【教科別】小学生向けの家庭学習ネタ20選!簡単なものから面白いものまでご紹介
小学生の家庭学習について、テーマの決め方や学習の進め方はご存じでしょうか。本記事では、科目別の家庭学習方法の具体例から、学習のやり方、家庭学習のテーマを決める方法などをご紹介します。小学生の家庭学習について疑問や不安があれば、ぜひチェックしてみてください。
「家庭学習のネタって、どんなものがあるのだろう?」
「中学入試に役立つ家庭学習って?」
「家庭学習をうまく進められないのだけど、どうしてかな?」
このように、小学生の家庭学習について、疑問や不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
本記事では、家庭学習のネタの具体例に加え、どんなことが学習できるかといったポイントと学習のやり方、ネタの探し方を紹介しています。
この記事を読むことで、具体的な家庭学習のネタとはどんなものか、科目ごとに把握できます。その知識をもとに、子どもにとって効率的な学びの方法を提案できるため、家庭学習について悩んでいる人でも、効果的なサポートをすることができるでしょう。
小学生の家庭学習ネタについて悩んでいる方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください
国語の家庭学習ノートネタ4選
家庭学習において、子どもが自分でノートをまとめるのはとても大切なことです。ノートのまとめ方はいろいろありますが、目的に合わせて工夫するとよいでしょう。
ここでは国語の家庭学習ノートのネタを4種類、ご紹介します。語彙力を上げる、漢字を復習するなどの学習内容に合わせ、ノート作りの参考にしてください。
【表現力UP】読書ノート
図書館などで本を借りたり、長期の休みに本を読んだ際には「読書ノート」にまとめるとよいでしょう。あらすじや、印象に残った場面を選んでメモしておけば、読書感想文を書くときに役立ちます。
気に入った場面を文章から想像してメモに描くのも、表現力を伸ばす方法のひとつです。ノートに書くのは文章だけとは決まっていませんため、自由に想像して描きましょう。
【知識量UP】新聞記事ノート
新聞の子ども向け記事や、子ども新聞などは、家庭学習のネタにぴったりです。関心を持った記事や、いいなと思った記事を切って貼り付けるだけで「新聞記事ノート」ができます。また、記事ごとに感想を書いてまとめるのもよいでしょう。
既存の記事から選ぶだけではなく、子どもの好きなことがあれば、それについてまとめ、「オリジナルの新聞記事ノート」を作るという学習方法もあります。
【語彙力UP】ことわざノート
高学年に進級するにしたがい、語彙力アップが求められます。ことわざや慣用句を学習して語彙力を上げれば、普段の作文や長期休みの課題で出される可能性の高い読書感想文で、より豊かな表現ができるようになるでしょう。
教科書や読んだ本に出てきたことわざを書き出し、意味を調べて「ことわざノート」にまとめます。ただ意味を書くだけではなく、類語や反対語を調べて一緒に書く、そのことわざを使った例文を作るというように学習の幅を広げて充実させるとよいでしょう。
【意味まで覚える】漢字ノート
漢字を覚えるのが苦手な子どもには「漢字ノート」がおすすめです。習った漢字をノートに書き出し、何度も練習すれば字がきれいに書けるようになるでしょう。
漢字をただ書くだけではなく、一つひとつの漢字を取上げて、書き順や読み方をまとめます。漢字の成り立ちを調べるのもよい方法です。三字熟語や四字熟語を集めて意味を調べたり、熟語を使って文章を作ったりといった応用学習もあります。
「漢字ノート」は工夫次第で、漢字のすべてをマスターできる家庭学習ネタです。
算数の家庭学習ノートネタ4選
「算数」の家庭学習は、苦手を克服したり、応用問題に進んだりと多様なネタに満ちています。
ここでは、算数の家庭学習のノートのネタとして4種類ご紹介します。図形問題をマスターする、計算力をつけるなどの学習内容に併せ、ノート作りの参考にしてください。
【円や球】コンパスでかわいい模様を描く
コンパスを使って、ノートにさまざまな大きさの円を描いて組み合わせ、かわいい模様を作っていきましょう。自分の好きなように描いていれば、自然にコンパスにも慣れることができます。
また模様に色を塗って、カラフルでオリジナリティのあるノートにまとめるのもよいでしょう
【苦手克服】振り返りノート
算数が苦手な子どもにとって、算数の家庭学習は苦手を克服するチャンスです。
まず、子どもと一緒に教科書を見て学習内容を振り返り、苦手に感じる問題や、つまずきやすい問題などを確認してピックアップします。
ピックアップしたものについては、問題を振り返り、わかりやすく解き方をまとめて「振り返りノート」を作ります。
【中学受験】入試問題チャレンジノート
中学受験を目指している場合、それを家庭学習のネタにするとよいでしょう。
入試に出やすい問題や、過去に出された入試問題をノートに写してチャレンジします。たとえば、入試で触れられることのある特殊な式、つるかめ算や旅人算などの問題を取上げ、解き方をまとめてみましょう。
【計算速度UP】早解き練習ノート
算数の家庭学習は、計算力を高めるのにも有効です。計算ドリルや小テストのプリントなどから問題をノートに写し、解いていきます。
計算ノートは、計算速度のアップにも使えます。早解きの練習をするには、1ページに10問程度の計算問題を書いておき、5分や10分などの制限時間を設け、その時間内に解くといったチャレンジがおすすめです。
間違えた問題はもう一度解き直すことで、確実に解けるようになっていくでしょう。
理科の家庭学習ノートネタ4選
理科の家庭学習は、身近にあって、子どもが興味を持っていることを題材にするとよいでしょう。
ここでは、理科の家庭学習のノートネタを4種類ご紹介します。天気や昆虫などの自然を観察して記録する、簡単な実験をするなど、ノート作りの参考にしてください。
【どう機能するの?】カラダ図解ノート
身近なネタとして、自分の身体について調べる学習があります。中学受験で取上げられることもある題材のため、特に受験を考えている人におすすめです。
人の器官が体内のどこにどのようにあるのかを、イラストや図解でわかりやすくまとめます。一つひとつの器官を取上げて、どういった機能があるのかをノートに書きましょう。
絵が苦手な子どもであれば、教科書などのイラストをコピーして貼り付ける方法などもあります。
【降水量と気温】日本の気候ノート
小学校高学年の理科では「天気の変化」を学ぶため、家庭学習では日本の気候のことを調べてみましょう。
やり方としては毎日気温を測定し、降水量を測り、グラフにまとめます。気象庁のサイトでは、自分が住んでいる地域の過去の観測データはもちろん、居住地以外の場所のデータを閲覧できます。
これらのデータも同様のグラフにして、季節や場所による気候の違いを学習していくとよいでしょう。
【身近に潜む危険】豆知識ノート
身近な生活の中にある、毒や危険物について調べ、オリジナルのノートにまとめる調べ学習は、理科の家庭学習にぴったりのネタです。
「じゃがいもの若芽を食べてはいけない」「アジサイの葉は料理の飾りに使えない」といった身近にある危険の根拠について調べてみましょう。
調べ終わったら、どのような毒があるのか、その毒はどんな症状を起こすのかといったことまでノートにまとめます。また、毒以外にも「濡れた手でコンセントをさわってはいけない」といった危険な行為について、理由や結果を調べるのもよいでしょう。
【水のすがた】実験ノート
家庭でできる簡単な実験に挑戦し、その結果をノートにまとめます。
「水」は熱することで蒸発して気体に、冷やすことで氷という固体になるので、固体・液体・気体それぞれの状態や変化を観察するのに適しています。また、家庭でも手軽に実験できるので、理科の家庭学習にぴったりの題材です。
実験の結果は、イラストなどを入れて実験ノートにわかりやすくまとめ、あわせて気づいたことも書いておきましょう。
社会の家庭学習ノートネタ4選
社会の家庭学習では、興味を持ったことを掘り下げて調べるのがよいでしょう。
ここでは、社会の家庭学習で使えるノートネタを4種類ご紹介します。歴史に関心を持っている子どもであれば好きな時代を取上げる、中学受験を目指していれば重点項目の暗記に役立つ学習がおすすめです。
【中学受験】日本国憲法ノート
中学受験に向けての家庭学習では、受験したい学校の過去の問題を見て、特に暗記しておきたい点を確かめながらノートにまとめるとよいでしょう。
たとえば、日本国憲法について問われる問題があれば、「三権分立」や「国民の権利と義務」などの重要項目を1ページで暗記しやすくまとめます。まとめる際は図解したり、一覧表を作ったりして覚えやすい工夫をすると効果的です。
【イラスト】世界の国旗ノート
世界の地理について、国旗からアプローチする家庭学習です。知っている国や今まで旅行で訪れた国がどこにあるかやどんな国旗かなどを調べます。または世界地図を見て国を選び、その国旗のデザインや由来を調べるのも面白いでしょう。
いろいろな国旗を覚え、国の場所を確認することで、世界の地理に関心を持てるようになります。またノートには文字だけでなく、イラストも描くことで楽しく学べるでしょう。
【偉人を知る】歴史的人物名言ノート
歴史上の人物の名言には、現代まで残るものがたくさんあります。教科書に登場する人物や、伝記を読んだ人物にスポットを当て、その人が残した名言を調べて書き出してみましょう。
名言を調べることは、偉人の生き方や現代にまで伝わる功績を知ることができる上に、子どもの向上心や生きる力が養われていきます。また世界史の学びも深められるでしょう。
【世界地図】世界の大陸と海洋ノート
世界の地理を学ぶため、まず世界地図や地球儀をよく観察して大陸の位置や海洋の広がりについて把握します。大体の場所が把握できたら、白地図をコピーしてノートに貼り、大陸や海洋の名前を書き込みましょう。
白地図を利用したノートは、地理について細かく掘り下げた学習ができます。大陸名のほかに国名や、主な湖・河川・山脈などを書き込めば、より詳しい世界地図ができます。
また地形や気候によって色を分けたり、地域ごとの産業を書き込んだりすることにより、詳しく世界地図についてノートにまとめられるでしょう。
英語の家庭学習ノートネタ4選
ここでは、英語の家庭学習ネタを4種類ご紹介します。授業の補完だけではなく、英検合格などをめざすためには、英語の家庭学習が必要です。
最初でつまづいて英語嫌いにならないよう、家庭でも学習していくことがおすすめです。
【音楽で】洋楽の和訳をノートに書く
ミュージカル映画の音楽や動画サイトにアップされているミュージックビデオなど、洋楽に触れる機会が増えています。その中で気に入った曲があれば、歌詞の和訳をノートに書いてみましょう。
和訳をノートに書くことで歌詞にこめられた意味を理解でき、英単語や文法を覚えることにもつながります。また小学校から英語に触れることにより、中学校に上がってからの英語学習もしやすくなるでしょう。
【hello】世界のあいさつを調べる
海外では、どのような言葉であいさつをしているのかを調べて、ノートにまとめてみましょう。英語にかぎらず、いろいろな国の言葉で「こんにちは」や「さようなら」などをどのように言っているのかを書くのもよい学習です。
あいさつは世界のどこへいったとしても必要になるため、将来的に留学や仕事による渡航で役立てられるでしょう。
【習慣化】身の回りのものをローマ字で書く
身の回りにあるテレビやパソコンなど、カタカナやアルファベットで表記される言葉をローマ字で書き、アルファベットに慣れることを目標とした学習ノートです。ローマ字で書くことで、英語を日常的に使うことに慣れていきましょう。
カタカナ表記の言葉は英語の略称であることも多いです。本来の名称を調べて単語や意味を書き出せば、英語の語彙を増やすことができます。
【中学受験】英検受験対策ノート
学校での外国語学習を進めるうちに、英語の実力を確かめたくなる子どももいるでしょう。そういった場合には、英語検定5級の受験がおすすめです。英検5級は「中学初級程度」の英語力が必要とされています。
英検では、リーディングやスピーキングといった技能のほか、語彙力や文法力といった英語力が求められます。英検合格を目標として家庭学習をすれば、英語に関して幅広い学習ができるでしょう。
出典:各級の目安|英検
5教科以外の家庭学習ネタ
家庭学習のネタは、5教科以外から見つけることもできます。5教科以外のネタには、プログラミング学習やお金などがあります。
ここでは、5教科以外の家庭学習ネタを2種類ご紹介します。5教科以外の家庭でできる学習ネタを探されている方はご覧ください。
プログラミング
文部科学省は「教育の情報化の推進」を進めており、小学校のうちからプログラミング教育を導入していく姿勢を取っています。そのため、家庭学習でプログラミングを学ぶことは、将来的にも有用です。
お金について学ぶ
お金について学ぶことを「金融教育」と言います。「金融教育」は新しい学びのジャンルとして注目されています。子どもの将来において可能性を広げるため、家庭学習で取上げるのにおすすめのネタが「金融教育」です。
【文部科学省公表】家庭学習の時間は減少傾向にある
文部科学省の「学習習慣、学習環境など」の調査によれば、学校が休みの日も長時間勉強する割合は減っています。
長時間勉強する子どもが少なくなっているのに対し、短時間勉強すると答えた割合は大きな変化がないため、全体的に家庭学習の時間は減少傾向にあるといえるでしょう。
効率的な家庭学習を進める方法
子どもの家庭学習が思うように進まないという悩みを持っている方も多いでしょう。
学習が進まないのは、勉強方法がわからないからと言う理由があります。特に小学生のうちは、学習の経験自体が浅いため、効果的、効率的な学習方法を見つけづらくなってしまいます。
家庭学習を効率よく進める方法には、疑問にすぐ回答する環境を用意してあげるなどがあります。
ここでは、家庭学習を効率的に進める方法を詳しく紹介していきます。
疑問をすぐに解決できる環境を整える
学習方法を確立できていないうちは疑問点や不明点が出てくると、そこから進めなくなってしまうことがあります。疑問に思うことが出たら、すぐに解決できるような環境を整えてあげることが重要になります。
「comotto」が提供する学びのサービスは、子どもの疑問にも答えてくれるようなものがあります。親子で一緒に取り組める学びや体験の場があるほか、子ども一人でもアプリを利用して楽しく学べます。
「dキッズ」は、子どものデジタル時間が"学べる・遊べる・夢中になれる"時間になるように設計された知育アプリです。豊富なジャンルで、実績のあるコンテンツを、人気キャラクターと楽しく学べます。
詳細や利用条件等は下記リンク先よりご確認ください。
出典:dキッズ|comotto
学習状況にあった教材を使う
効率的に学習を進めるには、子どもの進捗具合に合った教材を与える必要があります。子どもに合わない教材で無理に勉強を進めると学習そのものに苦手意識を持ってしまうため、注意が必要です。
「comotto」では知育アプリや親子体験を通して、子どもが「好きなもの」を見つけ、学びを進めていく場を提供しています。
「ワンダーボックス for docomo」では、五感を使って、手を動かして試行錯誤ができるアナログの良さと、デジタルの良さを掛け合わせた新感覚の学びをSTEAM領域のバラエティ豊かなテーマでお届けします。(※対象年齢4歳〜10歳)
詳細や利用条件等は下記リンク先よりご確認ください。
気になるネタに挑戦して家庭学習を充実させよう
家庭学習のネタは、主要5教科をはじめとしたいろいろな科目の予習復習だけではなく、身近な出来事の中にもたくさんあります。子どもは、興味を持った事柄をネタとして取上げることで、より積極的に学習できるでしょう。
気になるネタを見つけたら、どんどん挑戦してください。楽しく学ぶことは、充実した家庭学習につながります。面白いネタを見つけて、積極的に家庭学習をしましょう。