生後1か月の赤ちゃんのミルクが3時間もたないのはなぜ?原因と対処法を解説!

生後1か月の赤ちゃんのミルクが3時間もたないのはなぜ?原因と対処法を解説!

生後1か月の赤ちゃんが、ミルクをあげたのにすぐに欲しがってしまうということはないでしょうか。この記事では赤ちゃんがミルクだけではあまりもたない理由や授乳間隔が必要な理由、もたないときの対処法などを紹介します。授乳でお困りの方はぜひ、こちらを読んでみてください。

「生後1か月の赤ちゃんなんだけど、ミルクを飲ませてもまだ欲しがる。どうしたらよいの?」

 「赤ちゃんへのミルクは3時間おきっていわれてるんだけど。泣いたらあげてもよい?」

 生後1か月の赤ちゃんの授乳について、疑問や不安のある方もいるのではないでしょうか。

本記事では、生後1か月の赤ちゃんがミルクをすぐに欲しがる理由や、3時間の間隔はあけるべきか、3時間もたない場合の対処法などを紹介します。

この記事を読むことで、赤ちゃんがなぜすぐにミルクを欲しがってしまうのか、そのようなときはどのようにすればよいかわかるでしょう。

また、母乳とミルクを併用するメリットについても紹介しているため、母乳またはミルクだけで育てるか迷っている方の参考になるでしょう。

生後1か月の赤ちゃんの授乳に不安や疑問のある方はぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください。

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生後1か月の赤ちゃんのミルクが3時間もたない理由

新生児である生後1か月の赤ちゃんは、1度ミルクを与えてからおよそ3時間後に次の授乳をすることになっています。しかしなかには、3時間経過する前にお腹がすいたと泣いてしまう赤ちゃんもいるでしょう。

生後1か月の赤ちゃんのミルクが3時間もってくれないのは、赤ちゃんに飲ませるミルクの量が足りていない可能性があります。

生後1か月頃の赤ちゃんのミルク量は約100mlとなっていますが、これはあくまで目安であるため、実際には足りないことがあるでしょう。

そもそもなぜ3時間の間隔を設けるべきなのか

授乳の間隔が3時間というのは、そもそも生後1か月の赤ちゃんは胃が小さく、一度にたくさんミルクを飲むことができないためです。そのため、頻繁にミルクを飲む必要があります。

ミルクで赤ちゃんに授乳している場合は、授乳間隔を3時間以上あけた方がよいともされています。これは母乳に比べて、ミルクの方が消化しにくいためです。

ミルクを飲んで消化するまで赤ちゃんの身体に負担がかかるため、授乳の間隔は3時間以上あけた方がよいでしょう。

出典:母乳とミルク・授乳|公益財団法人母子衛生研究会

ミルクだけでは3時間もたないときの対処法

ミルクを欲しがるからといって、前の授乳から3時間経過する前に与えてしまうと赤ちゃんの身体によくない可能性があります。しかし、ミルクを与えないと、ミルクを欲しがる赤ちゃんへの対応が大変になるでしょう。

ミルクだけで3時間もたなかったとき、どのように対処していけばよいかを紹介します。以下の対処法を試してみてください。

外出して気分を変える

3時間たたないのに赤ちゃんがミルクを欲しがってどうにもならないときは、赤ちゃんと一緒に外に出て、気分転換してみましょう。

外に出ることで赤ちゃんが新鮮な体験をし、ミルクを欲しがる赤ちゃんの興奮が抑えられ、眠ってくれる可能性があります。

赤ちゃんを連れての外出が難しい場合は、ベランダに出るだけでもよいでしょう。

ミルクを与える時間を調整する

生後1か月の赤ちゃんが、授乳間隔3時間までもたずにどうしてもミルクを欲しがってしまう場合は、前倒しで少し量を減らしたミルクを与えるのもよいでしょう。

1回分のミルクの量そのものが足りているのであれば、1回に与えるミルクの量を減らして、少し短めの2時間半で与えるという方法です。1日のミルク量のトータルを参考に、1回のミルク量を減らし、授乳回数を増やしてみてください。

母乳を与えてしのぐ

ミルクが3時間もたないのは、ミルクの量が足りていない可能性があるため、赤ちゃんが満足するまで母乳を与えてあげましょう。

母乳には、赤ちゃんにとって必要な栄養素が含まれています。ミルクよりも消化がよいため、授乳間隔を気にせず与えられるでしょう。ミルクをあげられないときは、母乳をあげることを検討してみてください。

出典:母乳と人工乳の成分の違いは??|大崎市民病院

母乳とミルクを併用するメリット

ここからは、授乳時に母乳とミルクを併用することのメリットを紹介します。

授乳の方法には母乳とミルクの2つがあり、それぞれにメリットやデメリットがあります。母乳とミルクを組み合わせて与えることができれば、それぞれのデメリットを補えるでしょう。

こちらを読んで、母乳かミルクのどちらかにするのではなく、併用することを検討してみてください。

ママの負担を減らせる

母乳で育てていると赤ちゃんの授乳はママにしかできませんが、ミルクと併用するのであれば、ほかの家族にミルクでの授乳をお願いできるため、ママの負担が減ります。

ママの具合が悪いときもミルクを飲んでくれるのであれば、ほかの家族に赤ちゃんを任せられます。赤ちゃんを預けてママだけで外出し、リフレッシュするようなことも可能でしょう。

母乳の量に関係なく授乳できる

母乳だけで育てるとなると大変ですが、ミルクを併用するのであれば、母乳の量に関係なく授乳できるためあんしんです。

母乳だけで育てたいと考えていても、母乳の量が足りなければ赤ちゃんに必要なだけ飲ませることができません。そのようなときに母乳だけでなくミルクも与えることで、赤ちゃんが満足するまで授乳できるでしょう。

離乳食の移行段階でも栄養のバランスがとれる

離乳食の段階でも、あまり離乳食を食べない赤ちゃんの栄養のバランスをとるために、ミルクを飲ませられることはメリットです。

母乳だけで赤ちゃんを育てていると、やがて鉄が足りなくなってしまいます。これはもともと母乳に含まれている鉄がミルクより少ないためです。

しかし、生後7か月以降は、母乳に含まれる鉄の量はさらに少なくなります。赤ちゃんが離乳食を食べない場合、ミルクで鉄を補えるため、赤ちゃんが貧血になるリスクが減るでしょう。

出典:鉄|福岡市立こども病院

上手にミルクを活用して授乳しよう

生後1か月の赤ちゃんは、ミルクの量が足りなくて、次の授乳までもたないことがあります。しかし授乳間隔を早めてしまうと、赤ちゃんの身体に負担をかけてしまうでしょう。

赤ちゃんがミルクだけで3時間もたない場合は、母乳を飲ませたり気分転換したりしてみましょう。

母乳とミルクを併用できれば、育児の負担が少し楽になります。またミルクが飲めれば、生後1か月だけでなく、離乳するときもメリットがあります。できれば母乳だけでなく、ミルクも上手に活用していきましょう。

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