事をチェックしてみてください。
記事のまとめ
- 2歳児におすすめの室内遊びを10個紹介し、友達との交流や身体を動かす遊びを提案する。
- 遊ぶ際の注意点や、イヤイヤ期の子どもと遊ぶ際の工夫を説明している。
- 親子や友達と一緒に楽しみながら、子どもの成長を促す遊び方を紹介している。
2歳児の室内遊びはどう選ぶべき?
2歳頃の子どもは、身体や言葉の発達が著しく、日常生活のなかから、さまざまなことを吸収していきます。
そのため、遊びのなかに、身体を動かせるものや、言葉を扱うものなどを取り入れるのがおすすめです。
また、子どもが2歳になる頃は、「なんでも自分でやりたい」という自立心が芽生えはじめると同時に、周りの人への関心が出て来る時期でもあります。
大人よりも、同じ年齢くらいの子に関心が向くため、2歳児の遊びでは、友達との交流を通して社会性を学べるようなものを選んであげるとよいでしょう。
出典:発育・発達の様子 【発達の目安】2歳、2歳6か月|北竜町
出典:<参考> 0歳児から2歳児の発達過程p.10~11|東京都教育委員会
【10選】2歳児におすすめの室内遊び
自我が芽生えはじめる2歳頃は、多くの子どもが、自分のしたいことを押し通そうとする「イヤイヤ期」に入るといわれています。
そのため、この年齢の子どもと遊ぶときには、「自分でやりたい」という気持ちをサポートできる遊びや、周りの人との関わりのなかで、成長を促す遊びがよいでしょう。
ここでは、2歳児におすすめの室内遊びを10選紹介します。
出典:イヤイヤ期とは? 子供との上手な付き合い方|有明子どもクリニック勝ちどき院
しっぽ取りゲーム
このゲームは、自分のしっぽを守りながら、相手のしっぽを追いかけるという、シンプルな遊びです。大人数で遊べて、体を動かせるため、室内でも楽しい時間が過ごせるでしょう。
準備するもの
・ハンカチやバンダナなど、しっぽにできそうなもの
遊び方
・ズボンのおしり側に、しっぽの先を入れる
・ゲームの時間や走り回る枠を決める
・「スタート!」の合図で自分のしっぽを取られないようにしながら、ほかの子のしっぽを取る
・しっぽを取られたら枠の外に出る
・決めていた時間になって、残っていた人全員が勝ち
この遊びは、部屋のなかを走り回るので、転倒や衝突に注意が必要です。ルールについては、子どもたちの様子を見ながら柔軟に対応しましょう。
新聞紙ちぎり
自由に新聞紙をちぎるだけの、単純な遊びです。縦、横、ななめにちぎったり、大・小さまざまにちぎったり、子どもたちの自由な発想でちぎらせてあげましょう。
準備するもの
・新聞紙
紙吹雪のようにちぎった新聞紙を上から降らせたり、誰がいちばん細かくちぎれるか競争したりなど、いろいろな遊び方をしてみましょう。
フラフープジャンプ
フラフープという道具を使って、歩く、走る、またぐ、くぐる、ジャンプするなど、さまざまな運動ができるゲームです。遊び方を工夫して、お友達と一緒に楽しく遊びましょう。
準備するもの
・フラフープ
遊び方
・フラフープをいくつか床に並べる
・フラフープを踏まないように注意しながら渡り歩く
最初は歩きで、最後の1つだけジャンプしてゴールするなど、複数の動きを取り入れてみるのも面白いでしょう。
トンネル遊び
大人がトンネルのような脚のポーズを取り、子どもに足の間をくぐらせるという、シンプルな遊びです。道具も必要ないため、子どもの好きなタイミングで遊んであげましょう。
脚を肩幅に広げたり、両手両足を床につけて山を作ったりすると、飽きずに遊べます。複数人で遊べば、1人ずつ順番を守る練習にもなるでしょう。
転倒のリスクがあるので注意が必要ですが、大人がブリッジをして、子どもにくぐってもらうのも面白い遊び方です。
じゃんけん列車
遊びを通して、いろいろなルールの勉強ができるゲームです。広いスペースがあれば、いつでも遊べるため、前もってじゃんけんのやり方を教えておくとよいでしょう。
準備するもの
・音楽を流せる機材(スマホやタブレッとなどでも可)
遊び方
・CDなどで曲を流す(※機材がない場合は、大人が歌を歌ってもよい)
・曲に合わせて、子どもたちは自由に歩き回る
・曲が止まったら、近くを歩いてるお友達とじゃんけんをする
・負けた人は勝った人の後ろに回り、肩に手をかけて連結する
・この流れを繰り返して列を伸ばしていく
・最後に先頭にいる運転手が勝ち
どんどん列が長くなっていくので、子ども同士が衝突しないように気を付けましょう。
フルーツバスケット
集団で遊ぶときのルールを、楽しみながら学べるゲームです。フルーツの名前を覚える目的で遊ぶのもよいでしょう。はじめのうちは、以下に記載する基本的なルールで遊んでみてください。
準備するもの
・椅子(子どもの人数より一つ少なく用意する)
・フルーツをモチーフにしたお面や首飾りなど
遊び方
・鬼を1人決める
・子どもたちをいくつかのグループにわける(※グループの名前はフルーツにする)
・内側に向かって円になるように椅子を並べて、ばらばらに座る
・鬼は円の中心に立って、好きなフルーツの名前を呼ぶ
・自分のフルーツの名前を呼ばれた子どもは、ほかの椅子に移動して座る(※鬼はこのタイミングで空いてる椅子に座る)
・椅子に座れなかった子どもが次の鬼になる
・鬼が「フルーツバスケット」といったら、全員がほかの椅子に移動する
このゲームの注意点は、ゲームをしているうちに、子どもたちが自分のグループを忘れてしまう可能性があることです。
そのような場合のために、ゲームをはじめる前に、フルーツのお面や首飾りなどを作って、それを身に付けて遊ぶのもおすすめです。
宝探しゲーム
部屋のなかに隠した宝物を、友達と協力しながら探すゲームです。宝物を隠すチームと探すチームにわかれて勝負するのも楽しいでしょう。
準備するもの
・おもちゃなど、宝物として隠せるもの
遊び方
・隠す役の人がいろいろなところに宝物を隠す
・探す役の人が隠された宝物を探す
宝物は好きなおもちゃなどでもよいですが、折り紙などで作るのもおすすめです。はじめて遊ぶときは、隠す範囲を決めておくと、難易度が下がって遊びやすくなるでしょう。
粘土遊び
粘土の手触りを手や指で感じながら、1つの形を作り上げるために集中したり、創造したり、楽しい時間が過ごせる遊びです。
ただし、2歳頃の子どもは、まだ誤飲の可能性が高いため、粘土遊びの際には細心の注意が必要です。
アレルギーがない子どもであれば、小麦粘土を使用するのも一つの方法ですが、それでも、大人が目を離すことがないように気をつけてください。
出典:異物誤飲|日本小児科学会
まねっこゲーム
1人が前に立ち、動物や身近なものを真似して、ほかの人が何の動きの真似をしているのか当てるゲームです。大人だけではなく、子どもが真似したものを当てるのも楽しいでしょう。
そのほかには、前に出た人が「こんなことできるかな?」と声掛けをし、子どもたちに自分と同じポーズを真似させるのも面白い方法です。
簡単な動作からはじめて、徐々に難しい動きに挑戦させるなど、子どもの様子に合わせて難易度を上げていきましょう。
カード合わせ
いくつかカードを並べたなかから、自分が持っているものと同じ絵柄のカードを探すゲームです。絵柄をしっかりと確認する必要があるため、集中力を養う効果が期待できるでしょう。
また、1回ずつ交代でカードを探すようなルールにすれば、順番を守る練習にもなります。
準備するもの
・カード(動物や乗り物、果物など、同じ絵柄のカードを2枚ずつ用意する)
遊び方
・1人1枚ずつカードを持つ
・机または床などに、子どもが持っているカードと同じカードを並べる
・自分のカードと同じカードを探す
最初は、動物や乗り物、果物など、わかりやすいカードからはじめるのがおすすめです。子どもが上手く探せない場合は、見つけられるまで根気強く待ってあげましょう。
2歳児の室内遊びをする際の注意点
2歳は、自分でやりたいという気持ちが強くなる年齢です。
しかし、この時期の子どもが自分だけでできることは、それほど多くないため、常に保護者のサポートが必要になるでしょう。
ここでは、2歳児が楽しく室内遊びをするために、保護者が注意すべきことを3つ紹介します。
子どもが楽しく安全に遊ぶために、どのようなサポートをすればよいか、ぜひ、参考にしてください。
出典:子ども家庭総合評価票記⼊のめやすと⼀覧表p.7~8|厚生労働省
管理者の目が届く範囲で遊ばせるようにする
2歳の子どもは、歩くことや走ることが上手になっています。
行動範囲も広がっているため、室内であっても、思いがけない事故につながる可能性があることには注意が必要です。
ちょっと目を離したすきに、机やテーブルの角で頭をぶつけたり、階段で転んだりなどで、大ケガをしてしまうこともあるでしょう。
そのようなことを防ぐためには、大人の目が届く範囲で子どもを遊ばせるようにして、危険を未然に防ぐことが大切です。
出典:子ども家庭総合評価票記⼊のめやすと⼀覧表p.7~8|厚生労働省
手が届くところにものを置かない
2歳になると、ハサミやステープラーなどの文房具を使う機会も増えてきます。しかし、2歳児が1人でこれらの道具を扱うのは、まだ難しいでしょう。
上記の道具以外でも、子どもが触ってケガをしたり、誤飲したりする可能性があるものには、特に注意が必要です。使い終えたら、子どもの手の届かないところに片づけておくことを忘れないようにしてください。
子ども同士が喧嘩することも想定しておく
2歳児は言葉を上手く伝えられないため、手が出てしまったり、おもちゃの奪い合いなどで喧嘩に発展してしまったりすることもあるでしょう。
そのような場合は、「喧嘩をすることも成長の一つ」と考えて、見守ることが大切です。
ただし、顔や頭などを叩こうとしたり、腕などに噛み付きそうになったりしたときには、ケガをする前に仲裁に入るようにしてください。
2歳児に合った室内遊びを選ぶようにしよう
2歳という年齢は、言葉や運動面の成長が著しい時期です。他人への興味が出てくる時期でもあるため、遊びの幅もどんどん広がっていくでしょう。
外に出られない日の室内遊びは、子どもの成長を促すチャンスです。ぜひ、本記事で紹介した内容を参考に、指先を使う遊びや、人と協力する遊びなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。
2歳児が室内で楽しめる遊びには、たくさんの種類があります。ケガなどに気をつけながら、親子で楽しい時間を過ごしてください。