男の子の性器の皮をむく時期はいつ?赤ちゃん向けのむきむき体操も紹介

男の子の子育てをしている人のなかには、性器の皮をむく必要性があるか、お手入れ方法などが気になっている人もいるでしょう。
この記事を読むことでわかること
・男の子の性器の皮をむく必要性
・皮をむく時期や、むいた皮が戻らないときの対処法
・赤ちゃんの性器をお手入れする、むきむき体操について
男の子の性器の皮の扱い方を理解しておくことで、年齢や時期に応じて適切な対応をすることが可能です。その知識をもとに、性器の清潔を維持して病気などを防ぐことができるでしょう。
男の子の性器の皮の扱い方について知りたい人は、ぜひ、読んでみてください。
記事のまとめ
- 男の子の性器は自然に皮がむけるため、無理にむく必要はないが、癒着が続く場合は注意が必要である。
- むきむき体操は清潔を保つためのケアであり、無理に行わず、優しく行うことが重要である。
- 皮が戻らなくなった場合や炎症がある場合は、小児科や泌尿器科を受診するのが望ましい。
男の子の赤ちゃんの性器はどうなっているの?
赤ちゃんの頃の男の子の性器は、皮がかぶっている包けい状態(亀頭が包皮に包まれた状態)です。皮のなかで亀頭と癒着していて、いわゆる真性包けいと呼ばれる状態になっています。
このため皮をずらしたとしても亀頭が出てくることはなく、成長する過程で少しずつ剥がれていきます。そして最終的には、自然に皮がむけて亀頭が露出することが多いでしょう。
出典:【男性器学会が注意喚起】子供(赤ちゃん)のおちんちんの包皮は無理矢理剥いてはいけない3つの理由|カズ博多クリニック
出典:小児包けいの治療 | 医療法人徳洲会 湘南藤沢徳洲会病院
無理に皮をむく必要はない
赤ちゃんの性器の皮は成長とともに自然とむけていきますが、ときには皮の癒着が上手く取れない場合もあります。もしくは取れても跡が残ってしまうこともあるでしょう。
このようなことから、小さい頃から親が皮をむくことで、包けいを防げる可能性があります。ただ、無理矢理むいてしまうと、以下のようなリスクが起きる可能性があるので注意が必要です。
・皮が戻らなくなる嵌頓(かんとん)包けいになる
・激痛があり出血する
・いびつな形で再癒着する
このようなリスクがあるので、基本的には無理に皮をむく必要はありません。まずは赤ちゃんの成長を見守り、必要があれば手助けをする姿勢でいましょう。
出典:【男性器学会が注意喚起】子供(赤ちゃん)のおちんちんの包皮は無理矢理剥いてはいけない3つの理由|カズ博多クリニック
出典:包けい「おちんちんの皮についてのお話し」|にじいろ子どもクリニック
赤ちゃんの性器の皮をむく時期はいつ?

一般的に成長とともに自然と性器の皮がむけていくので、保護者がわざわざ皮をむく必要はありません。
流れとしては、1歳前後で尿道口の全体がみえるようになります。そこから2歳前後で亀頭の2割程度が露出し、7歳以上であれば亀頭の5割が露出するというのが自然な経過です。
皮がむける時期の割合は、3歳~4歳で約半数、11歳~15歳でほとんどの子どもの皮がむけるとされています。
出典:包けいはいつまでに治る?年齢毎の特徴について専門医が解説|ネオ形成外科
出典:包けい「おちんちんの皮についてのお話し」|にじいろ子どもクリニック
このようなときは小児科で相談してもよい
多くの男の子の赤ちゃんは、性器の皮は成長に伴って自然とむけていきます。このため通常であれば、性器の皮がむけなくても小児科などの専門家に相談する必要はありません。
しかし成長しても、なかなか皮の癒着が取れず、上手く皮がむけないという子どももいるのが現状です。4歳~5歳頃になっても亀頭がみえない状態である場合は、かかりつけの小児科または泌尿器科に相談してもよいでしょう。
様子を見守っていれば自然とむける場合もありますが、むけない以外にも炎症がみられるなど、何らかの症状がある場合は小児科を受診してみるのがおすすめです。
赤ちゃんの性器をお手入れする「むきむき体操」のやり方

赤ちゃんの男の子の性器の皮に汚れが溜まらないよう、ある程度はお手入れをする必要があります。このお手入れの方法がわからない保護者向けに紹介されているのが、むきむき体操です。
むきむき体操は赤ちゃんの性器の皮をむくためではなく、あくまで性器を清潔に保つ目的で行われています。やり方は、以下のとおりです。
1.両手で赤ちゃんの性器を持ち、皮をむく。
(具体的には、性器の根元を人差し指と親指で持って皮をむく。むけない場合は無理矢理むかず、皮の上から行う。)
2.力を入れずに、優しく上下に20回程度上下させる。
上記を入浴時やオムツ交換の際に行うことで、出てきた汚れを取り除けるでしょう。
むきむき体操をするときの注意点
むきむき体操をする際の注意点として、以下の2点があります。
・むいた後はもとの状態に戻す
・無理矢理行わない
むきむき体操は性器のケアが目的なので、絶対にしなければいけないものではありません。無理には行わず、様子を見ながら行うことが大切です。
むいた皮が戻らないときは泌尿器科を受診しよう

無理矢理皮をむこうとしたり、むきむき体操をやり過ぎたりした結果、むいた皮がもとに戻らなくなってしまう場合があります。
放置していても、自然にはもとに戻りません。そればかりか、性器が壊死してしまうリスクが出てきます。このため皮がむけたまま戻らない場合は、一刻も早い泌尿器科への受診が必要です。
出典:【男性器学会が注意喚起】子供(赤ちゃん)のおちんちんの包皮は無理矢理剥いてはいけない3つの理由|カズ博多クリニック
男の子の赤ちゃんの性器は清潔に保とう

男の子の赤ちゃんの性器は、皮に包まれた状態となっています。成長するにつれて自然と皮がむけていくので、親が特別むいてあげる必要はないでしょう。
性器を清潔に保つためにむきむき体操を実施する場合もあります。
しかし赤ちゃんの性器のケアは無理矢理行うと病気を引き起こすリスクがあるため、行う場合は注意が必要です。
今回紹介した記事を参考に、様子を見ながら赤ちゃんの性器を清潔に保てるようケアをしてみてはいかがでしょうか。
出典:【男性器学会が注意喚起】子供(赤ちゃん)のおちんちんの包皮は無理矢理剥いてはいけない3つの理由|カズ博多クリニック