トイトレはいつからはじめられる?はじめる目安とトレーニングのコツを解説!

トイトレは、いつはじめたらよいかご存じでしょうか。この記事では、トイトレをはじめるタイミングやトイトレに必要なもの、円滑に進めるポイントを紹介しています。そろそろトイトレをはじめようと考えている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
「トイトレ(トイレトレーニング)っていつからはじめればよい?」
「トイレに興味があるみたい。もうトイトレをはじめてもよい?」
「周りはもうオムツが外れているけど、うちの子はなかなかトイトレが進まない」
このように、トイトレをはじめるタイミングや進め方について、不安や疑問がある方は多いのではないでしょうか。
本記事では、トイトレをはじめるタイミングやトレーニングに必要なもの、トイトレを円滑に進めるポイントを紹介しています。この記事を読むことで、トイトレのタイミングや手順がわかるので、あんしんしてトイトレを進められるでしょう。
トイトレのタイミングを知りたい方、トイトレの進め方で悩みを抱えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
トイトレはいつからはじめるべきか
同じ月齢の子や年下の子がトイトレをはじめていると聞くと、自分の子もはじめなくてはいけないと焦る方もいるでしょう。また、幼稚園への入園を検討している場合には「入園式までにおむつを取っておいた方がよいのでは」と考える方もいるのではないでしょうか。
トイトレは早くはじめればよいというものではなく、適切な時期を見極めてからはじめなくてはいけません。ここでは、トイトレをはじめるにあたり、おすすめのタイミングを紹介していきます。
子どもが2歳から3歳になってから
一般的に、子どもが2歳から3歳になったタイミングが、トイトレをはじめるのによい時期とされています。3歳になると心と体が発達し、多くの子どもが、尿意を少し我慢できるようになって「おしっこに行きたい」と意思表示ができるようになるためです。
ただし、2歳から3歳になった全員が、いつからでもトイトレをはじめてよいわけではありません。発達の個人差により、3歳以降にはじめた方がよい場合もあります。なかには、1歳頃ではじめておむつが外れる子もいます。
子どもの発達に合わせて、はじめる時期を見極めることが大切です。
トイレまで自力で歩けるようになってから
一人歩きが上手になり、トイレまで自力で行けるようになるということも、トイトレ開始の目安といわれています。
トイレまで自力で歩けるようになるまで体が発達したということは、脳の発達も進み、自分で思うように行動を移せる時期です。それと同時に、尿意を感じたとしても、多少我慢できるようになる時期でもあります。
尿意を感じたらトイレに行く、という行動を子どもが理解できる時期なので、トイトレをはじめるにはピッタリでしょう。
排尿の間隔が2時間を超えてから
排尿の間隔が2時間を超えることも、トイトレをはじめる目安です。
排尿感覚が2時間を超えたということは、尿を溜めることができるようになり、尿意を我慢できるようになったという証拠です。日中、子どもがどれくらいの間隔でおしっこをしているか観察し、トイトレ開始のタイミングを決めるとよいでしょう。
意思疎通ができるようになってから
トイトレを成功させるためには、大人に対してトイレに行きたいという意思表示ができるようになることも大切です。
2歳頃になると多くの子どもが、大人の問いかけに対して返事をしたり「ママちょうだい」など2語文で、自分の気持ちを伝えられるようになったりします。
簡単な言葉で意思疎通が図れる状況がを多く見られたら、トイトレの開始を判断する基準となるでしょう。
春から夏の時期にはじめよ
トイトレは、春から夏の時期にはじめるとよいでしょう。
この時期は、薄着になるためトイレですぐにズボンや下着をおろせますし、失敗しておもらししても、すぐに洗って乾かすことができるので、保護者の負担を軽減できる利点があります。
一方で秋から冬は厚着になるので、脱衣に時間がかかり、洗濯しても乾きにくいという難点があります。
タイミングが合うようであれば、春から夏の時期にトイトレにチャレンジしましょう。
トイトレに必要なもの

トレーニングをはじめる時期がわかったら、次にトイトレに必要なものを準備しましょう。
はじめてのトイトレの場合、何を用意したらよいかわからないと悩んでしまう方も少なくありません。ここでは、トイトレの前に用意しておきたいものを3つ紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
トレーニング用のパンツ
まずはトレーニングするためのパンツを用意しましょう。おむつを外し、布パンツに移行する前の段階で使用するパンツです。濡れると直接おしりに不快感が伝わるような造りになっており、子どもがおしっこの間隔をつかみやすいでしょう。
トレーニング専用のパンツには、洗濯して繰り返し使える布製のものと、汚れたらすぐに捨てられる紙製のものがあります。
また、布製は6層式、4層式、3層式など股部分の布の枚数に違いがあるでしょう。層が厚いものは水分をたっぷりと吸収するので、外出時やトレーニング開始直後の使用がおすすめです。薄いものは自宅用やトイトレ終了間近などで使いわけるとよいでしょう。
おまる
おまるを使用するトイトレもおすすめです。おまるであれば、床に足がつくため安定しており、あんしんして排泄ができるでしょう。また、おまるは移動させることができるので、急な尿意にも対応できるというメリットがあります。
洋式トイレの便座に取付ける補助便座でも、トイトレは可能です。しかし、足が床につかず不安定なので、怖いと感じる子どももいます。
おまるでトイトレをはじめ、排泄がスムーズにできるようになったら補助便座に移行するとよいでしょう。
汚物処理の道具
トイトレ中は、トイレにたどり着けず、途中でおもらししてしまうこともあります。おもらしてもさっと掃除できるように、おまるの近くに掃除用品を用意しておきましょう。
水分を吸収するトイレシートやペットシーツ、ゴム手袋、付け置き用のバケツ、洗剤、アルコール除菌スプレーなどがあると便利です。
トイトレを円滑に進めるポイント

トイトレがスムーズに進まず、焦ってイライラしてしまうこともあるでしょう。また、イライラして怒ってしまえば子どもは萎縮し、トイレに行くのを怖がってしまう恐れがあります。
ここから、トイトレでつまずいてしまわないよう、押さえておきたいポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。
おまるを楽しそうな場所に置く
トイレに行きたがらなかったり、拒否反応を示したりする場合は、トイレの場所に対し、怖いというイメージを持っている場合があります。
そのような場合は、おまるを楽しそうな場所に置いて気分転換させ、トイレは怖くないということを教えてみてください。周囲の環境を変えれば、トイトレを円滑に進められることができるでしょう。
子どもの好みのパンツを買ってあげる
子どもの好みのパンツを買って、やる気をアップさせるという方法もあります。
子ども自身が選んだ好みのパンツであれば、汚したくないという気持ちから、トイレにスムーズに行ってくれるようになる可能性があるでしょう。「パンツが汚れないようにおしっこをしたくなったら教えてね」などと声をかけ、トイレへ行くように促しましょう。
また、パンツ以外にもおまるや、補助便座を子どもが好きなキャラクターにすることで、トイレへの興味が高まるでしょう。
子どものペースに合わせる
トイトレを成功させるためには、焦らず、子どものペースに合わせることが大切です。
無理にトイレに行こうと誘ったり、便座に座らせたりすると、子どもがトイレに行くことを強く拒否してしまう可能性があります。特にはじめたばかりの頃は、トイレという環境に慣れておらず、嫌がることも多いでしょう。
もし、トイレへの拒否感が強い場合や、よい変化が見られなかった場合には、トイトレを一度休み、子どもの気持ちが前向きになってから再開しましょう。トイレに慣れることを第一に考え、叱ったり責めたりしないよう、心掛けてください。
焦らずゆっくりトイトレしよう!

トイトレは2歳になったからはじめればよいというものではありません。年齢はもちろん、トイレまで自力で歩ける、意思疎通ができるなど、子どもの発達に合わせて進めることが大切です。
トイトレ期間中は思うようにいかず、気疲れしてしまうこともあるでしょう。もし、トイトレがうまく進んでいないと感じた場合は、今回紹介した円滑に進めるポイントを参考にしてみてください。
子どもの自主性を尊重し、子どものペースに合わせながらフォローしていきましょう。