校外学習とはどんな行事?小学校で行う目的や5つの参加するメリットをご紹介
「校外学習」とはどのようなものなのか、疑問に思ってはいないでしょうか。この記事では校外学習について、目的や行く場所、メリットなどを紹介しています。校外学習に興味のある方や、校外学習を家庭でも取入れたいと考えている方は、ぜひこちらを読んでみてください。
「子どもの学校で校外学習があるっていわれたけれど、校外学習って何?」
「校外学習はなぜ行うの?どんなことをするの?」
このように、子どもの校外学習について興味や疑問がある方もいるのではないでしょうか。
この記事では校外学習とは何なのか、校外学習の目的や出かける場所などとともに紹介します。記事を読むことで、子どもが参加する校外学習でどのようなことをするのか、その意味と、出かける場所についてわかるでしょう。
校外学習のメリットや、家族で校外学習体験をすることについても紹介しています。校外学習をした方がよいのか、そうでないのか判断できるでしょう。また、家族で校外学習を実施する方法もわかります。
校外学習について詳しく知りたい方や、校外学習で何をするのか、メリットはあるのか気になる方は、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。
校外学習とは
「校外学習」とは、学校のなかだけでは経験・体験できないことを、校外で学ぶことです。学校のなかではなく、外で行われる学習であることから、校外学習と呼ばれています。
校外学習では子どもたちは学校を出て、さまざまな場所に出かけることになるでしょう。
【文部科学省】 小学校の校外学習の目的
文部科学省による小学校の校外学習の目的は、命には限りがあることや、自然の大切さを知ることです。また、ものごとに対して主体的に行動していく姿勢を身に付け、自分だけでなくほかの友達と協力する大切さ、必要性を知ることなども目的です。
校外学習では、子どもたちが実際に体験して学習することに重きを置いています。また、家庭だけでなく地域社会とも連携し、継続的な実施のための工夫が必要とされています。
修学旅行や遠足との違い
修学旅行や遠足は、校外学習の一つと位置づけられています。校外学習と聞くと、修学旅行や遠足とは何か違うのかと思う方もいるでしょう。しかし、これらは同じ位置づけのため違いはありません。
遠足では集団で行動するため、子どもたちは集団行動をするためのマナーやルールを学びます。グループ活動を通じて、コミュニケーション能力が鍛えられるでしょう。
修学旅行では、子どもたちにとって全く土地勘のない場所へ出かけます。地元ではない地域の社会や文化を知り、見知らぬ土地で自主的に動く経験や、友達と協力する大切さを学べるでしょう。
【3つの例】校外学習で行く場所
校外学習では、子どもたちが目的を持って、さまざまな場所に出かけます。それは大自然のなかだったり、人工的な建物のなかだったりするでしょう。具体的にどのような場所が校外学習の対象となるのか紹介しますので、参考にしてみてください。
博物館で歴史を学ぶ
校外学習の行き先の候補の一つは、博物館です。博物館での校外学習では、展示物を見学したり調査したりします。地元の伝統や文化、先人たちがどのように暮らしてきたのかを知り、その地域の歴史を学べるでしょう。
また、博物館での校外学習では、必要な資料を集める経験もします。子どもたちは必要な資料とそうでない資料を判断する能力や、年表を作成するための能力などを身に付けられるでしょう。
さらに、博物館に保管されているものの役割や、それがどういった使われ方をしているのか、学ぶ機会になります。
自然のなかで日帰りキャンプ体験
校外学習では、キャンプや野外活動なども行われます。キャンプや野外活動のなかで、学校では経験したことのない炊飯や沢登り、ツーリングやロッククライミングなどを経験します。
自然のなかで、子どもたちはたくましく生きることや、自主的に動くことなどを学べるでしょう。また、ほかの子どもたちと協力する大切さも学べるほか、自然は守らなければならないものであるということも、実感するでしょう。
テーマのある展示を見学する
校外学習で、テーマが決まっている展示を見学する機会もあるでしょう。たとえば環境問題をテーマに、CO2について知る・学ぶための展示や、地球の生き物をテーマに、さまざまな植物や魚などが展示されている様子を見学します。
テーマのある展示を見学することで、そのテーマに対する知識や理解を深められるでしょう。
また、展示のなかには子どもたちが実際に体験できるものもあります。テーマに沿って、自分で作品を作る体験ができるでしょう。
【5選】校外学習のメリット
校外学習は、学校のなかだけではできない経験や体験をするイベントです。このため、校外学習に参加することにはさまざまなメリットがあります。
校外学習により、学校で勉強しているだけでは育てにくい子どもの能力を育てたり、校外学習を通じて、子どもが自信を持つようになるでしょう。
自己成長を促せる
校外学習により、子どもたちをイレギュラーな環境に置くことで、子ども自身の成長を促します。
校外学習のなかで、これまで全く知らないことを経験したり体験したりするため、子どもたちが新たなものに興味や関心を抱くようになるでしょう。たとえば、普段勉強にはあまり興味を示していない場合に、博物館の展示を見て、土地の歴史や文化などに興味を持つことがあります。
校外学習では子どもたち自身が、興味や関心のあることを調べはじめるでしょう。知的好奇心や自発的に行動するといった、子ども自身の能力を成長させられます。
自己肯定感の向上につながる
校外学習では、普段の学校ではする機会のない新しいことにも挑戦します。学校内のことにはあまり自信がない子どもも、校外学習で得意なことを見つけたり、苦手なことを克服したりして、自分に自信を持てるようになるでしょう。
校外学習ではじめて出会う困難に対して、自分だけの力で、あるいはほかの友達と協力して乗り越える経験を得られます。子どもが自信を持つため、自己肯定感を向上していけるでしょう。
コミュニケーション能力を上げることにつながる
校外学習では、グループ活動をすることになります。自分1人で行動するのではなく、グループで行動することにより、子どものコミュニケーション能力が育つでしょう。
また校外の施設を訪れるときには、その施設の人にていねいな言葉遣いで話したり、相手を尊重したりする経験をします。子どもが社会的マナーを身に付けるきっかけになるでしょう。
新たな学びの機会につながる
校外学習で、学校以外でしか行えない授業に参加することで、これまでにない新たな学びの機会が得られます。
たとえば、校外学習で農作業をすることもあるでしょう。現代で、特に都市部に住んでいる子どもにとって、農作業ははじめての経験になります。
実際の農作業がどのような場所で行われているのか、田んぼや畑はどうなっているのか、実際に触って体験することができます。
米や野菜などを育てて、収穫し、それを食べるといった、学校ではできない経験や体験を得られます。また、普段の食事への意識も変わるでしょう。
豊かな心を育むことができる
近年は子どもを取り巻く環境が大きく変わり、自然とかかわる機会の少ない子どもが増えました。このため、子どもが自然のなかで育ち、豊かな心を育むことが難しくなっています。
校外学習で、自然のなかでのキャンプや野外学習を行うと、子どもは自然や命の大切さを実感するでしょう。また、博物館や美術館に出かけることで、文化や美術にふれ、子どもの感性も高められます。
家族で校外学習体験をしてみたい場合
学校だけでなく、家族で校外学習をすることも可能です。たとえば、親子で楽しめるイベントに参加したり、「comotto」の「自然・環境」の学びを活用してみましょう。
「自然・環境」の学びでは、北海道の農業について学べます。子どもの年齢に合わせて、「食」について学んでみましょう。
「comotto」のイベントは、子どものための校外学習のような体験や、金融教育、キャリア教育、創造力を養う教育など、学校だけでは学べない、将来にとって大切なことを学べます。現在、募集中・開催予定のイベントは下記よりご確認ください。詳細や利用条件等は下記リンク先よりご確認ください。
校外学習で子どもの心を豊かにしよう
子どもは学校で勉強しますが、学校内だけでは学べないことが多々あります。そこで実践されているのが、校外学習です。校外学習では自然のなかに出かけたり、博物館や美術館などに出かけたりすることで、文化や美術、自然にふれて、子どもの豊かな心を育めます。
もし学校だけで不十分と感じた場合は、家族で校外学習をすることも可能です。この記事を参考に、子どもとさまざまな経験・体験をしてみましょう。